オーキング・観光



●草間彌生展 鑑賞 ~フォーエバー現代美術館~

 こんな美術展、美術館、ご存じない方が多いと思いますが、そのはずで、先月、オープンしたばかりです。草間作品を大量にコレクションしている団体が、京都・祗園の「八坂会館」の一部を借りて開催しており、10月末までの期間限定をうたっています。しかし、内部の改装にかなりの投資をしているので、こんな半端な運営ではモトが取れんやろ、と貧乏性駄目男は余計な心配をするのでありました。


別の用件で京都へ行った、その帰り道に寄りました。36度の猛暑のなか、ご苦労さんでおます。会場は古い木像建物なので、展示室はすべて畳敷きです。草間作品のイメージからすれば別世界みたいな雰囲気ですが、べつに不快ではない。むしろ、外国人鑑賞者などは、このミスマッチぶりが心地よいかも、と想像しました。和室といっても、ちまちました小部屋ではなく、五十畳とか百畳敷きの広い部屋で、天井も十分高い。この大空間が快適さを生んでいます。広幅の廊下から庭園を見渡せるのも気持ちいい。


作品のほとんどはシルクスクリーンですが、1970年ごろから最近まで、モチーフは相変わらず水玉、カボチャ、花木、がメインながら、ずいぶん華やかに、かつ、洗練されてきたことが分かります。原画をかっこよく表現できる技術の進歩もなかなかです。優れたエンジニアやデザイナーのサポートがしっかりしていることが想像できます。そのぶん、アート作品からグラフィックデザイン作品に移行しているような印象もあります。初期の偏執狂的おどろおどろしさというか「ゲージツは爆発だ」みたいな、原初的なエネルギーは感じない。はじめて草間作品に接する若い人は、華やかさやセンスの良さで評価してしまうかもしれません。草間センセに「偏執狂」を感じる人は少ないでせう。


ビジターの3~4割は外国人、全体の8割は女性。広いカフェもあって草間作品ふうの甘党メニューがおばさん、おねえさんをユーワクします。おっさん、おじいさんは眼中にナシという明快なコンセプトでつくられた美術館であります。キッパリ、バリアフリーも無いので年寄りはご用心くだされ。(不親切なのではなく、古い建物の構造上、改修ができない)



玄関前におなじみのカボチャがどて~ん、と。

草間


お庭の散策は自由にできる
草間彌生 



句sマ 



ミュージアムカフェ
草間 


ケーキも草間流にお化粧します。
草間 



展示室の一部(公開画像を引用)
草間 





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ウオーキング・観光



●模型づくりの凄ワザを見た
       
     ~景観模型工房 作品展~

 
 CGやVRがもてはやされるこの時代に、敢えて手作りの模型で建築や風景をリアルに表現するのがこの工房です。標準は300分の1のサイズでつくるそう。これでは人間のサイズは5~6ミリになってしまう。そんなの、どだい無理でせう、と思うけど、それができちゃうのですね。


こういうのを「クソリアリズム」と言うのでせう(笑)。その特殊な技術が認知されて注文続々?なのか、あるいは物珍しさもあってかメディアの取材や外国人の見学が多々ある。工房は大阪府箕面市にあって、スタッフはわずか7人という零細企業なのも好ましい。これって、もう有名になった食品サンプルメーカーに似た存在といえるでせう。貧乏性の駄目男はつい「こんなもん作って儲かりまっか」と心配してしまいますが、いかがでありませうか。


会場は中之島図書館の3F、入場無料なので、閑人はお出かけあれ。7月29日まで。日曜・祝日休館 会場は撮影禁止なので、下の写真は工房のHPから引用しています。
http://keikan.art.coocan.jp/


阪神甲子園球場の模型。これを30センチくらいの巾でつくってある。それにしては、看板の文字のリアルさや身長5ミリの観客の姿など、従来の模型の概念を越えた表現力に驚く。
模型


鳥取県三仏寺の「投入堂」の冬の風景。どうしてつくったのか、ツララがすごくリアル。岩をよじ登る人物がいることで臨場感が増す。
模型


住友本家須磨別邸の再現模型。芝生や樹木をリアルに表現することで、建物も立派に見える。
模型


会場風景
模型

●♪~見下げてごらん 夜の星を~♪

 上記模型展はTさんの「おもろいで!」案内で参りましたが、外へ出ると人の流れが上流のほうへ向いている。今日は七夕、大川で天の川イベントがあるので、みなさん天満橋方面へ向かってるとのこと。みんなにつられて難波橋までくると、その上流がイベント会場になっていました。天の川は見上げるものですが、都会では見下げるかっこうで、何万個という青いボールが星であります。これを最初に思いついた人、エライ。


天神橋から上手はたいへんな人出で・・ということは常連さんが多いのでせう。浴衣姿が目についたのは地元住民が多いということか。遊覧船もたくさん出ていましたが、さぞかしビールが旨いでせう。なんぼぎょうさん人出があっても、一夜限り、というのがよろしい。


模型


模型







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●ハスが見頃・・長居植物園

 琵琶湖の一部では蓮池のハスが全滅した・・なんてニュースもありますが、幸い、長居植物園の大池では今年もたくさんのハスが咲き誇っています。9日(日)までは通常より開場時刻を早め、7時30分オープンです。(ハスの花は昼ごろには閉じてしまうから) ハスの写真を撮るには薄曇り~曇りの天候が良いようで、カンカン照りは敬遠されるらしい。池の東寄りでは、ピンクと黄色のスイレンも見頃になっています。(7月3日撮影)


ハス長居 

ハス 




ハス  
 



ハス 






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●ん十年ぶり、阿修羅像拝観

 奈良駅上「百楽」でランチのあと、Nさんの案内で興福寺へ。巨大な仮屋根に覆われた中金堂は、来年ようやく落慶の予定で、公開の折は大賑わいまちがいなしでありませう。阿修羅像など天平の仏像群は隣の仮講堂で公開中です。狭いぶん、間近で拝見できます。


昔々、子供のころにはじめて阿修羅像の写真を見たとき、六本の細い手が蜘蛛の足に見えて気味悪かった。今みてもそのイメージは少し残っている。気味悪いから、ではもっとリアルに太くすれば良いのか、といえば、それはないでせう。キン肉マンじゃあるまいし。


先週だったか、Eテレ「日曜美術館」で阿修羅像の由来と制作方法の説明があって興味深く見た。その解説によると、はじめにつくった顔(表情)は全く別の造形だった。憂いを含んだ少年の顔ではなかった。それが変えられたのは、注文主である光明皇后の意図を汲んでのリ・デザインかもしれないと。皇后は幼くして亡くなった息子の姿、顔をこの像で再現したかったのではないかという説であります。仏師は皇后の切実なる願いを忖度して現在の姿にした。ホンマかな? 少々疑いたくなりますが、否定する根拠もありません。


もう一つ、魅力的な仏さまが東金堂におわします。飛鳥、山田寺にあった薬師如来の頭(仏頭)。ボディは無くなって頭だけなのに国宝です。1300年前に作られたとは思えない、端正な顔立ち。1000年後に見ても評価は変わらないと思える完成度の高さ、感心するばかりです。(6月13日)

興福寺



山田寺 薬師如来像の頭部
興福寺 







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●バラと芍薬が見頃・・長居植物園

 晴天が続いて植物園にはたくさんの人が訪れています。昨年は年間70万人くらいの利用者があったそう。地味な施設にしてはなかなかの集客力です。といっても、3割くらいは幼稚園児か小学生、また大人の半分くらいは無料のシニアだから収入は知れたものです。木陰にテーブル、ベンチを増やすなどのサービスも進み、これがリピーターを増やします。これからアジサイや睡蓮も咲きだして、一年で一番賑わう季節を迎えます。

バラ





バラ 




バラ 




バラ 






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●地味に流行?・・ロングトレイル

 読売のニュースで広島市の周辺に新しくロングトレイルが開発されたと報じていました。広島市を囲む自然環境に恵まれた地域に長距離のウオーキングコースができ、名称はHWT=広島湾岸トレイル。距離は289km。日帰りを繰り返せば15日くらいかかるスケールです。広島のハイキングファンにとっては新しいテーマが提供されたことになり、人気コースになると思います。


ロングトレイルは信州方面ですでに設置実績がありますが、中国地方でははじめてみたいです。関西では滋賀県に「高島トレイル」があります。長距離のウオーキングコースは、国の肝いりで昭和45年にできた東海自然歩道が最初で、以後、全国で整備が進み、のべ2万6000キロものコースが設定されました。しかし、利用者にとって魅力的なコースは一部に限られ、大半は放置されたままです。近畿地区にも3000キロ以上のコースがありますが、利用価値があるのは1割くらいでせう。利用者がなくても維持管理にはお金がかかるので、税金の無駄遣いの見本です。


ずさんな発想でつくった官製自然歩道に比べたら、各地のロングトレイルは、企画から設計、施工まで相応のクオリティを有すると思われます。HWTの場合は官民協働型の運用かもしれず(不詳)当然、官製自然歩道の失敗にも学んでいると思われます。地域ごとにボランティアによる維持管理が根付いたら幸せなトレイルになります。


何年か前にこのブログで官製自然歩道廃止論を書いたような気がしますが、一部を除いて廃止するべし、と誰か声を挙げてくれないものか。HWTなどが成功すれば官製自然歩道のつまらなさがクローズアップされ、自然に廃止論(見直し論)が出てくるかもしれません。

HWTの案内はこちら・・詳細図もあり
http://hiroshima-wangantrail.jp/



mori




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●「矢倉緑地」初訪問

 大阪市西淀川区といえば、大型の工場や倉庫の並ぶ街というイメージがありますが、一つだけ緑豊かなウオーキングコースがあります。旧大野川緑道とその先の矢倉緑地です。・・といっても、ピンとこない、ヨソ者には皆目知られていない道です。とりあえず、写真で紹介しておきます。スタート、ゴールは、JR御幣島駅、阪神本戦姫島駅、阪神なんば線福駅、いずれでもOK。


大野川緑道
矢倉 


梅田方面のビル街

矢倉



矢倉緑地
矢倉 






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●「通り抜け」最終日

 森ノ宮の図書館へ行くまえに「通り抜け」 へ寄り道。17日が最終日で月曜日。天気予報は雨・・なら空いてるはずという予想はしっかり外れて大賑わいでした。賑わいの原因は3~4割を占める外国人観光客。彼らに「月曜日」って関係ナシなのでした。大川端の屋台が大半営業していたのも外国人目当てでせう。


外国人にとっては、大川端の咲き残りのソメイヨシノと通り抜けの八重桜系、両方の桜が見物できて大満足だったと思います。通り抜けの桜並木は、日本中でここでしか見られない風景で、エレガントだけではない桜の姿に驚きの声を挙げてる人もたくさんいました。


通り抜け 

枝の位置が低いので記念写真が撮りやすいのも人気のモト。

通り 


なるほど・・
通り 



「今年の桜」に選ばれた「ウコン(鬱金)」
通り 






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背割堤に「さくら であい館」オープン

 年々人気の高まる「背割堤の桜並木」に展望台が完成、さらに知名度が高まりました。展望台は花見シーズン以外でも利用できますので、八幡市の新しい観光スポットになります。(花見期間以外は無料) 数年ぶりに訪れて驚いたのは、バーベキューを禁止したらゴミが見事に消えたこと、土手や草広場では、探さなければ見つからないほどクリーンな風景になっています。バーベキューファンがいかにマナーが悪かったかを再認識させられます。もうゴミ収集車の出番はありません。


人混みの嫌いな人には、花見以外の季節に訪ねることをおすすめします。「であい館」ができて、ふだんの人出も多少増えますが、のんびり散歩するには最高に快適な環境です。八幡市駅から徒歩15分。


背割り堤

背割り 



背割り 



展望台は高さ25m。下りは階段も使える。
背割り 



左が木津川、右が宇治川
背割り 



背割り 






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●天保山公園 桜まつり

 旧知の三人と昼メシの会。その前に久しぶりに天保山界隈を散歩しようと大阪港駅付近を歩きました。天保山公園では桜まつりとかで、屋台も出て大賑わい。外国人もたくさんいます。しばらく前はここがポケモン聖地とかで若者が殺到しましたが、もうすっかり忘れられたみたい。
(4月8日)

花見


色の濃い「ヨウコウザクラ」が混じって華やか
花見


チャイナのねえさんたちも満足のようす
花見


築港高野山の桜も満開。稀勢の里が属する田子の浦部屋の宿泊所になっていたので場所中は見物人で賑わったらしい。大阪港駅から徒歩5分。
天保山花見2017





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●桜の向こうに雪の山

 4月にはいってからも北陸の一部では「なだれ注意報」が出されているので、今年は残雪の多い春になりそうです。その雪山風景が桜の背景にあれば、さらに魅力的な風景になるけど、関西ではほとんど見られないのが残念です。下の写真は2012年4月19日に福井県で撮影したものですが、九頭竜川堤防の桜が満開、そしてバックに雪山という「絵になる風景」でした。ヒマのある方におすすめする、関西では見られない花見です。訪ねたのは越前鉄道沿いの勝山と大野、JR利用で、大阪から日帰りで行けます。(残雪の多少は年によって大きく変わりますので、下調べして出かけませう)

yukiyama



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yukiyama 





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●快適遊歩道「伊吹せんろみち」を歩く

 伊吹山麓を訪ねるのは拙著「湯めぐりウオーキング」の下見調査以来、十数年ぶりです。昼過ぎまで中山道「柏原縮」を見物して一駅西の近江長岡駅に行くと駅舎に「伊吹せんろみち」のパンフがあり、これで山麓のジョイ伊吹まで歩くことにしました。


伊吹山麓はセメントの原料、石灰岩の産地なので、戦後、大規模なプラントを建設し、運搬には専用線路をつくって近江長岡駅まで運びました。昭和27年の開業時は蒸気機関車で、その後ディーゼル機関車、電気機関車が使われましたが、1996年、トラック輸送に転じて廃線となり、線路は放置されます。2007年に線路跡を生かして遊歩道に生まれ変わりました。駄目男が「湯めぐり」コース調査で訪ねた時は線路が残っており、セメント工場も広大な廃墟になっていて、それなりに魅力があったのですが、敷地内部の様子は伺えませんでした。


近江長岡駅から終点まで3,5キロ、標高差は80m程度ですから、ごくゆるい上り道です。車両の通行はできないので安全、常に伊吹山を正面に眺めながら楽しく歩けます。この季節はまだ中腹以上に残雪があるので、夏に比べてずっとかっこいい山に見えます。ちなみに、関西では数少ない「日本百名山」に選ばれている山です。(標高は1377m)
 駅からこの道をジョイ伊吹まで歩き、帰りは「湯めぐり」で紹介した三島池経由の道をたどれば約10キロのハイキングコースになり、伊吹山麓の田園風景も楽しめます。「青春18きっぷ」を使えば、大阪駅発なら大幅に安くなります。(通常往復運賃4420円)


伊吹せんろみちの風景 撮影は3月19日
伊吹 


いぶき


遊歩道わきに古いレールを束ねておいてある
いぶき


車道と交差するところはトンネルでくぐる
いぶき


終点にはモニュメントとしてレールを残してある
いぶき


ジョイ伊吹 市民会館ロビー
いぶき


建物も広場も伊吹山を借景にしている。
いぶき





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●ようやく春の彩りに・・・長居公園・植物園

 冬の植物園は開店休業状態で閑古鳥が鳴く・・ので、花のファンより野鳥のファンのほうが多いかもしれない。三脚に望遠レンズをセットしてひたすら鳥を待つ。なかなか忍耐の要る趣味です。
 3月半ば、梅の次にサンシュユが咲く頃から、ようやく春らしい彩りになって少し来園者が増えます。最近は上等のカメラをもつ「カメラ女子」?が増えて、女性だけ対象のカメラ講習会も催される。さもなければスマホで、駄目男のように安物のコンパクトカメラを使う人は皆目いなくなりました。遠からず、絶滅危惧種になりそうです。


サンシュユ
sannsyuyu 


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マンサク
マンサク


アブラナ
アブラナ


河津桜
河津桜


アフリカ産の花の寄せ植え
アフリカ






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●縄文時代の大阪

 下の写真は「大阪高低差地形散歩」の著者、新之介氏がパソコンで描いた数千年昔の大阪の風景です。同じような画像を見る機会が増えたのでご存じの方も多いと思います。教科書にも載ってるかもしれません。 縄文時代は現在より海水面が数メートル高かった。この情報をもとに地形を描くとこんな風景になります。上町台地は半島のようなかたちで、西は大阪湾、東は河内潟(湖)と呼ぶ浅い海です。これが土砂の堆積で次第に陸地化します。

画像引用元
http://atamatote.blog119.fc2.com/blog-entry-863.html


上町筋


神話に出て来る話、神武天皇の一行が上陸したのは生駒山麓というのはこの写真で分かります。現在の石切あたりですが、ここまで舟を漕いで来た。舟を下りていきなり生駒山に登ります。しかし、上陸作戦は失敗し、すごすご引き返します。


大和に通じる「なにわ大道」づくり
 写真には、現状と比較しやすいように淀川や市内の湾岸地帯の地形も白い線で描かれています。自然の作用による陸地化と人工による陸地造成があいまって現在の姿になりました。大昔ではなく、江戸時代半ばまでは、大和川は台地に沿って北上し、大阪城の東で淀川と合流していました。もともと水量の多い淀川に大和川の水も加わるのだから、しょっちゅう洪水が起きる。これが新大和川開削の理由です。淀川も新淀川を開削して水害に対処しました。


台地の上端(北端)に難波宮が設けられ、中国など外国からの船はこの西側の岸に着いた。ここから大和へ向かうために上町台地をまっすぐ南下する「なにわ大道」がつくられ、堺で東へ向きを変えて大和へ。 難波宮から南下する道というと、単純に上町筋を想像してしまい、なにわ大道は平坦な道だったと錯覚しそう。もちろん間違いです。復元された大極殿跡は上町筋から東へ約200mのところにあり、ここに近い道を選んで南へ進むと坂だらけの道になります。フラットな地形の街に住んでる人には驚きというか、新鮮な風景に見えます。新之介氏もこの坂道風景に触発されて「大阪高低差地形散歩」を著された。大発見や~、みたいな気分だったかもしれない。


上町筋も市街地として開発されるまでは坂道だらけだったと思いますが、路面電車を走らせるためにも丁寧な平坦化造成工事が行われた。しかし、それ以外の町は坂や崖を残したまま開発されたので「坂道風景」がたくさん残っています。なにわ大道は、上町台地では全く痕跡がないけど、少し東側の道(清水谷高校校舎の西側の道)は千日前通りまではほぼ直線道なので、古代のなにわ大道の風景を想像しながら散歩できます。この道に名前をつけるか、「歴史の散歩道」に選定すると知名度が上がって散歩ファンが増えると思います。


難波宮大極殿跡 ここから「なにわ大道」がはじまる
上町  


上町筋は平坦に造成された道だが・・・
上町


上町筋から少し外れると坂道が多くなる
上町


崖や急傾斜地を公園にした例
上町




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●カンアヤメ(寒咲アヤメ)

 アヤメって初夏に咲くものと思い込んでいましたが、冬に咲くのもあってはじめて見ました。丈が低くて、寒風に身をすくめているように見えます。はじめて案内された「都市緑化植物園」(豊中市)で咲いてました。


kannayame



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● 向井潤吉の農村風景画を思い出す・・
    ~日本民家集落博物館~

20年ぶり?くらいに訪ねてみたらラッキーが二つ。一つはシニア割引きデーで半額(250円)入場できたこと。もう一つは梅林の梅が見頃だったこと。ここに梅林があること、忘れてました。
 茅葺きの農家と梅がある風景は郷愁感を味わうには最良のアイテムと言えます。100年前は日本中で普通に見られた風景なのに、今は博物館でしか見られないというのはさびしいけれど、そのぶん、保存価値はますます高まります。ほとんどの家屋がここへ来て60年たつこと自体にも驚きます。まわりの樹木が成長して違和感もなくなりました。


絵の好きな人なら向井潤吉の郷愁感あふれる農村風景作品を思い出すでせう。茅葺きの家や山里風景を描いた画家では、たぶん人気ナンバーワンだと思います。たいていの図書館には画集があるので、在りし日の田舎風景に出会うことができます。

案内はこちら・・・
https://www.occh.or.jp/minka/


古民家


古民家 



古民家 



古民家 



古民家

向井潤吉作品のひとつ
古民家


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●三川合流点にまもなく展望塔が完成

 宇治川、桂川、木津川の三川が合流するところに「背割堤」という桜の名所がありますが、これを高見から見物できるタワーがまもなく完成します。今まで駐車場しかなかったところだから、オープンしたら人気スポットになること、間違いなしです。(展望塔は有料です)


名前は「さくらであい館」。高さは約25m、西側(下流側)に長く連なる桜並木を見下ろすことになり、ヨソではみられないパノラマシーンが見物できます。オープンは3月25日。この日はまだ花見には早い気がするけど、階下ではジャズライブなど、イベントもあります。但し、レストランなどはなさそうなので、弁当は持参が必要(臨時の売店はあるはず)


背割堤は桜の名所としては歴史が浅く、見物されるようになったのは30年くらい前からでせう。その前は松並木でした。地元、八幡市が永らく観光客の増加を嫌い、名所にしたくなかったせいもあります。(清掃費ばかりかさんで、収入はゼロという、ありがた迷惑な名所だったから)それはともかく、今回のタワー建設で集客力は高まり、知名度も全国区になるのでは、と期待できます。拙著「京快道」のコースでもあります。


完成予想図
sakura



JR西日本の広報誌「おとなび」の表紙に登場した背割堤のさくら
sakura




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●道頓堀川の源流は高津神社境内だった

 新之介氏の「大阪高低差地形散歩」本には上町台地のあちこちが紹介されていて、いずれも興味深いのですが、江戸時代に開削された道頓堀川は梅川(梅の川)を堀り広げたものという歴史があり、その原形が高津神社に残っています。うっかり見過ごしてしまいそうな小さな橋が証拠物件です。昔、神社の境内の低地に湧水があり、この小さな流れが西へ500mほど下ると道頓堀川につながる。この自然の流れを利用し、人工の川にした。現在、水路の痕跡はありませんが、昔の人は、モニュメントとして石橋をつくり、境内の風情を楽しんだようです。


高津神社参道の低地に架けられた「梅之橋」川が消え、池をこしらえたが、水がなくて無粋な風景になっている。水を入れるだけで雰囲気は良くなると思うのですが。
高津神社 



高津 



高津


橋から西へ500m、道頓堀川と東横堀川(手前)との出会い。
高津



下大和橋から下流を見る。遠くの黄色いのはドン・キホーテ
高津

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●「ようこそ横尾温泉郷」展 鑑賞

 美術館が温泉館に変身?・・神戸市の王子公園隣にある横尾忠則現代美術館で開催中のユニークな展覧会です。横尾氏は数年前、ある雑誌の企画で全国の温泉を訪ね、取材と制作を続けた。その成果をまとめて展覧しています。温泉館に変身、といってもタオルを持参しなくても鑑賞できます。温泉風景だけでなく、昔、えらくこだわって連作した「Y字路」風景もたくさん出品してあります。


アカデミックな画業にこだわらない画家なので、ピピとインスピレーションが浮かんだら、その世界に猪突猛進する。どんな仕上がりになるのか、ご本人も分からず、筆を置いた時点の表現が意図に叶っておれば「作品」となるみたい。あちこちにイチビリ精神もふりかけられているのが楽しいけれど、温泉風景なのに、三島由紀夫や夏目漱石がさりげなく描かれていたりするので、生真面目な美術ファンが見たら、なんでやねん、と不満をもつかもしれない。ま、そんなカタブツは来ないと思いますが。 ちなみに、「週刊新潮」の表紙絵を描いてる 成瀬政博氏は実弟だそう。
知りませんでした。


館の玄関前でみ知らぬおばさんに「チケットお持ちですか」と声をかけられ、いいえ、と答えると「招待券一枚余ってるのでお使い下さい」とプレゼントされました。・・で、温泉郷入館はタダに。こいつは春から・・。(2月21日)

案内はこちら・・
http://www.ytmoca.jp/exhibitions/2016/12/post-6.html


では、横尾温泉郷へご案内・・・

一階ロビーに卓球台が。温泉宿をあらわしてるらしい。
横尾 おわり 

「女湯」しかありません

横尾



横尾 



横尾 



横尾 


横尾流の銭湯表現
横尾 


パンフを置いてあるだけですが
横尾 





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●太子快道再歩行 ~近つ飛鳥風土記の丘から叡福寺へ~

 太子快道の番外コースで聖徳太子の御廟がある叡福寺を訪ねます。近鉄「喜志」駅からバスで終点の「阪南ネオポリス」へ。ここから東側が風土記の丘で、百以上の小さな古墳があります。歩けば、坂道、階段だらけの道なので敬遠して博物館を訪ねます。前回来たのが2005年だから12ぶり。それにしては建物や展示の印象はまったく変わっていないので、妙に安堵感を覚えました。考古学の博物館だから当たり前かも知れませんが。


博物館から叡福寺までのコースはどうか。これも変化はありませんでした。車道沿いにコンビニが一軒できたのが唯一の変化です。そして叡福寺は相変わらず、しんと静まりかえっています。博物館からの道は誰も知らない?ので無人境ですが、里山の雰囲気が味わえる魅力的な道です。
(注)このコースは、4月のお花見プランでも訪ねる予定です。


博物館は安藤忠雄の設計。これは駐車場から玄関へ通じる道です。
風土記



梅が咲き始めています。
風土記



展示室の中心部。展示は充実しているが、子供には難しい。
風土記


発見から保存処理まで12年かかった巨大な「修羅」
風土記



レプリカですが、近くの鹿谷寺の十三重の石塔の再現。パーツを積み上げたのではなく、凝灰岩の山を掘り下げてつくった、ソリッドモデルです。
風土記


博物館の裏から山道がはじまります。
風土記



叡福寺の聖徳太子御廟
風土記 終わり