大阪日暮綴



●ちょびっと・・梅ジュースをつくってみた

 庭でとれた梅の実ですけど、とNさんから頂いた実はわずか250g。梅ジュースの作り方の説明書ももらったので、ほんまに出来るのか試してみました。梅は、店ではふつう1kg単位で売っています。


・梅は洗って水切りし、冷凍庫で24時間以上、凍らせる。
・瓶に砂糖、梅、砂糖。梅・・と交互に入れる。
・密封して常温で一週間ねかせる。
・梅を取り出し、液体(ジュース)を別の瓶に移す。
・4~5倍に薄めて呑む。

砂糖は氷砂糖を使うそうですが、無いのでグラニュー糖で代用。出来上がった濃縮ジュースを氷水で4~5倍に薄めて飲むと・・う、旨い! 天然果汁そのものですからマズイはずがない。半信半疑でつくったけど、期待以上の美味しさでした。材料を1kg使えば普通は900mlの原液ができるそうで、4倍に薄めたら3,6リットル。材料費からみれば、贅沢というほど高価な飲み物ではなさそうです。お酒が飲めないのに梅酒をつくる人がいるけど、ふつうは梅ジュースをつくって愛用されてるのでせう。


材料はこれぽっち
梅ジュース


一週間目(砂糖が多すぎて溶けきれない?)
梅  


美味しく出来上がりました。
梅  








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●きれいな夕焼け空

 梅雨入り宣言されたのに皆目雨は振らず、今日もきれいな夕焼け空が見られました。雨が少ないだけでなく、湿度が低い天候が続いていて、例年のジメジメ感がなく快適です。当然、ビールが旨い・・は身勝手な感想で、テキトーに雨も降ってもらわなくては。しかし、週間予報見てもまとまった雨は期待できないみたい。


夕焼け






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●北野恒富展 鑑賞  ~ハルカス美術館~

 待てば海路の日和あり・・念願かなってようやく企画された美術展。といっても、名前を知らない人の方が多いかもしれない。明治から戦前まで大阪をベースに活躍した日本画家で、今展のサブタイトルは~なにわの美人図鑑~とうたっています。


同時代の美人図画家、上村松園に比べたら、知名度ではガタ落ち、作品の風格品位においても劣るのですが、美人図としての魅力では互角だろうと勝手に思ってます。男から見れば、上村美人図にくらべて通俗、かつ退廃的な画風に惹かれるのかもしれない。北野恒富の人生そのものは上村松園センセに比べて100倍俗っぽい。要するに艶福家であります。上品美人より悪女美人を描いて人気を得たことから、画風を「悪魔派」とよばれたと説明にあります。


それでも後輩の育成には熱心で、島成園や木谷千種などを一流の画家に育てた(両名とも女性)。また、東京一極になりそうな芸術運動に対抗して大阪の画壇を盛り上げようと会派の設立を積極的にすすめた。艶福一筋ではありませんでした。この実績がなかったら画家としての評価も少しマイナスになっていたかもしれない。
 画家だけでなく、小説の挿絵やポスター制作でも活躍し、北野流美人図を世に広めた。「菊正宗」の宣伝ポスターなど、見たことある人いるかもしれない。(灘の菊正宗資料館に現物があったような気がする)

同展は7月17日まで。チケット1300円。


会場入り口 ポスターの右手が「願いの糸」左が「夕涼み」
北野 


「淀君」
淀君




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●高齢引きこもり夫婦?

 隣のAさんが先週引っ越された。高齢のご夫婦で、約2年前に引っ越して来られた。その当日、奥さんが〇〇です、と名乗って挨拶に見えた。70歳くらい?という印象の方だった。それから約2年、壁一枚隔てたお隣の方なのに、一度もご夫婦の顔を見ることがなかった。姿を見ないのは単なる偶然かもしれないと思っているけど、そんなのありか、という気もする。普通の暮らしをしていたら、2年間も顔を合わさないって無いような気がする。


ご主人が病気で寝たきり・・なら、顔を見る機会はないけど、ベランダ越しに聞こえる夫婦の会話はごく普通で病人には思えない。夫婦とも外出嫌いだとしても、宇宙船の暮らしじゃあるまいし、2,3日に一度くらいは買い物等で外出しないと生活が維持できないはずだ。ならば、玄関前や廊下や道路で出会うチャンスはあったはずだけど、一度も会わなかった。訪問客が出入りする場面も見たことがなかった。


仮に、駄目男もAさんと同じくらい外出嫌いな人間だとしても、年に一度くらいはばったり出会うことがある。それが普通でせう。なので、いつの間にか、Aさん夫婦は山中に簡素な庵をつくってひっそり暮らす、方丈記の鴨長明みたいな人・・をイメージしていた。しかし・・この想像は間違っていた。引越の日、何気に道路を見下ろしたら、大型の引越トラックが2台、玄関に横付けされていてビックリした。50㎡足らずの家に家財道具がぎっしり詰まっていたことになる。簡素な庵の暮らしのイメージはぶっ飛んでしまった。集合住宅に住んでいても、隣人と年に一度も顔を合わさない・・案外、普通のことなのかもしれない。

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●ナカノシマ大学「大阪・高低差地形入門」講座

 NHK「ブラタモリ」出演で名前が知られた新之介氏の講演。4月に企画したが、希望者が殺到してアブレがたくさん出たため、広い会場で二回目の講演会となりました。サントリー本社の西隣にある中央電気倶楽部は戦前に建てられたクラシックなビルです。


驚いたのは、参加者の2~3割が女性だったこと。こんなに地味でマニアックな中身の講座に30~40代の女性が参加するなんて・・。何がおもろいの?と尋ねてみたくなります。日本刀の展示会に「刀剣女子」がわんさと押しかける現象と同じでせうか。いや、地形講座のほうが100倍地味だと思うのですが。


大阪市内の上町台地には「坂のある町」がたくさんあり、その歴史や地形の変遷ぶりを語って町を見直してみようという趣旨ですが、資料として使われた「カシミール」というソフトを使った大阪の古代の地形の説明がとても分かりやすくて、縄文時代から江戸時代までの上町台地の変化が参加者の脳にしっかりインプットされたと思います。この予備知識ををもって現在の町を歩くとガイドさんの説明を聞くよりずっとリアルな地形の歴史が学べます。東京に比べたらうんとスケールが小さいので理解しやすいのも「学習」には有利です。・・と書いても、大方の人には「なんのこっちゃねん」な話ではありますが。 (5月27日)


会場風景
ナカノシマ大学 


中央電気倶楽部外観
ナカノシマ 







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●慈雨

 昨日午後、雨の降り始めに外へ出たら、きつい「ホコリの匂い」が。珍しい自然現象です。路面などに積もった砂ホコリなどに雨が染みこんだとき発するものと思われます。ホコリの中には中国発のPM2,5入りの汚いものもある。雨は夜になって本降りになり、朝まで続いて地表のホコリを洗い流してくれました。これぞ、干天に慈雨であります。


ame



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●バー「COCOROOM」一年生存

 西成のど真ん中でクラシック音楽を聞かせるバー・・なんて狂気の沙汰でありますが、狂気を保ちつつ開店一周年を迎えた。かれこれ20回くらいは行きましたが、んまあ、なんともいえない奇妙な酒場であります。何が奇妙なのかといえば、店主が奇妙、客も奇妙、店のカタチも奇妙・・ノーマルな酒場しか知らない人が訪ねれば、一杯呑んであたふたと逃げ出すやも知れず、しかし、そういう場面を意外と見なかったのは客自身が奇人変人の類いだからでせう。


一日900円のドヤで暮らすおじさんがワーグナーを論じたりするのは楽しいが、音楽なんか全く興味のないオジン、オバンがビール一杯で2時間くらい座ってるのは、無口なのではなく、ただ人恋しさのためだったりする。とても陽気でおしゃべりな若者が、実は××だったりして警戒警報が出たりする。外国人客のほうが多い場面もある。 場所柄、リスクが大きいのはやむをえない。リスクというのは、ハヤイ話が呑み逃げである。で、対策として、店主は初めての客を即時に判定して前払い(キャッシュ・オン)後払いに分ける。音楽が好きでやってきて前払いということはない。しかし、自称バッハファンでも酔っ払って入店したら前払いである。


なんやかんやで100万円は投資したという店主自慢のシステムがゴミ屋敷然とした空間に鎮座している。先月、自分のリクエストで、ブルーノ・ワルターが振ったモーツアルトの交響曲40番を何十年ぶりかで聴いた。1950年代の録音らしいが、これが実にいい。正統にして中庸、なんのケレン味もない淡々とした演奏。(オケはコロンビア交響楽団)しみじみ感満点で聞き惚れた。



ココルーム





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●「石は地球のワンダー」展 見学

 石ころのコレクションがライフワークだなんてどれくらいカタブツなおじさんなのか。そんな予断をもって展示会場へ行くと、むむ、まあなんと魅力的な石ころか、とイメージはコロリと反転しました。生まれてはじめて見る珍しい、美しい石がごろごろ、焦がれて外国まで仕入にいく気持ち、わかりました。以下、適当にピックアップした珍しい石の写真です。名前がとてもややこしくてちんぷんかんぷんなので省略します。すべて北川隆司氏(故人)のコレクションです。(同展は6月4日まで 大阪市立自然史博物館にて開催 料金300円 敬老パスあれば無料)


北川隆司氏のコレクション。全部で160点展示。別に金澤氏の化石コレクションもたくさん展示されている。

会場入り口
石 終わり 


石 


石はワンダー展



石



石 



石 



石 



石 






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●住吉大社 卯之葉神事

 5月の初卯の日が住吉大社の創立記念日で神事と雅楽の奉納などがあり、今年は4日に行われました。創立記念日といっても、開創したのは神功皇后ですから正しい年月日は・・ムニャムニャです。卯の年、卯の月、日、ということで神事には卯の葉が捧げられます。神事のあと「天王寺舞楽」の伝承団体である天王寺楽所雅亮会(がくそがりょうかい)の有志が石舞台で舞楽を奉納します。日本の音楽と舞踏の原点みたいなものですが、和のイメージからは離れて、中国や西アジアの趣が強い不思議な舞楽です。


境内の南東隅には小規模ながら卯の花苑があって現在は13種の卯の花(ウツギ)が栽培されています。よく似ているので名札がなければ区別できない。なお、唱歌の「卯の花 匂う垣根に・・」はイメージであって卯の花は匂わないそうです。公開は5月中。また、近くの「浅沢社」の池ではカキツバタが見頃。平安時代、当地は湿地でカキツバタの自生地でした。


雅楽の奉納
住吉



住吉 



住吉 


卯の花苑
住吉大社神事 



住吉 


浅沢社のカキツバタ
住吉 


住吉 おわり 





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●少年Hの「玉造愛」

 もりのみや「まちライブラリー」で、本好き、地図好きが集まっての交流会があり、駄目男も初参加したところ、メンバーに小学校6年生のH君も加わりました。大人の集いなのになぜ?と訊くと、地元の玉造を対象に地域情報紙をつくってるという。で、見せてもらったのが写真の紙面。タウン紙の個人発行版といえるもので、中学生の兄と二人で取材、編集、コピー配布までしているという。自分の住んでる街のことを詳しく知りたいという好奇心がモトで、それが昂じて他人にも知ってほしくなった。


玉造界隈の商店や喫茶店、オフイスなど、突撃取材?もして、仕事の内容や店のメニュー、店主の紹介もする。いきなり小学生が現れて「取材」するのだから面食らうと思うけど、今は地元では有名人?になっていて面食らうなんてことはないらしい。地図はグーグルマップをプリントしたものを手描きにアレンジ しているが、なかなかの労作です。


H君にすれば、自分の街に大型マンションが出来たり、見慣れた商店がひっそり消えてゆくさまを見て大人とおなじような感慨をもったのかも知れない。あるいは、自宅のすぐ近くにあった「日生球場」が東急のキューズモールやエディオンに変身したことが大きなカルチャーショックになったのかもしれず、地図のキューズモールのところには吹き出しに「何年か前には虫たちがいっぱいいたのに」と子供なりに愛惜の念を書いている。(日生球場は永らく廃墟の状態だった)


キューズモールの北向かいには先日紹介した「ピース大阪」があって、ロージンたちは70年前の焼け跡風景の写真を見ては在りし日の大阪を偲ぶのですが、H君にとっては数年の過去も懐旧の対象になる。だから今をしっかり記録しておこうというH君の思いには共感します。



情報誌はA3両面コピー。現在8号まで発行。
森の 


地図もなかなかの労作

森の 


H君が書いたカフェikoi の記事
森の 



テーマ別に好き者が集まって懇談
もりのみや 






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●ドヤ街に「星野リゾート」進出の衝撃

 〇ビには無縁の高級ホテルを運営している星野リゾートが、何の因果で新世界へ進出・・。もしや、イチビリちゃうか?と言いたいほど当地にはえらいカルチャーショックになります。とりわけ、界隈の宿泊施設を独占状態にしている「ホテル中央」にとっては、隣にミサイルを撃ち込まれたような衝撃だったと思います。


土地の売却は提案型の公募入札なので、地元のホテル中央も参加する資格はあったと思いますが、物件が大型過ぎて手を出せなかったのかもしれない。しかし、落札想定業者にアパホテルの名はあったと思いますが、星野リゾートの落札は青天の霹靂だったでせう。かように、ブランドと物件のミスマッチはひどいけど、地域全体の将来を考えたら、アパホテルよりは良かったと考えます。


実際の設計においては、苦労がたくさんありそう。客室からの窓外の風景では大阪市内でサイテーだし、セキュリティーでも神経を使わねばなりません。他のホテルでは必要のない、敷地入り口やフロントでのガードマン配置が要るかもしれないし。しかし、リゾートという言葉が最も不似合いな環境でのプロジェクト、これがかえって斬新なプランを生むこともあるので、世間の期待は大きいと思います。


東となりには、かつて「フェスティバルゲート」という大失敗プロジェクトがあり、そこは現在、パチンコのマルハンと安売りのドンキホーテが営業していて、新世界らしい雰囲気をつくっています。この環境に呑み込まれないホテルの設計はいかにあるべきか、注目度は高い。


ホテルの敷地はJR新今宮駅に接している。電車は最近導入された新型車両。
星野


敷地は1万4000平方m、余裕十分の広さです。
星野


敷地に隣接するドヤふうマンション。「権利金、保証金不要、日払い可」の看板があって「ドヤ」と同じ使い方ができると宣伝している。
星野



完成予定は2022年、生きてるかな?

星野





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●鮎の干物と「風の森」

 新潟のSさんから何年ものあいだ鮎(冷凍)を頂戴したけど、今年は干物が届きました。ナマと違って下ごしらえはなし、火に炙るだけです。塩をふる必要もありません。これが酒肴としては最高に旨い。体長は15センチほど、頭から尻尾まで丸かじりです。これに、やはり頂きものの「風の森」<雄町純米吟醸>をちびりちびり。すこしフライングですが、春宵一刻値千金のひとときであります。あした、北朝鮮から核ミサイル飛んで来てもええねん。許したる・・てな気分になりまする。


鮎の干物




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●こんなにいるのか、古地図ファン

 地元、住吉区の文化事業団体が「古地図にみる住吉」というタイトルで講演会を開催。市大の教授や作家三人がそれぞれの知見を述べる一般向けの内容でしたが、定員300人のところ、何十人かオーバーする人が詰めかけて主催者を慌てさせる盛況でした。区の広報誌の隅っこに案内が出ているだけだったので、せいぜい100人までの参加だろうと予想した駄目男もびっくりです。


スピーチで語られたのは、主に、天王寺~住吉~堺のエリアで、古代から現代までの地形や川の変遷と道路の発展、また、田畑や住宅地の開発で風景がどのように変化していったか、などです。概ね、自分の知識の範囲の話でしたが、住吉大社ができるまでの考古学的な話は、やや別世界という印象でした。(自分に知識がないため)


あらためて思うのは、上町台地や難波津、住吉津の歴史の古さで、神話時代と古代の境界になるくらい古い土地だということです。神功皇后と住吉大社との縁を考えだけでも、フィクションとノンフィクションの両方が楽しめる。また、住吉大社ができた時代の大和への道がごく一部残ってるだけでも驚きです。そんな大昔から戦中戦後あたりまでの住吉を古地図からイメージしようという趣味人がたくさんいることを知りました。近代では、は南海線、阪堺線、阪和線 の由緒来歴と街の発展ぶりを知るだけでも十分楽しい。歴博あたりで大規模な古地図展を企画してくれないかな、と願うものであります。


会場風景(住吉大社 吉祥殿)
住吉大社




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●ようやくデザインが決まる・・大阪市立新美術館

 天王寺公園にある市立美術館に代わる新しい美術館が発案されてから実に30年以上迷走したあげく、ようやく新美術館の設計が決まりました。大阪人はイラチといわれるけれど、これに関してはまったくの外れ、呑気もいいとこです。実際、早くつくれという市民の要望はなかった。


こんなにもたついたのは金の問題。市の財政が厳しいなか、文化に関する施策はいつも後回しにされてきました。そのくせ、ガラクタと言って良いハコモノはどんどんつくり、壊しては大赤字を生んだ。南港のWTCビルや新世界の「フェスティバルゲート」なんかが悪しき見本です。


愚痴はさておき、美術館の設計はコンペ方式で競われ、遠藤克彦建築研究所の作品が選ばれました。次点は日建設計大阪オフイス。駄目男の個人的願望としては、江戸時代の蔵屋敷をシンボライズした外観が好ましいと思ってましたが、これはアウトでした。しかし、当選案、次点案とも、蔵屋敷の舟入(堀)の風景をイメージさせる設計も含まれており、蔵屋敷街という歴史を全く無視したプランではないのが救いです。


完成すれば、界隈の風景はがらりと変わります。中之島一帯で唯一「荒れ地」の風景が残っていたところが、文化、アートシーンに変身します。南隣の国立国際美術館やツインタワーの新朝日ビルにできる香雪美術館(分館)とあわせて、美術ファンにはうれしいゾーンが生まれます。完成予定は2021年・・・まだ生きてる? それが問題ダ。


新美術館の外観。黒色のシンプルな直方体になる。
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●節分風景 二題

 昼前、歯医者へ行ったついでに「あびこ観音」へ。うすら寒い日なのにここは大賑わいです。一年分の稼ぎの9割は、この節分の三日間で得なければならないので、祈祷の受付に30人以上配するというぬかりの無さであります。護摩焚きの炉もフル稼働、山伏も祈祷に忙しくて、ホラを吹いてるヒマがない。

 夕方、西梅田のジュンク堂へいくと、こちらは北新地「堂島薬師堂」の節分会。奈良の薬師寺から数名の坊さんが来て念仏唱和=アカペラがなかなかの迫力。日が落ちると、新地のきれいどころが花魁に扮してネオン街をそぞろ歩きします。


あびこ観音
節分


節分 



北新地 堂島薬師堂
北新地 




北新地 



近所の店で買った恵方巻とイワシ、計700円ナリ。
北新地 






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●初春文楽公演鑑賞

 昼の部のダシモノは「寿式三番叟」「奥州安達原」「本朝二四考」の三本。映画はなんでも90分以内にまとめよ、と勝手な主張をする駄目男の論で言えば「奥州安達原」はいかにも冗長で退屈な作品であります。タイトルから察すれば、題材は謡曲(能)の安達ヶ原をモデルにしたように思ってしまうけど、全く無関係な内容で、謡曲ファンには取りつく島もない。歌舞伎の「黒塚」が「安達原」をアレンジした作品で親しまれているのに比べてもクオリティが低すぎる。


話は武家社会の陰謀やテロを主題にしているものの、人事相関がややこしく、また、物語の進行を語り(義太夫)だけに頼るため、動きが少なく、退屈この上ない作品になっている。観客の半分は寝ていましたね。
 前にも書いたけど、200年以上続く古典作品にも駄作はある。こんな退屈な話を継承するより、能の「安達原」の物語を文楽にアレンジしたほうが余程面白い。能での謡いだしはワキによる「旅の衣は鈴懸の・・」だけど、この覚えやすい詞章を義太夫でやれば、文楽、能、両方のファンに親しまれるのではないか。上演時間も40分くらいで済みそうだし、と勝手に想像するのであります。(1月20日 国立文楽劇場)

能の公演「安達原」 狂言は野村萬斎が出ている
https://www.youtube.com/watch?v=I5j87foiwY0


 文楽劇場







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●喝采はトップとラストのランナーに

 1月の最終日曜日は大阪国際女子マラソン大会の日。曇天ながら、穏やかな天候のもとで行われ、人出は多かった。しかし、スター選手が不在なうえに、記録もパッとしない凡庸なレースになってしまった。 TVで中継を見ながら、あと20分くらいでゴールしそうというタイミングで家を出て長居公園へ。スタジアム手前のコースで待つと、まもなくトップの重友選手が通過、35キロあたりで先行の堀江選手を追い越して独走態勢でゴールした。


二位以下も競り合いという場面がなくて、ぽつりぽつりと選手が現れるだけ。50位くらいからは団子状態でスタジアムにかけいります。 むしろ、沿道の皆さんが注目するのはラストランナーであります。トップから一時間くらい遅れて、ひとりぽっちで現れたけど、別に苦しそうな表情でもなく淡々と走る。さすがにもうジョギングに近いスピードであります。しかし、後に2台の白バイを従え、さらに「救護車」「選手収容車」が続く。こんなにリッチなランニングは望んでもかなうものではありません。何より、うんと数が減った沿道のファンから最大の拍手と歓声が送られる。半端な成績のランナーより100倍目立つゴールインです。


白バイを従えて走るラストランナー (362位・三重)
ラストランナー





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●黒米入りご飯

 一月ほど前、むかごご飯をアップしましたが、今回は写真のような色つきご飯。やはり、千葉在の弟から贈ってもらいました。色つきのご飯といえば赤飯しか知らないけど、この黒米入りご飯は炊くのが至って簡単、普通の米が2合なら、大さじ一杯分の黒米を加えて炊くだけです。
 食べると粘りけが増して、なんかグレードが上がったような気がします。ごま塩をふりかければ、おかずなしでも美味しく食べられるかもしれない。


なぜ黒いのか。理由は、果皮と種皮の部分に青紫の天然色素・アントシアニン(ポリフェノールの一種)が含まれているからだそう。また、黒米は白米に比べて、たんぱく質・ビタミンB群・ナイアシン・リジン・トリプトファンが豊富で、鉄分・亜鉛・カルシウム・マグネシウムなどミネラル分も多く含んでいるとのこと。栄養的にもスグレモノです。
 別に高価な材料でもないし、余分に手間がかかるものでもないから、食堂などで供するご飯をこれに変えたら評価が上がるかもしれません。


古代米 


古代米






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●くっきりと「有り明けの月」

 夜明けに満月が煌々と輝くさまが見られるのは珍しい。曇天では見えないし、よく晴れていては明るすぎて見えにくくなる。また、その時刻はもやがかかってることが多い。
 1月14日、カーテンを開けると、曇り空なのにくっきりと輝いていた。しばらく見ほれました。かっこいい。時刻も7時10分と遅いのに、こんなにきれいに見えることもあります。しかし、これを見て有明の月なんて言う人、もうあまりいないかも。駄目男がすんなり思いだしたのは、この歌が好きなためです。

ほととぎす 鳴きつる方をながむれば ただ有明の月ぞ残れる
                   ~後徳大寺左大臣~ 


有明の月」 
 





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●ついに脱落一号が・・・スーパーの過当競争

 自宅からの徒歩圏、半径1キロ以内にスーパーが8店もあること、以前に書きましたが、とうとう脱落店が出た。イズミヤ デイリーカナート我孫子店。12月31日をもって閉店の張り紙。建物の建て替えのため、とチラシに書いてあるけど、テナント入居なので、家主が建物を建て替えても再入居することは100%ない。


それは仕方ないとしても、周辺の個人商店約30店は売上げ激減必至でこちらも廃業が続出しそうです。値段での競争だけでなく、例えば、築50年の建物なら耐震化工事も迫られるが、とてもそんな余裕はない。撤退するしか選択肢がないのが実情です。パートのおばさんたち、次の仕事先が見つかったかな、と自分の貧乏を棚に上げて心配します。


店の賑わいぶりを見て、最初にダウンするのは関西スーパーだと思っていたけど、予想が外れた。では、イズミヤがつぶれたら、その客を関西スーパーに取り込めるかというと、それはない。両店の間に数年前にできたライフがあってイズミヤの客を取り込んでしまい、関西スーパーには来ない。ライフはニンマリ、ですね。
 1キロ以内に、ライフが2店の他に、関西スーパー、阪急オアシス、グルメシティ、万代、スーパー玉出、業務スーパーがあり、このエリアには、コンビニが約30店、スギ薬局やツルハドラッグなど、大型ドラッグも約10店ある。消費者としてはまことに有り難い環境ではありますが、なじみの店がなくなるのは寂しい。


今年7月には、イオンモール北花田店から阪急が撤退する。これって、大問題であります。イオンの利益の大半はテナントの家賃収入に頼ってますからね。阪急の1万㎡もの床が空っぽになったら、どうして埋めるのか。もう答えがでていないと間に合わない。巨大イオンに暗雲・・はもう常識でせう。


撤退したイズミヤ デイリーカナート
イズミヤ


ライフの隣にあったファミマも年末に廃業した。
イズミヤ