大阪日暮綴



●アジサイはこれから・・・長居植物園

 今年はいろんな花が早咲きするので、アジサイももう見頃ではと訪ねたら、ようやく咲き始めというタイミングでした。見頃は6月中旬くらいではと思います。数年前、剪定の失敗で花が咲かなくなってしまったあじさい園ですが、今年ようやく「平常通り」に咲きそうです。(5月26日)


カシワバアジサイ
アジサイ

咲き始めたばかりのクレナイ
アジサイ

よくぞ名付けた「隅田の花火」
アジサイ

シャーレーポピーが満開
アジサイ

植物界のモフモフ「スモークツリー」
アジサイ 







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●図書館で呑んで委員会?

 4月24日、ここで案内した「大阪の酒」試飲会。まちライブラリー@もりのみや という図書館で催されたので参加。申込みは六名というので、主宰の石田さんは四合瓶3本を準備したのですが、当日、飛び入りが相次いで14名にもなってしまい、お酒がたりません(涙)。全員、初対面で、女性が3名。さすがに図書館で「呑み会」で行事申込みはマズイので、石田さんは「大阪の酒講座」という座学のタイトルにし、実際、大阪の酒づくり事情の解説をしてもらいました。


大阪府の酒蔵は現在17社です。たくさんあるように思いますが、実は1980年以後に31社が廃業しています。それまでは50社近くもあったのだからガタ減りです。このブログで紹介した?枚方市穂谷の「重村酒造」も廃業しました。生き残り組で有名な業者は「呉春」「秋鹿酒造」「西條」(天野酒)、「山野酒造」(片野桜)くらいでせうか。いずれも老舗ですが、逆に一番新しい業者は「堺泉酒造」。堺市堺区甲斐町にあり、2016年にできたばかりの新顔です。堺は、昔は酒造りが盛んな町だった、という歴史に鑑み、新たに起業しました。ブランドは「千利休」。テクニカル面は「西條」の支援があるみたい。


・・というような話をして頂いて試飲したのは、中尾酒造の「凡愚」山野酒造の「片野桜」そして堺の「千利休」。結構なお味でございました。主宰の石田さんは大阪の食文化のPRを趣味?にしている奇特な方で、当然、酒には詳しい。アテに新潟県村上市の名物「鮭の酒浸し」とかもサービスして頂き、感謝。公立図書館ではありえない催事ですが、そこは民間ということで・・・また、たのんます。(4月30日)


日本酒ファンに耳寄りのニュース
5月27日(日)にOAPで「大阪地酒 天満大酒会」が催されます。14の酒蔵が参加するので、左党は一日で大阪地酒通になれそう。
https://osaka-info.jp/page/events-2018-sake-tenma


手前の黒い服が石田さん
大阪の酒 

大阪の酒






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●500円 de 「大阪の酒」試飲会

 まちライブラリー@もりのみや のイベントの一つとして首題の催しがあります。飲むのが目当てではなく、集まった面々とおしゃべりするのが楽しみみたいな行事です。参加希望の方は下記へ申し込んで下さい。

■4月30日(祝日)
17:00~18:20まで。参加費500円
大阪の文化、酒などに関する本の寄贈あればベター。
参加申込み
http://machi-library.org/event/detail/4045/

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●まだやってます・・花見の場所取り

 西区靫公園のさくら広場では近隣の小企業が花見の宴兼新入社員の歓迎会を行います。そのため、場所取りが必要で、ブルーシートを敷いた専有スペースに社員が1~2名張り付いています。 仕事よりこっちのほうが大事ってことですか。なかには段ボール箱を30個くらい積み上げた会社もあり、何をするのでせうか。


こんな古典的花見、若い社員には不評?とりわけブルーシートに座らせられる女子社員には嫌われてると思うのですが、なぜか無くならない。たぶん、ワンマン社長の好みで習慣的にやってるのでせう。第一、レストランを予約してやるよりずっと安上がりですし。以前は新入社員の初仕事がこれで、真新しいスーツのにいさんが所在なげに座っていたものですが、今回は年長の人もいました。宴会部長かもしれません。


花見場所取り 






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●パナソニックミュージアム見学

 何気に訪ねたら、創立100周年で全面リニューアルして開館したばかりというタイミングでした。建物は戦前の外観のデザインを踏襲して新築したというからン十億の投資かもしれない。敷地の桜が満開とあって平日なのに多くの見学者で賑わっていました。


館は「松下幸之助歴史館」と「ものづくりイズム館」の二棟あり、質の高いディスプレイで見学者に語りかけます。印象としては、モノの歴史を伝えるというよりは、松下幸之助の企業家精神をうたうことに力をいれている感じです。学歴は小学校中退で即丁稚奉公に出され・・という人物がどうして世界的企業家に成長したのか。そのプロセスがディスプレイを見るだけで概略がわかります。ま、偉大な企業家にして実践的哲学者でもありました。唯一残念なのは、夢を託した「松下政経塾」から有能な政治家を輩出できなかったことでせうか。(入場無料・日曜休館)


戦前の本社の建物だったものを新たに作り直して展示場に。アクセスは京阪西三荘駅の西改札でてすぐ。
パナ 


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歴史館のエントランスロビー
パナ


巨大スクリーンがある展示室
パナ


生活が苦しかった時代、質屋通いもした。
パナ


死去した日には号外がでた(日経新聞)
パナ


ナショナル白黒TV第一号(1952年)価格は29万円。隣は冷蔵庫の第一号(1953年)価格は12万9000円
パナ


3球ラジオ(1931年)価格は45円
パナ


ダブルコーンのハイファイスピーカー。パナソニックの名称がついた商品の第一号
パナ


サーモスタットの開発ができて木製電気あんかを発売
パナ


このタイプのランプはほとんどの家庭でもっていたかも。
パナ


隣接する「さくら公園」も満開でした。
パナ









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●芽が出ますように・・左巻カヤ

 たなかさんに種を3個頂戴したので一昨日植えました。拳銃の銃弾に似たサイズと形です。カヤ(榧)自体あまり見かけないけど、左巻というのはさらに希少らしく、大木は天然記念物に指定されているものもあります。兵庫県養父市の左巻榧がその例で、昔からふるさとの象徴として大事にされています。大木だけに、実る種の数もすごくて、30~60kgになるそうです。

昔はこれを精製して食用油をつくった。大事にされる由縁です。なお、この左巻榧のある土地は京都の初代知事、北垣国道の住まいでした。なんか歴史ファンも興味をそそられる話です。


参考情報
http://www.city.yabu.hyogo.jp/3451.htm


榧

榧 






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●寒い日はキムチうどん、しかし・・・

 うどん屋のメニューにキムチうどんなるものがあるのか、ないのか、不詳でありますが、寒い日はこれが美味しい。効きます。出汁はふつうに使って具材にキムチを入れるだけの簡単レシピです。ところが、困ったことになっています。キムチがえらい値上がりで、これは白菜の高騰のせいでせう。この間まで300g入り180円だったのに、値段は同じで200gしか入ってない。容器は同じサイズだからスカスカです。それを見た目をごまかすためにラベルを黒色の不透明なデザインにした。姑息な手だけど、苦肉の策でもあります。今は韓国からの輸入がほぼ無くなっているので、野菜の高値がモロに響いています。


キムチうどん


中身を見えにくくしている。
キムチ 




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●お店の苦労に同情しつつ・・激戦歓迎

 撤退したはずのイズミヤあびこ店が元の地にカムバックして先週オープンしました。近隣のライバル店からはゾンビのように見えたかもしれない。これで当地は以前にも増して厳しい客の奪い合いになりました。新しいイズミヤは建物内に従業員用の託児所を開設したため、パートさんの雇用で俄然有利になった。ひょっとしたら、他店従業員の寝返りがあったかもしれない。時給は920~950円と世間並みです。


イズミヤのオープンに合わせて他店もいっせいにバーゲンセール。卵10個が88円~98円、豚肉最安値は100g78円~98円が定番になった感じで、消費者にはありがたいけど、各店の店長さんは頭が痛いでせう。あの安売り「スーパー玉出」も防戦に回ってしまった感があり、毎日のようにチラシを入れている。今までおとなしかった「万代」が開店時間を一時間早めたりして、イズミヤ、ダイエー、ライフの三強に割り込もうと必死。


近隣にスーパーが一軒しかないような町に比べたらずいぶん恵まれた環境でありますが、徒歩圏に7軒は多すぎる。いずれギブアップする店が出ます。その第一号は阪急オアシスでせう。


先週~今週の各社のチラシ(値段は税抜き)
チラシ 

チラシ


食パン「超熟」「超芳醇」など
チラシ 



チラシ 



チラシ 








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●大阪国際女子マラソン ~長居スタジアム~
 
 植物園に用事があって、その帰りにマラソンのスタートシーンを見物。スター選手がいなくて人気イマイチのマラソン界ですが、今回は地元出身の松田瑞生選手がマラソン初挑戦で優勝、明るいニュースになりました。東京五輪でメダル・・を期待します。


スタジアム周辺には露店がたくさん並び、地方の名産、うまいもんのセールスに必死。湯村温泉協会提供の「足湯」サービスもあります。その長さ、42,195mというのがウリです。今回は酒のアテに「ハタハタの唐揚げ」を買って帰りました。(1月28日)


スタートシーン
女子マラソン

参加402名 の大勢なので、最初のトラック一周だけで200mくらい差がつく
マラソン 


タンクローリーで温泉を運んで「足湯」サービス。タンクの上に雪が積もってるということは、余程断熱性能が高いのか。
マラソン 


足湯の長さ、42,195m。100人くらい 利用できます。
マラソン 


ハタハタの唐揚げ
マラソン 





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●文楽初春公演鑑賞 ~国立文楽劇場~

 珍しく千穐楽公演を観る。今回は八代目竹本綱大夫五十回忌追善と六代目竹本織大夫襲名披露の口上もある。住大夫亡きあと、じわりと世代交代が進んでる。ダシモノは「花競四季寿」「平家女護島」「攝州合邦辻」。


「平家~」「攝州~」とも原典は謡曲(お能)の「俊寛」「弱法師」で、とてもシンプルな話ですが、これじゃ大衆受けしないため、ああだこうだと余分な話を付け加えた。興行の面でそれは致し方ないけど、なんだかなあ、の不満も残る。江戸時代にはすんなり受け入れられた義理人情の葛藤が、現代人には「そんなん、あり得へん」と受け止めてしまうのであります。客席には少数の外国人もいたが、イヤホンガイドで殺人にまで至る親子の義理人情問題ををどう説明しているのか。おそらく理解できないでせう。自分の経験では、話を作り過ぎて不満が残るダシモノは、歌舞伎より文楽のほうが多い。


そんな話、あり得へん、と承知しつつ、観客が惹きつけられるのは演者のすばらしいワザのせいで、襲名で張り切っている織大夫の熱演には拍手喝采。鶴沢燕三の三味線もシミジミ聴き惚れてしまいます。三味線もいっしょに物語を語ってるという感じ。このコンビ、これから人気を博すこと間違いなし、と感じました。(1月25日)


引用画像:平家女護島の一場面
平家 







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●吉田利次 生誕百年作品展 鑑賞

 年に一度、ここで紹介している川島恵美子さんの絵の先生だった吉田利次の作品展が開かれています。漁師や炭鉱労働者など民衆の働く姿をダイナミックに描いた作品です。芸術家としての名誉を求めず、アートビジネスには関わりたくなかった?地味な存在のまま生涯を閉じた。下の写真のようにリアルで力感あふれる働く男女の姿を描いています。
 駄目男のお気に入りは「収穫」という、女性が昆布の束を背負い、引きずっている作品で、仕事のきつさを表すとともに昆布の描写がとてもリアルで、昆布の「ぬめり」感まで見事に表現されている。

作品展示は3月下旬まで3回、会場は港区の朝潮橋駅3号出口から歩3分「ガレリア・リバリア」。06-7502-4188入場無料 写真撮影可ですが、係員の了解を得て下さい。
https://ameblo.jp/ukon-takayama/entry-12336071975.html



吉田作品展 



吉田 




吉田 

上の絵の右端部分アップ
吉田 




吉田 



「収穫」
吉田 








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●寒い夜はホットワイン

 去年はすっかり忘れていたホットワイン。棚の奥に隠れていたグラスを取り出して超手抜きレシピでつくりました。ワインは安物の代名詞みたいな「王様の涙」(スペイン)462円ナリ。これにシナモン(粉末)とフルーツ、レモンとかオレンジを用意するのですが、これもさぼって「ゆずの粉末」で代用します。あとは温めるだけです。 なんかインスタント感ありすぎのつくりかたですが、ま、そこそこの味になりました。熱々をふ~ふ~吹きながら飲めば、身体はほかほか温まります。
 

我流インスタントホットワイン
ホットワイン 





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●「イズミヤ」リターンで激戦再開

 あびこ観音の隣にあるスーパー「イズミヤ」が建物の老朽化で廃業、撤退したのが一年くらい前。これで近隣のスーパーの店長さんは少しホッとした、と書きました。ところが、同じ敷地にイズミヤが店舗を新築し、まもなく開業・・というわけで、激戦再開です。消費者は激戦歓迎ですが、業者にとっては客の奪い合いでしのぎを削る日々になります。


地図に印をつけて、自宅からスーパーまでの直線距離を測ってみました。

・ライフ長居店・・・・・・720m
・関西スーパー・・・・・・540m
・万代スーパー・・・・・・360m
・ライフあびこ店・・・・・250m
・グルメシティ・・・・・・450m
・イズミヤあびこ店・・・・500m(近日開業予定)
・スーパー玉出・・・・・・770m
・阪急オアシスあびこ店・・780m

徒歩10分以内の距離にこれだけあります。このエリアに杉薬局など大型ドラッグストアが十数軒、半径1キロ以内にコンビニが約30軒あります。新しいイズミヤには100均ショップの「セリア」が入るので集客力が増しそう。イズミヤと阪急オアシスの間は300mくらいしか離れていないので、早晩、オアシスは廃業、撤退すると思います。両店は共にH2O傘下の店だから、営業を続けたら共食いになります。


人口がジリジリ減るなかでの、このきつい競争。客は値段に敏感で固定客づくりなんてできない。店長さんたちの苦労を偲びつつ、1円でも安い店を探して徘徊するのであります。


開業が近いイズミヤあびこ店 左の塀は我孫子観音
izumiya






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●大阪市「総合区案」説明会に行った

 2年前、大阪都構想なる案が住民投票で否決されたあと、この「総合区案」の企画が生まれました。「都構想」ほど劇的な変化をしない、ソフトな改革案と言えます。その内容の説明会が各区で行われていて、紙資料の配付とともに、市の担当者から説明があります。


この案のキモは区の統合です。現在24区あるのを8区にまとめます。この案によると、駄目男の住む住吉区は、住之江区、西成区と一緒になる「第7区」となります。目的は行政の効率アップ、民間企業で言えば生産性の向上です。大正区や此花区は人口が5~6万人で、この先の減少を考えると、独立した区としては維持が難しい。現案では25~35万人くらいの規模にまとめるようです。しかし、数字を動かすだけでは済みません。区長の権限や大阪市本体のありかたなど、課題は多い。そして、この案をどうして決めるか、という肝心のことが未定です。(議会の議決で決めるか、市民の投票で決めるか、という問題)


あと2,3年で、大阪市民はこの「総合区案」か「大阪都構想」のいずれかを選択することになります。課題がたくさんありすぎて個人が結論をだすのはとても難しい。行政のシステムや法律上の課題は知識を積めばある程度理解が進みますが、最後に引っかかるのは「気持ち」の問題かもしれない。大阪都構想を選んだ場合、自分は大阪市民ではなくなる。大阪市民というアイデンティティを失う。他人さまはともかく、自分はコレが引っかかります。トシのせいかもしれません。大阪都〇〇区民でいいのか。(大阪府、大阪市は消滅します)


しかし、東京都はとっくに先例をつくってべつに大きな問題はおきていないではないか。その通りですが、東京市が東京都になるにさいしては市民の意見は全く反映されなかった。戦時中、敗色の濃い1943年に政府の考えで「都」になった。首都ゆえ、容易に支配するために内務省管轄の「政府直営」みたいな都になった。時の権力者が勝手に決めたのであって、大阪の良き先行モデルとはいえない。


住民にとってはとても大事なテーマでありますが、残念ながら関心は低い。先の都構想の説明会はあの橋下さんが熱弁をふるったり、賛否の議論がなされたが、この総合区案はそんな熱気ゼロです。区民センターに集まった人は200人くらい、人口15万人の区にしてはいささか寂しい集いでした。(12月16日 住吉区民センターホールで開催)


現行24区を8区にまとめる案
総合区案 



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●電気代3割増加・・懐も寒い日々

 先月、今月と寒い日が多いと感じていますが、気温表を見ると、今月は、最高、最低気温とも平年より低い日が断然多いことがわかります。昨年の今日、12月22日は、大阪で最高気温21度、最低気温14度という、とんでもない暖かい日でした。なのに、今年は毎日、最高、最低気温とも平年より2~4度も低い。きょう通知のあった電気料金を見ると、昨年の同時期より30%も増えていて驚きました。貧乏人いじめの寒波到来です。しかし、電力会社にはウハウハの有り難い寒波、大歓迎でありませう。外出すれば寒い。家にいても懐は寒い。難儀でおます。


 今月の最高、最低気温表(大阪市) 直線は平年値
気温表





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●おでん de 忘年会

 昼間にTさん宅を訪れてささやかな忘年会。自分でおでんをつくることはないから、これの方がありがたいご馳走です。ご飯はかやくご飯でこれも久しぶり。Tさんは詩作やエッセイが趣味で、詩は伊藤桂一氏(故人)が主宰する「花筏」(はないかだ)という会で修業した。その会報を見せてもらって驚いたのは、掲載の全作品に伊藤氏の添削があり、それが自分のようなド素人にも納得できる、優れたアドバイスであることだった。Tさんの作品にもいろいろアドバイスがあるけど、伊藤センセの指示に従ったほうが良くなること、理解できた。


こんな親身なアドバイスは、会員が15人限定だからできる。30人とか50人という大所帯では目が行き届かない。15人限定の運営ははた目にも正しいように思えた。これは文芸趣味に限らずに言えることかもしれない。会員の人数に比例してメンバーのクオリティは落ちやすい。
伊藤氏は昨年秋、99歳で亡くなられた。認知症を患うこともなく、亡くなる直前まで会の世話をされたそうだからすごい生命力であります。氏の作品を読んだことがないので、お正月にでも読んでみませう。


 伊藤 桂一(いとう・けいいち=作家、詩人)10月29日、老衰のため死去、99歳。連絡先は新学社総務部。お別れの会は12月6日午後2時から大津市馬場1の5の12の義仲寺。喪主は妻、千代美さん。
 三重県生まれ。1938年に陸軍に入り、中国大陸を転戦した。戦後、自らの戦場体験を書いた「蛍の河」で62年に直木賞。「静かなノモンハン」で84年に芸術選奨文部大臣賞と吉川英治文学賞。85年紫綬褒章。2001年日本芸術院会員。日本現代詩人会の会長も務めた。


二日煮込んだTさんのおでん
田代おでん

 




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●たなかさん JR環状線駅記念スタンプ 全駅収集

 たなかさんがJR鶴橋駅で見つけた記念スタンプが魅力的なデザインだったので、もしや他の駅にも?と興味をもち、このほど全19駅のスタンプラリーを完遂しました。そのコピーが下の写真です。こうして眺めるとなかなか見応えのあるコレクションです。今回、全駅を巡って、環状線には「今宮駅」という駅もあったのかと、オマケの大発見!?(笑)もありました。(現在の高架駅が開業して20年くらいになります)


このコレクション、各駅で降りてペタンとスタンプ押すだけやろ、とイージーに考えますが、たなかさんによると、けっこうモタつくそうです。スタンプ台の置き場所が駅によてまちまちで、中には改札外の駅もあるから電車チンがかさみます。利用度が低い駅は駅員にたのんで持ってきてもらうことに、とプチ苦労する。うっかり快速電車に乗ったら目的の駅は通過駅だった、なんてドジもあります。そのぶん、達成感が味わえますけど。


せっかくデザインを統一してまでアピールしているのだから、JRはもう少し宣伝をして利用者を増やす努力をしてほしい。子供には社会勉強になるし、老人には外出の良い機会になります。環状線一周ウオーキングよりきっぷの売上げは伸びると思いますよ。駅近くの飲食店が「スタンプ提示のお客さんは100円引き」なんてサービスをすれば、常連以外の新しい客が来るかもしれない。(この場合、スタンプは改札内に置くことが条件になる)どないです? 


ところで、大阪府市民で環状線の全駅で乗降した経験のある人、どれくらいいるでせうか。2割あるかどうか、と推定します。


鉄道ファンならずとも、良い思い出になります。
スタンプ



スタンプ 







大阪日暮綴



●「磯自慢」海苔かと思えば酒だった

 一ヶ月ぶりにココルームへ行って「なんぞ旨い日本酒を」と頼んだらこれがおすすめと出されたのが「磯自慢」。なんや海苔の佃煮みたいな名前やんか。佃煮と同名の酒です。静岡県焼津市にあり、創業は天保時代、2008年の洞爺湖サミットで乾杯酒に選ばれ、一躍名を売ったという。飲んだのは本醸造モノで、キレもコクも乏しいけど、えらく飲みやすいのでお代わりを。こんなに軽い日本酒は珍しい。

磯自慢
磯自慢 


店舗自体が粗大ゴミみたいになってきた。

磯自慢







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●梅田の巨大ゲージツ作品

 梅田は阪急百貨店前の交差点にある換気塔が俄然かっこよく見えるようになりました。ステンレスの板をベタベタ貼りまくった巨大オブジェが実は梅田地下街の汚れた空気を排出する換気装置です。機械がむき出しじゃカッコ悪いので、こんな装飾的なデザインになりました。


デザインしたのは文化勲章を受章した建築家、村野藤吾氏(故人)旧心斎橋「そごう」を設計した人です。これが完成したのは1963年だから、東京オリンピックの頃ですね。半世紀以上前のデザインなのに古ぼけた感はありません。今日、ここを訪ねたら、工事中の新しい阪神百貨店の外観が背景になって一層ゲージツ作品ふうに見えました。撮影位置によってはもっとかっこいい写真撮れそうです。


換気塔 







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●国立文楽劇場 バックステージツアー参加

 いやもう・・こんな催事は大好きですね。抽選4倍の競争をくぐって見学会に参加しました。ふだんは関係者しか出入りできない舞台裏の職人の工房見学で「かしら」「床山」「衣装」の三部屋で職人さんの話を聞きました。魅力的な人形たちの解体、組み立て作業場と言えます。


かしら
 かしらは樹齢数十年の檜を彫刻してつくります。現在の在庫は約350。彫刻、メカづくり、ペイント、の作業をこなしますが、メカ仕込みはなかなかデリケートな細工で、熟練を要します。構造自体、昔と変わらず、操作は鯨のひげを使うのも昔のまま。鯨がカーボンファイバーや金属線より優れているのは、ひげをナイフで削ることでバネの強弱を微妙に調節しやすいから。祭りのからくり人形などでも使われています。


しかし、材料の調達はワシントン条約でできなくなり、国内のあちこちからかき集めて保存している。現在の在庫で100年ぶんくらいは賄えるとのことです。鯨のひげ=バネ、を考え出した人、エライ。かしらは公演ごとにファンデーションからやり直し(塗り直し)て使うが、耐用年数は20~30年だそう。新しくつくるには何ヶ月もかかる。


床山
 かつらの材料は何なのか気になっていましたが、答えは人毛とヤクという動物の毛を用いるそうです。女性の頭は人毛でつくる。誰かが「ときどきシャンプーするんですか」と質問したけど、答えは「しません」でした。びんつけ等油性品で整えることがないため、汚れることはないそうです。「道成寺」のラストシーンなどでは、ワンタッチで髷がほどけてザンバラ髪になる演出があるけど、爪楊枝のようなピン一本の操作でほどけるようにしてある。お姫様役はかんざし等の飾り物が多いので、これの組み込みは大変手間がかかる。和装の美容師さんと同じセンスが必要です。


衣装
 工房のスペースの半分くらいは衣装のストックで占められています。
人形の衣装でこんなに場所をとるのだから、歌舞伎の場合は2倍、3倍のスペースがいります。管理とメンテナンスの大変さがわかります。庶民の地味な着物は街の古着屋で適当なものを探して仕立てることもある。武将やお姫様の衣装の柄は図案から染め、織りまでオーダーメードになる。人間用では柄が大きすぎて不自然になるからです。注文は西陣などのなじみの業者にします。当然、高くつくが仕方ない。


舞台では結構酷使されるので、汚れや傷みが激しい。その場合、クリーニングするのではなく、汚れた部分に同じ生地でつくったものを貼り付ける(縫い付ける)という方法で補修する。つぎはぎ状態になるけど、観客には分からない。仕立ては今でも「鯨尺」を使う。東京公演や地方公演の場合はかしらなどとともに「行李」に詰めて送る。段ボールや袋ではなく「行李」が一番使いやすいらしい。江戸時代のコンテナが活躍しています。(10月25日 国立文楽劇場)


かしらの工房
文楽




手にしてる黒い棒が鯨のひげ
文 




加藤清正のかしら 左が通常、右は病気の状態
文 




無造作に転がっているかしら
文 



意外に若い職人さんが多い
文 




文 



この衣装を覚えるのはたいへん
文 



歌舞伎に使う「肉襦袢」とおなじ、体格を大きく見せるための下着
文 



高級衣装のクローゼット
文おqあり