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●寒い日はキムチうどん、しかし・・・

 うどん屋のメニューにキムチうどんなるものがあるのか、ないのか、不詳でありますが、寒い日はこれが美味しい。効きます。出汁はふつうに使って具材にキムチを入れるだけの簡単レシピです。ところが、困ったことになっています。キムチがえらい値上がりで、これは白菜の高騰のせいでせう。この間まで300g入り180円だったのに、値段は同じで200gしか入ってない。容器は同じサイズだからスカスカです。それを見た目をごまかすためにラベルを黒色の不透明なデザインにした。姑息な手だけど、苦肉の策でもあります。今は韓国からの輸入がほぼ無くなっているので、野菜の高値がモロに響いています。


キムチうどん


中身を見えにくくしている。
キムチ 




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●お店の苦労に同情しつつ・・激戦歓迎

 撤退したはずのイズミヤあびこ店が元の地にカムバックして先週オープンしました。近隣のライバル店からはゾンビのように見えたかもしれない。これで当地は以前にも増して厳しい客の奪い合いになりました。新しいイズミヤは建物内に従業員用の託児所を開設したため、パートさんの雇用で俄然有利になった。ひょっとしたら、他店従業員の寝返りがあったかもしれない。時給は920~950円と世間並みです。


イズミヤのオープンに合わせて他店もいっせいにバーゲンセール。卵10個が88円~98円、豚肉最安値は100g78円~98円が定番になった感じで、消費者にはありがたいけど、各店の店長さんは頭が痛いでせう。あの安売り「スーパー玉出」も防戦に回ってしまった感があり、毎日のようにチラシを入れている。今までおとなしかった「万代」が開店時間を一時間早めたりして、イズミヤ、ダイエー、ライフの三強に割り込もうと必死。


近隣にスーパーが一軒しかないような町に比べたらずいぶん恵まれた環境でありますが、徒歩圏に7軒は多すぎる。いずれギブアップする店が出ます。その第一号は阪急オアシスでせう。


先週~今週の各社のチラシ(値段は税抜き)
チラシ 

チラシ


食パン「超熟」「超芳醇」など
チラシ 



チラシ 



チラシ 








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●大阪国際女子マラソン ~長居スタジアム~
 
 植物園に用事があって、その帰りにマラソンのスタートシーンを見物。スター選手がいなくて人気イマイチのマラソン界ですが、今回は地元出身の松田瑞生選手がマラソン初挑戦で優勝、明るいニュースになりました。東京五輪でメダル・・を期待します。


スタジアム周辺には露店がたくさん並び、地方の名産、うまいもんのセールスに必死。湯村温泉協会提供の「足湯」サービスもあります。その長さ、42,195mというのがウリです。今回は酒のアテに「ハタハタの唐揚げ」を買って帰りました。(1月28日)


スタートシーン
女子マラソン

参加402名 の大勢なので、最初のトラック一周だけで200mくらい差がつく
マラソン 


タンクローリーで温泉を運んで「足湯」サービス。タンクの上に雪が積もってるということは、余程断熱性能が高いのか。
マラソン 


足湯の長さ、42,195m。100人くらい 利用できます。
マラソン 


ハタハタの唐揚げ
マラソン 





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●文楽初春公演鑑賞 ~国立文楽劇場~

 珍しく千穐楽公演を観る。今回は八代目竹本綱大夫五十回忌追善と六代目竹本織大夫襲名披露の口上もある。住大夫亡きあと、じわりと世代交代が進んでる。ダシモノは「花競四季寿」「平家女護島」「攝州合邦辻」。


「平家~」「攝州~」とも原典は謡曲(お能)の「俊寛」「弱法師」で、とてもシンプルな話ですが、これじゃ大衆受けしないため、ああだこうだと余分な話を付け加えた。興行の面でそれは致し方ないけど、なんだかなあ、の不満も残る。江戸時代にはすんなり受け入れられた義理人情の葛藤が、現代人には「そんなん、あり得へん」と受け止めてしまうのであります。客席には少数の外国人もいたが、イヤホンガイドで殺人にまで至る親子の義理人情問題ををどう説明しているのか。おそらく理解できないでせう。自分の経験では、話を作り過ぎて不満が残るダシモノは、歌舞伎より文楽のほうが多い。


そんな話、あり得へん、と承知しつつ、観客が惹きつけられるのは演者のすばらしいワザのせいで、襲名で張り切っている織大夫の熱演には拍手喝采。鶴沢燕三の三味線もシミジミ聴き惚れてしまいます。三味線もいっしょに物語を語ってるという感じ。このコンビ、これから人気を博すこと間違いなし、と感じました。(1月25日)


引用画像:平家女護島の一場面
平家 







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●吉田利次 生誕百年作品展 鑑賞

 年に一度、ここで紹介している川島恵美子さんの絵の先生だった吉田利次の作品展が開かれています。漁師や炭鉱労働者など民衆の働く姿をダイナミックに描いた作品です。芸術家としての名誉を求めず、アートビジネスには関わりたくなかった?地味な存在のまま生涯を閉じた。下の写真のようにリアルで力感あふれる働く男女の姿を描いています。
 駄目男のお気に入りは「収穫」という、女性が昆布の束を背負い、引きずっている作品で、仕事のきつさを表すとともに昆布の描写がとてもリアルで、昆布の「ぬめり」感まで見事に表現されている。

作品展示は3月下旬まで3回、会場は港区の朝潮橋駅3号出口から歩3分「ガレリア・リバリア」。06-7502-4188入場無料 写真撮影可ですが、係員の了解を得て下さい。
https://ameblo.jp/ukon-takayama/entry-12336071975.html



吉田作品展 



吉田 




吉田 

上の絵の右端部分アップ
吉田 




吉田 



「収穫」
吉田 








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●寒い夜はホットワイン

 去年はすっかり忘れていたホットワイン。棚の奥に隠れていたグラスを取り出して超手抜きレシピでつくりました。ワインは安物の代名詞みたいな「王様の涙」(スペイン)462円ナリ。これにシナモン(粉末)とフルーツ、レモンとかオレンジを用意するのですが、これもさぼって「ゆずの粉末」で代用します。あとは温めるだけです。 なんかインスタント感ありすぎのつくりかたですが、ま、そこそこの味になりました。熱々をふ~ふ~吹きながら飲めば、身体はほかほか温まります。
 

我流インスタントホットワイン
ホットワイン 





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●「イズミヤ」リターンで激戦再開

 あびこ観音の隣にあるスーパー「イズミヤ」が建物の老朽化で廃業、撤退したのが一年くらい前。これで近隣のスーパーの店長さんは少しホッとした、と書きました。ところが、同じ敷地にイズミヤが店舗を新築し、まもなく開業・・というわけで、激戦再開です。消費者は激戦歓迎ですが、業者にとっては客の奪い合いでしのぎを削る日々になります。


地図に印をつけて、自宅からスーパーまでの直線距離を測ってみました。

・ライフ長居店・・・・・・720m
・関西スーパー・・・・・・540m
・万代スーパー・・・・・・360m
・ライフあびこ店・・・・・250m
・グルメシティ・・・・・・450m
・イズミヤあびこ店・・・・500m(近日開業予定)
・スーパー玉出・・・・・・770m
・阪急オアシスあびこ店・・780m

徒歩10分以内の距離にこれだけあります。このエリアに杉薬局など大型ドラッグストアが十数軒、半径1キロ以内にコンビニが約30軒あります。新しいイズミヤには100均ショップの「セリア」が入るので集客力が増しそう。イズミヤと阪急オアシスの間は300mくらいしか離れていないので、早晩、オアシスは廃業、撤退すると思います。両店は共にH2O傘下の店だから、営業を続けたら共食いになります。


人口がジリジリ減るなかでの、このきつい競争。客は値段に敏感で固定客づくりなんてできない。店長さんたちの苦労を偲びつつ、1円でも安い店を探して徘徊するのであります。


開業が近いイズミヤあびこ店 左の塀は我孫子観音
izumiya






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●大阪市「総合区案」説明会に行った

 2年前、大阪都構想なる案が住民投票で否決されたあと、この「総合区案」の企画が生まれました。「都構想」ほど劇的な変化をしない、ソフトな改革案と言えます。その内容の説明会が各区で行われていて、紙資料の配付とともに、市の担当者から説明があります。


この案のキモは区の統合です。現在24区あるのを8区にまとめます。この案によると、駄目男の住む住吉区は、住之江区、西成区と一緒になる「第7区」となります。目的は行政の効率アップ、民間企業で言えば生産性の向上です。大正区や此花区は人口が5~6万人で、この先の減少を考えると、独立した区としては維持が難しい。現案では25~35万人くらいの規模にまとめるようです。しかし、数字を動かすだけでは済みません。区長の権限や大阪市本体のありかたなど、課題は多い。そして、この案をどうして決めるか、という肝心のことが未定です。(議会の議決で決めるか、市民の投票で決めるか、という問題)


あと2,3年で、大阪市民はこの「総合区案」か「大阪都構想」のいずれかを選択することになります。課題がたくさんありすぎて個人が結論をだすのはとても難しい。行政のシステムや法律上の課題は知識を積めばある程度理解が進みますが、最後に引っかかるのは「気持ち」の問題かもしれない。大阪都構想を選んだ場合、自分は大阪市民ではなくなる。大阪市民というアイデンティティを失う。他人さまはともかく、自分はコレが引っかかります。トシのせいかもしれません。大阪都〇〇区民でいいのか。(大阪府、大阪市は消滅します)


しかし、東京都はとっくに先例をつくってべつに大きな問題はおきていないではないか。その通りですが、東京市が東京都になるにさいしては市民の意見は全く反映されなかった。戦時中、敗色の濃い1943年に政府の考えで「都」になった。首都ゆえ、容易に支配するために内務省管轄の「政府直営」みたいな都になった。時の権力者が勝手に決めたのであって、大阪の良き先行モデルとはいえない。


住民にとってはとても大事なテーマでありますが、残念ながら関心は低い。先の都構想の説明会はあの橋下さんが熱弁をふるったり、賛否の議論がなされたが、この総合区案はそんな熱気ゼロです。区民センターに集まった人は200人くらい、人口15万人の区にしてはいささか寂しい集いでした。(12月16日 住吉区民センターホールで開催)


現行24区を8区にまとめる案
総合区案 



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●電気代3割増加・・懐も寒い日々

 先月、今月と寒い日が多いと感じていますが、気温表を見ると、今月は、最高、最低気温とも平年より低い日が断然多いことがわかります。昨年の今日、12月22日は、大阪で最高気温21度、最低気温14度という、とんでもない暖かい日でした。なのに、今年は毎日、最高、最低気温とも平年より2~4度も低い。きょう通知のあった電気料金を見ると、昨年の同時期より30%も増えていて驚きました。貧乏人いじめの寒波到来です。しかし、電力会社にはウハウハの有り難い寒波、大歓迎でありませう。外出すれば寒い。家にいても懐は寒い。難儀でおます。


 今月の最高、最低気温表(大阪市) 直線は平年値
気温表





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●おでん de 忘年会

 昼間にTさん宅を訪れてささやかな忘年会。自分でおでんをつくることはないから、これの方がありがたいご馳走です。ご飯はかやくご飯でこれも久しぶり。Tさんは詩作やエッセイが趣味で、詩は伊藤桂一氏(故人)が主宰する「花筏」(はないかだ)という会で修業した。その会報を見せてもらって驚いたのは、掲載の全作品に伊藤氏の添削があり、それが自分のようなド素人にも納得できる、優れたアドバイスであることだった。Tさんの作品にもいろいろアドバイスがあるけど、伊藤センセの指示に従ったほうが良くなること、理解できた。


こんな親身なアドバイスは、会員が15人限定だからできる。30人とか50人という大所帯では目が行き届かない。15人限定の運営ははた目にも正しいように思えた。これは文芸趣味に限らずに言えることかもしれない。会員の人数に比例してメンバーのクオリティは落ちやすい。
伊藤氏は昨年秋、99歳で亡くなられた。認知症を患うこともなく、亡くなる直前まで会の世話をされたそうだからすごい生命力であります。氏の作品を読んだことがないので、お正月にでも読んでみませう。


 伊藤 桂一(いとう・けいいち=作家、詩人)10月29日、老衰のため死去、99歳。連絡先は新学社総務部。お別れの会は12月6日午後2時から大津市馬場1の5の12の義仲寺。喪主は妻、千代美さん。
 三重県生まれ。1938年に陸軍に入り、中国大陸を転戦した。戦後、自らの戦場体験を書いた「蛍の河」で62年に直木賞。「静かなノモンハン」で84年に芸術選奨文部大臣賞と吉川英治文学賞。85年紫綬褒章。2001年日本芸術院会員。日本現代詩人会の会長も務めた。


二日煮込んだTさんのおでん
田代おでん

 




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●たなかさん JR環状線駅記念スタンプ 全駅収集

 たなかさんがJR鶴橋駅で見つけた記念スタンプが魅力的なデザインだったので、もしや他の駅にも?と興味をもち、このほど全19駅のスタンプラリーを完遂しました。そのコピーが下の写真です。こうして眺めるとなかなか見応えのあるコレクションです。今回、全駅を巡って、環状線には「今宮駅」という駅もあったのかと、オマケの大発見!?(笑)もありました。(現在の高架駅が開業して20年くらいになります)


このコレクション、各駅で降りてペタンとスタンプ押すだけやろ、とイージーに考えますが、たなかさんによると、けっこうモタつくそうです。スタンプ台の置き場所が駅によてまちまちで、中には改札外の駅もあるから電車チンがかさみます。利用度が低い駅は駅員にたのんで持ってきてもらうことに、とプチ苦労する。うっかり快速電車に乗ったら目的の駅は通過駅だった、なんてドジもあります。そのぶん、達成感が味わえますけど。


せっかくデザインを統一してまでアピールしているのだから、JRはもう少し宣伝をして利用者を増やす努力をしてほしい。子供には社会勉強になるし、老人には外出の良い機会になります。環状線一周ウオーキングよりきっぷの売上げは伸びると思いますよ。駅近くの飲食店が「スタンプ提示のお客さんは100円引き」なんてサービスをすれば、常連以外の新しい客が来るかもしれない。(この場合、スタンプは改札内に置くことが条件になる)どないです? 


ところで、大阪府市民で環状線の全駅で乗降した経験のある人、どれくらいいるでせうか。2割あるかどうか、と推定します。


鉄道ファンならずとも、良い思い出になります。
スタンプ



スタンプ 







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●「磯自慢」海苔かと思えば酒だった

 一ヶ月ぶりにココルームへ行って「なんぞ旨い日本酒を」と頼んだらこれがおすすめと出されたのが「磯自慢」。なんや海苔の佃煮みたいな名前やんか。佃煮と同名の酒です。静岡県焼津市にあり、創業は天保時代、2008年の洞爺湖サミットで乾杯酒に選ばれ、一躍名を売ったという。飲んだのは本醸造モノで、キレもコクも乏しいけど、えらく飲みやすいのでお代わりを。こんなに軽い日本酒は珍しい。

磯自慢
磯自慢 


店舗自体が粗大ゴミみたいになってきた。

磯自慢







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●梅田の巨大ゲージツ作品

 梅田は阪急百貨店前の交差点にある換気塔が俄然かっこよく見えるようになりました。ステンレスの板をベタベタ貼りまくった巨大オブジェが実は梅田地下街の汚れた空気を排出する換気装置です。機械がむき出しじゃカッコ悪いので、こんな装飾的なデザインになりました。


デザインしたのは文化勲章を受章した建築家、村野藤吾氏(故人)旧心斎橋「そごう」を設計した人です。これが完成したのは1963年だから、東京オリンピックの頃ですね。半世紀以上前のデザインなのに古ぼけた感はありません。今日、ここを訪ねたら、工事中の新しい阪神百貨店の外観が背景になって一層ゲージツ作品ふうに見えました。撮影位置によってはもっとかっこいい写真撮れそうです。


換気塔 







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●国立文楽劇場 バックステージツアー参加

 いやもう・・こんな催事は大好きですね。抽選4倍の競争をくぐって見学会に参加しました。ふだんは関係者しか出入りできない舞台裏の職人の工房見学で「かしら」「床山」「衣装」の三部屋で職人さんの話を聞きました。魅力的な人形たちの解体、組み立て作業場と言えます。


かしら
 かしらは樹齢数十年の檜を彫刻してつくります。現在の在庫は約350。彫刻、メカづくり、ペイント、の作業をこなしますが、メカ仕込みはなかなかデリケートな細工で、熟練を要します。構造自体、昔と変わらず、操作は鯨のひげを使うのも昔のまま。鯨がカーボンファイバーや金属線より優れているのは、ひげをナイフで削ることでバネの強弱を微妙に調節しやすいから。祭りのからくり人形などでも使われています。


しかし、材料の調達はワシントン条約でできなくなり、国内のあちこちからかき集めて保存している。現在の在庫で100年ぶんくらいは賄えるとのことです。鯨のひげ=バネ、を考え出した人、エライ。かしらは公演ごとにファンデーションからやり直し(塗り直し)て使うが、耐用年数は20~30年だそう。新しくつくるには何ヶ月もかかる。


床山
 かつらの材料は何なのか気になっていましたが、答えは人毛とヤクという動物の毛を用いるそうです。女性の頭は人毛でつくる。誰かが「ときどきシャンプーするんですか」と質問したけど、答えは「しません」でした。びんつけ等油性品で整えることがないため、汚れることはないそうです。「道成寺」のラストシーンなどでは、ワンタッチで髷がほどけてザンバラ髪になる演出があるけど、爪楊枝のようなピン一本の操作でほどけるようにしてある。お姫様役はかんざし等の飾り物が多いので、これの組み込みは大変手間がかかる。和装の美容師さんと同じセンスが必要です。


衣装
 工房のスペースの半分くらいは衣装のストックで占められています。
人形の衣装でこんなに場所をとるのだから、歌舞伎の場合は2倍、3倍のスペースがいります。管理とメンテナンスの大変さがわかります。庶民の地味な着物は街の古着屋で適当なものを探して仕立てることもある。武将やお姫様の衣装の柄は図案から染め、織りまでオーダーメードになる。人間用では柄が大きすぎて不自然になるからです。注文は西陣などのなじみの業者にします。当然、高くつくが仕方ない。


舞台では結構酷使されるので、汚れや傷みが激しい。その場合、クリーニングするのではなく、汚れた部分に同じ生地でつくったものを貼り付ける(縫い付ける)という方法で補修する。つぎはぎ状態になるけど、観客には分からない。仕立ては今でも「鯨尺」を使う。東京公演や地方公演の場合はかしらなどとともに「行李」に詰めて送る。段ボールや袋ではなく「行李」が一番使いやすいらしい。江戸時代のコンテナが活躍しています。(10月25日 国立文楽劇場)


かしらの工房
文楽




手にしてる黒い棒が鯨のひげ
文 




加藤清正のかしら 左が通常、右は病気の状態
文 




無造作に転がっているかしら
文 



意外に若い職人さんが多い
文 




文 



この衣装を覚えるのはたいへん
文 



歌舞伎に使う「肉襦袢」とおなじ、体格を大きく見せるための下着
文 



高級衣装のクローゼット
文おqあり 








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●ダリヤとコスモスが見頃  ~長居植物園~

 雨天続きでひどい運動不足の日々。雨上がりに、久しぶりに植物園を訪ねると、さすがに森閑としていて人影が見えない。天気のせいだけでなく、今は咲いてる花が少ないのも不人気の理由です。 そんな中、ランダムに植えた各種のダリヤが鮮やかさを競っています。一般市民が自分で持ち寄って植えたそうですが、花壇としてはカオス的風景です。コスモスは雨続きで開花が遅れてるみたい。ずいぶんたくさんの種類があるのに驚きました。(10月17日)


ダリヤ
dariya 


dariya



コスモス
kosumosu 



kosumosu 







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●割り込んだるねん!! ~勝手に出馬したおじさん~


勝手に割り込みおじさん・・中条氏
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 駄目男の選挙区は自民と公明の協定(裏取引)により、候補者は公明のみで自民党候補者はいない。他に共産党の女性がいるけど、勝負はいつも公明の圧勝と決まっている。要するに、自民支持者が自民の候補者に入れたくても候補者がいない。これは小選挙区制度の欠陥ではないか。こんな例はたくさんあるはずで、選挙民の「選ぶ権利」より政党の駆け引きが優先されている。


これにムカついたおじさんがいた。自民党の候補を立てないのなら、俺が候補者になると勝手に出馬した。今回も無風選挙と安心していた、自民、公明の関係者は「どひゃ~~、なんちゅうことしてくれるねん」と仰天したと思う。これが分かったのが公示直前だったから説得も出来なかったのだろう。当然、自民党非公認の出馬となる。自民党のメンツ丸つぶれであります。


街の掲示板にはおじさんのポスターが貼ってあるから、供託金300万円払って、ちゃんと手続きして出馬したと思われます。しかし、ポスターには政策とかは書いてなくて公明党の悪口を書いている。当選後に自民党から公認をとります、とも書いてあって、ご本人はイチビリ気分なんか全然ないらしい。初日だったか、大通りで街宣車から「中条」の名前が聞こえたので、それなりに選挙運動はやってるのでせうが、さて、何票入るでせうか。3000票くらい取れたら上出来みたいに思えるけど、供託金没収の可能性は大きい。ポスターの顔見て、誰かに似てるなあと思っていたら、そう、作家の百田尚樹さんに似ています。職業は不動産管理会社の社長さんらしい。



大阪日暮綴


●見納め「大阪能楽会館」

 Sさんの案内で10年ぶり?に能楽会館へ。催しものは、俳優、串間保氏のひとり芝居「木挽きのほほえみ」と宮崎みどりさんとの対談「古事記ものがたり」ひとり芝居は能舞台では声がとてもよく通ることが確かめられました。宮崎さんは「古事記」を誰でもわかるようにソフトに解題して童話のように仕立て直し、全文にルビをうった。夫の小林晴明さんがソフトタッチのイラストを描いてさらにわかりやすい表現にした。出版は自費出版ながらロングセラーになっていて、現在、5万7000部販売しているという。今回のような小さい集会も販促に役立っている。


さて、大阪能楽会館は今年末で閉館する。公演数の減少=売上げの減少に加え、土地代(借地)の賃料の値上げを求められて応ずることができず、廃業を余儀なくされた。立派な能舞台は傷んでおらず、まだまだ使えると思われ、廃棄するのは惜しい。せめて解体保存してくれたらと思う。逆転の発想で、梅田のグランフロントや茶屋町あたりに新しい能楽堂ができたら、若い人も呼び込めると思うのですが、どなたか太っ腹のタニマチいませんかねえ。


ここへよく通ったのは40歳代後半くらいからで、大西松諷社という会(当会館の運営者でもある)の定期公演が主だったように思う。見た番組を専用の手帳に書き付けておいたが無くなってしまった。(捨て魔のせいである)大月能楽堂で見たものは数枚チケットがのこっている。


しょせん、素人のチラ見のレベルでしかなかったけど、お能の上等な鑑賞方法は半分眠りながら、肉眼で見た舞台を脳のディスプレイでは物語の舞台(現場)に変換しつつ見ること、と見巧者は言う。70歳の爺さんが楊貴妃を演じるのだから、リアルはいけません。じっさい、「松風」や「羽衣」のような、長ったらしくて動きの無いダシモノはうつらうつら見が正しい鑑賞法でありませう。その点「安宅」なんか、リアルで分かりやすくてカッコイイ。


見はじめた時分は、観世栄夫や片山博太郎(後に名前が変わった。先代井上八千代の息子?)が活躍していた時代。なぜか、片山氏の「井筒」がイメージとして脳裏に留まっている。後日、どこかの神社の境内にある「井筒」を確かめに出かけたものだ。昭和は遠くなりにけり。


今年限りで廃業の「大阪能楽会館」
能楽会館


串間氏と宮崎みどりさん
会館 





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●おはぎの季節

 TMさんから今年もおはぎを頂戴した。T家の昔からの習慣なので、季節がくると作らずにはおれないらしい。どれくらい手間がかかるのか分からないけど、娘、孫、ひ孫と楽しみにしている人は多いから少なくとも数十個は作らねばならない。年に一回しかつくらないのに毎年味が変わらないのは、もう脳内メモリーにレシピがしっかり刷り込まれているからでせう。


TMさんは今年93歳、同い年の夫を今春亡くして一人暮らしをしている。酒飲みでわがままな夫を老老介護する日々だったけど、亡くなってみると、楽になったと思うより喪失感のほうが大きく、支えてきたつもりが、自分も支えられてきたのだと実感した、と便りに書いてあった。他人は「そうかなあ」と思うけど、93歳で初めて一人暮らしを体験するとそういう心境になるのかもしれない。最近、耳が少し遠くなったけど、認知症の気配は全くナシ。駄目男さんは私が見送ってあげるよ、という冗談?がホンマになりそうな気がしてきた。


ohagi





大阪日暮綴



●JR環状線駅の記念スタンプ

 たなかさんから頂いたハガキに鶴橋駅のスタンプが押してあって、これがなかなかのスグレモノ。日本最古の橋「つるの橋」記念石碑とツルの絵の手前に焼き肉も描かれている。いい匂いに誘われてツルが集まるという絵柄です。直径は8センチとかなり大ぶりのサイズです。


調べてみると、環状線では全駅にスタンプがあることがわかりました。スーパーヒマジンは一日がかりでコレクションすると良い運動になり、お金もかからない。(ホームとスタンプのある改札階を階段で往復するとかなりの運動になりそうです)それに、大阪駅ってどこにスタンプがあるのか、探すだけでもウロウロしなければなりません。これが初乗り運賃だけで楽しめます。環状線は近ごろ、車両も全部快適な新型に入れ替わったので良い記念乗車になりそうです。


駅スタンプ  





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●昭和30年の仁徳陵空撮風景

 9月27日の「仁徳陵」本の紹介記事を読んでNさんからコメントと写真を送って頂きました。Nさんは下の写真に写っている大仙小学校出身で、これは昭和30年ごろの風景です。今から60年前、仁徳陵の周辺は田園風景が広がっていたことが分かります。御陵も普通に遊び場の感じで出入りできたそうです。この頃から当地は市街化が急激に進み、田畑は失われてしまいました。しかし、当時、堺市がここに大規模な公園計画を策定していたことが幸いして「大仙公園」が生まれ、仁徳陵と履中陵の間は広い緑地になり、博物館や茶室などの施設もできました。もし、この公園計画が無かったなら・・一体は住宅や工場に占拠されて御陵は孤立してしまい、世界文化遺産登録云々の話など生まれなかったでせう。


当時に、市民や役所に、歴史、文化遺産の 認識があれば、仁徳陵東側(建て売り住宅街)と北側(中央環状道路)に巾50mくらいの緑の緩衝スペースを設けることで、少しでも美しい環境づくりに役だったと思いますが、高度成長期にそんな気概も美意識もなかった。(緑の回廊があった場合の風景を想像してみて下さい)西側は静かな住宅街なので救われていますが、未だにラブホテルがあるのは情けない。少しはヨソもんの目を気にしたらどうか、と思うのは駄目男だけではありません。


幸いにして世界文化遺産になったら内外の観光客が増え、この醜悪な風景への非難の声も高まります。その前になんとかしようというプランはないみたいです。


昭和30年ごろの仁徳陵風景
大仙公園