プチ・ケチの研究
プチ・ケチの研究久しぶりの「プチ・ケチ」研究です。
●カンタン、50円以下おかずの研究
近所の関西スーパーでは、薄揚げ2枚入りが常に50円というサービス価格。これを1センチ巾くらいに切ってヒジキと炊く。かなりのボリュウムがあって3回に分けないと食べられない。・・となれば、一食分のコストは50円以下になり、ケチンボにはなかなかスグレモノのおかずといえます。
昼はおかずとして、夕食には酒のアテとして食べます。あらかた器に分けておき、レンジでチンすればガス代も節約できる。・・と自賛しておきながら、安酒場の付だしでこんなのが出てきたら、なんかムカつく。バカにされたような気がする。マッタク身勝手なもんです。
●カンタン家計簿
某日、テレビのニュースで、物価の値上げに暮らしを脅かされる、一人暮らしの老人の暮らし向きを報じていました。ナレーションで「生活保護を受け、月9万円を支給されているが、4万円を食費に使えばもういくらも残らない云々」
ナニ、食費に4万円も? じいさん、それ使いすぎやで、とクレームをつけたくなりました。一日にすれば1300円。こんなの平均以上ではないか。
おそらく、自分では何も作れず、できあいのメシやおかずばかり買うからこんなに高くつくのでしょう。二枚50円の薄揚げを三回に分けて食べてる者にすれば、とてもジイサンに同情する気にはなれない。
一ヶ月の食材費はいくらくらいなのか。あらかた知っておけば無駄買いせずに済むので、レシートを残して毎月合計額を出します。酒代と外食費は含まない「内食費」です。ここ半年くらいは、13000円~19000円。
生活保護ジイサンよりはるかに低い。別計算の酒代も家ではちょびっとしか飲まないから月5000円以内で済む。
かように、せっかくケチに励んでも、カテゴリー「たまには外メシ」「下戸の止まり木」のように外食するとガガッと金額が上がるが、それでも平均4万円にはならない。食費4万円の生活保護ジイサンは、酒飲みか、生き方そのものが不器用なのだ。
食材費を無駄にしない重要な秘訣は、冷蔵庫を常に空っぽに近い状況にしておくことであります。食品がぎっしり詰まった冷蔵庫で無駄な在庫をしていない家庭は少ないはず。そんな状態は結局古い材料から食べざるを得ないことになる。一目瞭然、丸見え状態が無駄を省きます。でも、主婦の多くはこれができない。「スーパーの棚は我が家の冷蔵庫」感覚をもてば、買いだめしなくて済みそうですが、分かっても出来ないのが普通でしょう。がら空き冷蔵庫は電気代の節約と冷蔵庫の長寿命化にも役立ちます。
●ふとん代の節約
ふつうの家庭では、掛け布団に夏用、冬用を使い分けてると思いますが、1DKウサギ小屋の我が家では年中夏用ふとんだけで過ごしています。居住19年間の経験で、真冬の寒い朝でも室温が16度以下にならないことを知ってるからです。これは、寒い田舎町に住んでる人にしたら、かなり羨ましいことかもしれません。
余分なモノは持たない暮らしを目指す駄目男としては、ふとん一枚でも減らしたい。そこで、冬は夏用の薄い、1~2センチ厚の夏用ふとんを二枚重ねてふとんカバーに入れて使います。これと起毛のシーツ、真冬は50Wの電気敷き毛布を使えばOKです。これで、かさばる布団を追放できます。ふとんカバーはサイドのファスナーを開けて入れるタイプですが、これって意外に手間がかかるので、上面のネット部分をはさみで大穴をあけ、上から入れます。
何よりのメリットは、かさばらないことの他に、洗濯機で洗えること。室内でも朝干せば夕方には乾くので予備も要りません。常に清潔で値段も安く済みます。
