あとりえじじ 迷走妄言



ご用心! これが還付金詐欺の手口

 何年か前、広島の知人の振り込め詐欺体験談(未遂)をここで紹介しました。今回は、親切、丁寧な?新アイテム「還付金詐欺」体験談の紹介です。ある日の飲み会で、あとりえじじさんの語った体験談がとても現実感があって「ひっかかるかも」と思ったので、顛末を文章化してもらいました。幸い、これも未遂でしたが、他人事と思わず、ご用心を。
(ペーパークラフトも、あとりえじじさんの作品です)


◆カンプ金?でんわ <前編>

いま流行の還付金詐欺にかかわるこんなことがありました。


① 平成26年10月28日(火)午前11時ころ 電話がかかる。
  『N市役所ですが 医療費5年間について今年6月頃 用紙を送付していますが連絡がない    ので電話しました。青い封筒ですが覚えてませんか?。』
  (若い男性公務員風の事務的だが感じのいい声)
  「……ちょっと見た覚えがないので、家族にも確かめ探して電話します。どちらへ電話す ればいいですか?」
  『こちらは N市役所 健康福祉課 たかぎ 072-827-0000です。』
  「わかりました。私は以前 N市在住でしたが 現在の住民登録はH市です。電話番号は同じですけど…?ともかく探してすぐに連絡します。」
 
  その後 日報ノートファイルはじめ家族にも確かめたが 青い封筒はわからない??私は今年 後期高齢者組みになったので その関係書類がH市から届いているが N市から届いたことはない…
 
  2日後 聞かされていた番号に電話「N市役所ですか?」すると意外や――
  『こちらは“Mショウ”です。あ N市役所はね 072-824-0000ですよ』「えっ?・・・これは失礼しました」というわけで……
  
  すぐに教えられた番号に電話すると女性所員の声が対応。  
  『N市役所には 健康福祉課という部署はありません“たかぎ”という職員も在職していません。詐欺電話か否か私どもでは何とも… 念のため警察に届けておかれたらいかがです…』という返事。しかし…たちの悪いいたずらかもしれないし いつもご多忙であろう警察署にわざわざ届け出るのも面倒なので そのままにした。そういえば…… 
 
  これは平成26年8月頃 ベルが鳴り受話器を取ると いきなり「お父さん!…」と叫ぶ若い男の声「…え 誰や?」と応答したら切ってしまった。これは怪しい、わが家は狙われているかも……と家族に伝えたことがある。
 
  それから おかしな電話がまたかかってきたのです。<後篇に続く>


  巳年恵比寿さまにあやかりたい♪ 思わず欲が芽生えて
  金の大鯛釣り上げる妄想にふけりがち♪ でもまあやっぱ
  欲はほどほどに と言いながらまた夢見てる♪ バカだねー
あとりえじじ 
  
   
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◆カンプ金?でんわ <後編>

② 平成26年12月30日(火)午前11時ころの電話
  『N市役所 健康保険課 “たなか”』と名乗る男性の声(やわらかい口調)
  中年の市役所職員と信じてしまう まさに真に迫る普通の物言いでした。
  『保険のお金を振り込みたいが取引銀行はどちらか?』との問い合わせ。
  私は 相手の電話番号や部署についてしつこく問いただしてから
  「少し以前に このような電話があり市役所に問い合わせたら……云々」と説明をすると『アハハハ、私はそんな者ではありませんよ、取引銀行はどちらですか?』「TMU銀行ですが…」と銀行名を応えると
  『わかりました。後程 TMU銀行の本部から電話が入りますのでよろしく』とのこと。
 
  数時間後 電話が入る。『TMU銀行“かわはら”と申します。ご本人確認の電話をさせていただきました。』(落ち着いた男性行員風の声)
  「この電話は東京の本部からですか?」 『はい』
  『45,620円の振込みをさせていただきますが、1月5日以後で……確実な日はちょっとわかりかねます。それから振込料520円を差引いた額になります。』という細かい説明を聞き取るうちに 私の欲心が働き話し半分から八分に期待し始めていました。
 
  年末の慌ただしさもあって「よくわからない話だがお金を振り込んでくるのだから まァいいか。」と深く確かめず通話を終えました。   
  取引支店名や口座番号は告げていないのに姓名と銀行名だけで振込先が簡単に特定できるのだろうか?と疑問に感じたが 銀行だからわかるんだろうな…などと思っていました。まさに欲老ボケの始まりですね。
 
③ 平成27年1月5日以後 日頃使わないTMU銀行口座を再々チエック、振込なし異常なしが続きいたずらだったことは明白だが一度信じた欲老ボケの記憶は頭から離れず からかわれた腹立たしさも消えません。
  念のためにN市役所へ電話で問い合わせたところ…案の定でした。
  『当所には 健康保険課 という部署はありません。“保険事業室”というところに“たなか”という女性職員が居て 男性職員では居ません。念のため田中にかわります。』『田中です。実は以前にも数件 そのような問い合わせ電話を頂いています。古い名簿か何かを入手した犯罪業者が利用しているのではないかと想像します。当所では そのような電話をすることや書類の送付は一切行っていません。』とのこと、欲ボケ事件は終了しました。
 
  なんてまあ 手の込んだいたずらか、銀行に成りすまして念には念の電話をかけてくるとは…なぜそこまでやるのか?全くその意図が読めません。
  事情通の方がおられたら教えてもらいたいものです。
  あの話の成り行きから いかなる巧みな話術で 私に振込みをさせるのか?その秘訣を知りたいものですが 友人たちからは「それが危ないんや!」と嘲笑されまくりました。 みなさま ご用心ご用心。
 
 
寅年毘沙門天さまは怒り心頭!いたずら電話の主を
  踏み潰して地中深く埋め込んでやりたい! 怪しからん!
  つまり欲張った分だけ腹が立つてるのかな? ばかだね―
あとりえじじ 
 


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  振り込め詐欺や、還付金詐欺の被害は跡を絶たず、昨年は全国での被害額が500億円を越えました。これは警察が把握した被害額だから、泣き寝入りを含めると金額はもっと増えます。




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あとりえじじ 迷走妄言



あとりえじじ 迷走妄言<3>


夏休みはいいな~♪

小学2~3年生のころ、現在は市に昇格したI町で一寸した収集ブームがありました。カバヤキャラメルという10個入り?小箱にカードが入っていてそれを集めるとカバヤの飴がもらえるというもの、5~10点カードの「カバ」と「ターザン」次が4点の「ジェーン」3点のボーイ」2点の「チータ」1点の「ライオン、他の動物たち」だったように記憶します。僕たちは毎日10円のおこずかいをねだって、駄菓子屋に通い詰めたものです。


高得点のカードが入っていますように祈りを込めて買い続けても、ライオンやその他の動物、チータやボーイのカードは集まりますが、ターザンやカバは当たりません。良くてもジェーンくらいで交換できる合計得点には至らないわけで……友達同士で足りないカードの交換をするようになり、更にブームは過熱……ついに学校から注意令が出たのか?僕たちはカバヤのカードコレクションをやらなくなりました。今ではキャラメルの味は忘れてしまいましたが、「カバヤ製菓」のブランドは何かの商品で見かけることがあります。


ところでこのペーパークラフトについて……カバと夏休みは関係ないけれど「夏休みが来たぞ~♪」と天真爛漫に張り切った頃の気分をペーパークラフトで表現してみようと作ったのがこの「カバさんの夏休み」です。暑中はがきにしょう…と思っていたら、残暑も過ぎて秋になったのでカバさんはデビューできないまま数年過ぎ、ここで初掲載となった次第です。……実はこの稿も7月20日頃に投稿しようとしていたら、急に身辺忙しくなって月末近くになってしまいました。カバさんのゆっくリズムはいつも変わらないのです。



カバさん 辻谷 


■カバヤ食品のHPはこちら・・・
https://www.kabaya.co.jp/index.html





あとりえじじ 迷走妄言



あとりえじじ 迷走妄言 <2>  2013.6.1

そろた 出そろた 早苗がそろた ♪♪

「田植えの歌」は、農業が国の基幹産業だった頃の私たちに、初夏の訪れを告げる小学唱歌でした…なつかしい想いがよみがえります。
 都会生活の中でもこの歌声を聴くとさわやかな気分になったものですが、昨今はどうしたことか?……異常気象とやらでいきなり列島各地が7月並みの炎暑、黄砂で曇るビル街、頻発する竜巻事故など、変な現象が頻発しています。気楽に聞き流していた天気予報もエルニーニョなどと解説内容がグローバル化して小難しく感じます。
 「米は宝だ 宝の草を 植えりゃ 黄金の花が咲く」♪♪田植えの歌の一節には、米を作る喜びが満ち溢れていて、みんな胸を張って稲作に励んだ昔がしのばれます。わかりやすい簡潔な歌詞、メロディも覚えやすい―


農家の機械化が進み人海戦術の田植え作業は、お田植え祭りなど観光行事や子供たちの田植え授業のニュース番組以外では見ることがなくなりました。
日本人の魂が生きるおいしい米作りは、これからも続いていくのでしょうか?農家のご苦労や食料政策の厳しい事情には全く無知で、食べるだけの一消費者が勝手なことを申しますが…「伝統の農産業」がこれ以上減少衰退させることなくさらに発展充実していくことを願っています。おいしいお米を育み生産されている農家の方々が適正価格出荷で相応に報われながら、美しい稲田風景を継承できる日本国になってほしいものです。


*このペーパークラフトは、なつかしい伝統的産業の風景をモチーフに制作した「ふるさとの詩」シリーズの一つです。
辻谷作品6月




あとりえじじ 迷走妄言



 あとりえじじさんは、2007年のブログ開始時に「熊野古道紀行」を寄せてくれた友人で、ペーパークラフトの作家です。


■あとりえじじ 迷走妄言<1>

ものうらやみはせまじきものなり

 過去のペーパークラフト作品から、コーキコーレーシャになる今年にちなんで「こぶとり」をピックアップしてみました。宇治拾遺物語の「こぶ取り爺」がおなじみだと思ったら、少し奥が深くていろいろ同系の民話があり、グリム童話にも似た話があるとか、ウィキペディアに詳しく紹介されています。パソコンで森羅万象の知識が読み取れる便利な時代になりましたが、ぶっとい大百科事典のページを厳かにめくりながらしっかり勉強した気になった頃のほうが読んだ知識を忘れなかったように感じます。(すぐ忘れるのは年齢のせいかもね) 風格ある我が家の知の宝庫が本棚から消えたのはいつ頃だったか…。


ともかく効率性合理性がもてはやされるデジタル産業社会は、貴重な知識文化まで有り難味のないものにしていくように思いますねえ。反面、誰に教わるでもなくごく自然にデジタルゲームに興ずる孫どもがうらやましくもあるわけで、少子化とはいえ頭の構造の異なるであろう新人類の台頭がちょっと空恐ろしくなります。(彼らはゲーム画面でしか戦争のリアル感を体験できないヒト達ですからねえ。)体力も議論も到底勝てっこない訳ですからこの際もう時代遅れはやむなし、開き直って儂は儂や!コーレーバカで行きましょう♪


深夜の山奥で鬼たちや天狗たちと延年の舞に興じ、邪魔なこぶを取られて元気に山から下りてきた優しい爺さんに負けじと欲ばり爺さんがこぶを余計にくっつけられてしまうという「こぶとり」のいましめ「ものうらやみはせまじきものなり」を反芻自戒しています。



あとりえじじさんの作品「こぶとり」
あとりえじじ