FC2ブログ

たまには外メシ



●売れる予感・・高野槙のジン

 ゆうべ、ココルームへいくと見慣れぬボトルが・・。珍しい和歌山産のクラフトジンで、県特産の高野槙の葉を原料の一部に使っているという。他にレモンやミカンや山椒の種なんかをブレンドしてあるらしい。さっそく、ロックで呑むと、まあ、とてもエレガントな味と香りがして呑みやすい。度数は47度。商品名は「KOZUE」であります。


上等なウイスキーの値段が高騰してバーも商売がしにくくなっているところ、ジンをベースにした酒をすすめる店が増えるのは当然の流れであります。女性には呑みやすさが好まれるというオマケもあります。そこに登場したこのジン、世評は知らないけど、人気高まること期待できます。味の良さとともに、和歌山産というローカル感が新鮮。高野槙なんて想像もしない樹木のエッセンスを愉しめるなんて想定外でした。まずは、苦労して開発した職人さんたちに敬意を表します。

参考資料
http://www.nakano-group.co.jp/product/spirits/kozue/


和歌山ジン 


            コウヤマキ

和歌山ジン








スポンサーサイト

たまには外メシ



●たまには外メシ 天芝「ロバート」のランチ

 天王寺公園は大阪市営から「近鉄」の運営に変わって、ずいぶん賑わいが増しました。近鉄にとっては「ゼニ儲け」のための公園に変身させたのだから、あれこれサービスに努めます。飲食店は4店で、そのなかで一番大きいのが「ロバート」です。他の店と同様、メニューは若者、ファミリー向けで、ジジババ好みのものはない。
 で、若鶏唐揚げの黒酢あんかけ、というのを頼んだら、案の定、ボリュウムありすぎで完食できない。しかし、夜なら酒肴として手軽な単品もありそう。(バーベキューは昼夜できる) 全体に、どんなコンセプトで店作りしたのか分かりにくい店でした。

店の案内はこちら・・・
https://retty.me/area/PRE27/ARE97/SUB9701/100001244928/


店の外観
roba-to 


唐揚げの黒酢あんかけ 1280円

roba^to


芝生ひろばとハルカス
roba-to 








たまには外メシ



●そば切り「岳空」    ~空堀~

 M君の案内で中学校のミニ同窓会。空堀商店街といっても谷町筋の東側にある。通好み、和モダンのインテリアで、カウンター10席のみ。あえて「そば屋」を表現しないスタイルらしい。付きだし三品、天ぷらと盛りそばを注文。そばはコリコリするくらい腰あり、かつ、細い。酒は青森の「華想い」で。よい取り合わせでした。二次会があるので、これで十分。席数すくなく、営業時間も短いというハンディは、回転率の良さでカバーできるのかもしれない。

https://www.sobakiri-gakuu.com/
そば屋

そば屋



そば屋 




そば屋 



そば屋 





たまには外メシ



●ポーランドのソフトなウオッカ「ズブロッカ」

 ひさしぶりにココルームへ行くとマスターの佐竹さんが「こんなもん、入れましてん」とこれを売り込みに。世界自然遺産に登録されているポーランドの森に生える「バイソングラス」という草が原料だという。写真で見ると野菜のニラみたいな感じの丈の長い草で、これからエキスを抽出するそうだ。この森に住むバイソン(水牛)は絶滅危惧種で、草も牛さんも貴重な生物であるらしい。


アルコール度数は40度だからウオッカにしては低い。ストレートでも飲むらしいけど、今回はコーラで割って飲みました。口当たりがよいのでお代わりしたところ、さすがに酔いが回って足もとヨタつきました。しかし、本来の味を楽しむにはロックのほうが良さそう。次は試してみませう。そのうちアブサンも仕入れるかもしれない。この夜は、ベーム指揮、ウイーンフィルのブルックナーの4番を聴きました。なんとも懐かしいサウンドです。



uokka 





たまには外メシ



●奈良「百楽」・・眺めのよい席でランチ

 近鉄奈良駅ビルの8階にある中華料理店。お昼の開店前に集合、ではじめて窓際の眺めのよい席をとることができました。東側に冬枯れの若草山や深緑の春日山がきれいに見えます。この眺望がなければ、こんなに繁盛しないのではと想像します。近隣で同じような、気楽に使える「眺望レストラン」が無いことも幸いしています。


11時30分開店で、12時前にはほぼ満席になりました。平日なのにこの盛況、客のほとんどは地元の主婦とその仲間が占め、観光客は意外に少ないそう。外国人も見当たらない。一等地なのに地味な存在と言えます。オフイスビルの8階というのが目立たない理由かもしれません。


すてきな眺めを目にした人は誰しもが「若草山の山焼き見物はここが最高」と思う。で、当日、再度来たいとフロントに予約を申し込むがアウトです。窓際の一等席の予約は一年前に埋まってるそうです。納得。 ランチなら千円くらいのメニューもあり、気楽に使える店ですが、メニューのドリンク欄に「コーヒー」がない。(以前はあったような・・)排除されたのは、コーヒーで利用時間が長くなり、客の回転率が落ちるから、らしい。千円のメシとコーヒーで2時間粘られたらタマランのでありませう。

ぐるなび「百楽」
https://r.gnavi.co.jp/k170014/lunch/



百 



窓から若草山の全景が見えます。
百 




百



引用画像:今年の「若草山山焼き」は1月27日土曜日6時すぎから。
百楽 




たまには外メシ



●「ガスビル食堂」のランチ

 会食のメンバーの全部が「ここへ来るの何十年ぶりやなあ」というから、忘れてはいないけど、永らく来る機会がなかったことになります。高級レストランではないけど、ファミレスより上等というハンパな位置づけゆえに、庶民は気楽に使いにくいのかも。ガスビル自体が昭和8年築というレトロビルですが、今でもモダン感覚を失わない優れたデザインです。聴けば、メニューも昔ながらの定番が多いという。この「伝統」こそ当店の一番のウリかも知れません。(ビルは登録文化財に選ばれている)


当店はビーフカレーが有名ですが、「ムーサカ」というのを注文しました。牛肉と野菜をシチューふうに煮込んだもので、味はかなり濃いめ。元はギリシャの家庭料理らしい。ハンバーグを頼んだ人も濃いめ味だと言ってました。本当は濃いめではなく、ロージンだからそう感じただけかもしれない。客の8割くらいはスーツ姿のサラリーマン。今日は付き合いで来たけど、昼メシでここを使うって、自分のような年金暮らしでは無理やなあ・・どこへ行っても貧乏性で観察してしまう駄目男でありました



ムーサカ

ガスビル 


窓からの御堂筋の眺め
ガスビル 



ガスビル外観
ガスビル 




たまには外メシ


●天ぷら「まきの」梅田店

 Tさんの案内で午後4時前に入店。昼どきや夕方は行列ができるので、この時間がベストという。なぜ人気があるのかといえば、もちろんCPが高いから。一番安い「まきの定食」なら990円(税別)で天ぷら八品とご飯、味噌汁付き、そして、何よりのサービスは「揚げたて」を供すること。これを店では「都度揚げ」というが、これの徹底が他店との差別化に成功した。・・と、書けばカンタンですが、システムの完成までにはいろいろ苦労があったと思います。


「海老天定食」(990円)があるのに、なぜ「天丼」がないのか、と後から気づいた。客の回転の速さからいえば天丼のほうがすぐれたメニューなのに、と天丼好きは思うのであります。(そのうち始めるかも) 梅田のほかに、天神橋筋と千日前にも店があり、今後ふえるかもしれない。

https://www.toridoll.com/shop/makino/


まきの 



まきの





たまには外メシ



●「魔王」タダ飲みの夜

 西成「ココルーム」の客はおおむね駄目男のような〇ビ人間でありますが、ときに〇金の客も来るらしい。某夜、おそがけに行くと、DVDで「カルメン」をやっていた。カルメン=アグネス・バルツア、ドン・ホセ=ホセ・カレーラス。指揮=J・レヴァイン。もうナツメロの類いでありますが、音はとてもいい。


カウンターの目の前に「魔王」が置いてある。ラベルの上に「T様」の名がある。店長、佐竹さんによるとTさんの差し入れだという。夜遅く来て、なんだかとても上機嫌で、なんのつもりかこの「魔王」を置いて帰った。ということは仕入原価タダの酒ともいえる。駄目男が店長なら、黙って一杯千円で「大サービス」ともったいぶって売ったかもしれないが、佐竹店長は「常連さんには無料で」とリップサービス付きでご馳走してくれた。小さい氷一個浮かべて飲めば、芋のエレガントな香り十分で・・というのもヘンな言い方ですが、吟醸酒が焼酎にスライドしたような美味しさであります。(これもヘンな言い方)

何かで「ココルーム」という店名を知って店の前まで来て・・しかし、逡巡した挙げ句、よう入らんかったという人がまだいるらしい。西成(釜ケ﨑)という環境とクラシック音楽酒場という業容がどうにも結びつかなくて、お客さん自身のアタマがカオス(混沌)状況になるのか。実際は店自体が「年中カオス」であります(笑)。新規客は、まず、これに耐えなければならない。タテ、ヨコ、折り目正しい人生を歩んできた人には向いていない。毒を食らわば皿までも・・こういう人向きですね。


魔王






たまには外メシ



●裏なんば立ち飲み店「櫛羅」

  かの「獺祭」が東京銀座にアンテナショップを出したから「ほな、うちも出すで」・・なんてのは冗談ですが、とにかく千代酒造が裏なんばのメインストリート?に直営の店を出した。これが「櫛羅(くじら)」であります。銀座よりはやや劣るロケーションながら、口コミなどで順調に集客し、満員御礼のときもある盛況ぶりです。


しかし、悲しいかな、知名度は「獺祭」の一万分の一くらいしかないので、けったいな名前の立ち飲み屋くらいの感じでやってきて、トンチンカンなやりとりがいまだに続く。先日も友人を誘ってたずねたが「ここは蔵元直営の店やさかい云々」と説明しておいたのに、注文で「あの、呉春ある?」やて。ま、しゃーないか。


櫛羅とは蔵元のある地名で、葛城山の東麓に位置し、ここから東へ2~3キロには「風の森」ブランドの油長がある。よって、味は似ています。どちらも小企業なので大阪市内では一部の店でしか買えないが、質的には「獺祭」の中級品と比べたら優劣はつけにくい・・ような気がします。


立ち飲み屋といえば、安かろうまずかろうの酒がスタンダードだったのに、ここでは大吟醸や純米酒がスタンダード。あの西成の「ココルーム」でさえ大吟醸がメインになっている。〇ビ暮らしを嘆きながら、みなさん、けっこう贅沢もしているのであります。

千代酒造
http://www.chiyoshuzo.co.jp/


銀座よりは少し劣るロケーション
kujira 





たまには外メシ



●「とん蝶」って食べたことありますか

 8月下旬、恒例の「施餓鬼」でN寺へ参ると、手土産に頂くのが「とん蝶」と即席の「たまごスープ」。かれこれ30年くらい続いています。午前中にお参りして昼に帰宅して昼メシに賞味します。 「とん蝶」の正体は「おこわ」なのですが、パッケージは「ちまき」のそれに似ています。とても、もちもち感の強い食感で、この味が嫌いな人はいないのではと思います。惹句の「ふる里の味」そのもので、食べながら、しみじみ、日本人やなあ、と郷愁感に浸ったりする。しかし、ふる里の味とうたってもメーカー「絹笠」は大阪市にあり、この「ふる里」とは大阪ではなく日本という意味でせう。


値段を知って驚いた。350円もする。コンビニおにぎり3個分の値段であります。こんなに高価でも売れているのだから多くの愛用者がいるにちがいない。でも、大阪市民の9割は知らないような気もします。 味の良さは「絹笠」が和菓子のメーカーだからでせう。コンビニおにぎりのメーカーとはコンセプトが違う。賞味期限は製造当日の午後7時まで、とえらく厳しいのも、衛生上での問題ではなく、購入者が冷蔵保存して、翌日チンして食べたら風味が大きく損なわれる。これを忌避しての厳しい設定ではと思います。


で、賞味期限にこだわれば、工場から遠く離れた店では販売できない。売上げを伸ばせない。まあ、こういうメーカーがあっても悪くはないけれど・・。とん蝶の販売所は、なんば高島屋やなんばウオークにあります。十分に美味しいコンビニおにぎりに洗脳されてしまってる諸兄に味わってほしい一品であります。

絹笠のHPはこちら・・・
http://www.honke-kinugasa.jp/tontyou.html

トン超



トン超 







たまには外メシ



●りんごのブランデー・・CALVADOS

 ウイスキーの品不足が続いて人気の高いブランドは値上がりし、客離れを起こしている。バーもじりじり客足が遠のいてるのではないか。一月ほど前、WBSで「最近、ジン系のカクテルの人気が高まってきた」と酒場事情を伝えていたけど、正しくはジンが好まれてるのではなく、ウイスキーが足りないからジン系メニューで売上げをカバーしようとする酒場や酒販業界の戦略といえる。しかし、ウイスキーファンが急にジンファンに鞍替えするものでなし、苦しい作戦であります。


なぜ高級ウイスキーが品不足なのか。答えは、中国人やインド人がウイスキーを呑むようになったからであります。なにせ人口大国であります。日本の人口の1%は100万人だけど、中国のそれは1000万人以上だ。中国人の1%がウイスキーを呑むようになったら1000万人分の需要が生まれる。インドも然り。たちまち品不足になります。


ご存じのように、ウイスキーは需要が増えたからといって増産できるものではない。仕込みから10年、20年かかる。欧米中心の需要しか想定せずに生産してきたメーカーは対応ができない。これが実情であります。(低級ウイスキーは、半ば化学製品みたいなものだから量産できる)


閑話休題。以上は、とても長い前置きでした。久しぶりに「クルラホン」へ行くとカウンターに見慣れぬボトルが並んでいる。なんぞいな、と尋ねると「ブランデーです」と。「CALVADOS」というブランドは原料がブドウではなくリンゴだそう。なんでリンゴなのかといえば、このCALVADOS(地域の名称)はフランスの北部になり、気候の関係でブドウの栽培ができず、リンゴを発酵、蒸溜してつくる。但し、他の地域で生産するのは「アップルブランデー」と呼び、よそとちゃいますねん、と差別化している。


値段はピンキリいろいろありますが、呑んだのは万円する高級品らしい。ストレートで飲むと、いわく言いがたい味で・・まあ、初体験だから仕方ないか。甘い、辛い、苦い、酸っぱい・・自分の味覚感度の低さを棚に上げて、味を表現する言葉の貧しさを嘆く駄目男でありました。
 後日、何気にネットを見ていると、CALVADOSをはじめて飲んだという人のブログに出会った。そこには、ご本人も初体験なので言葉で味を言うの難しいとしつつ、強いて言うなら「接着剤と似ている」とあった。


「そや、それや!」と同感しました。接着剤の味(匂い)です。それも「セメダイン」とか「カネダイン」というやつ。これを液体にして飲んだらCALVADOSの味と同じや、たぶん。まことにええかげんで失礼な発想であります。利き酒の会でビリになるのは当然でありませう。
 このCALVADOSという名前、なんとなく聞き覚えがあるなあと検索すると、パリ北東部の有名観光地の名前でした。モンサン・ミッシェルとか、モネの睡蓮の池のある邸宅とか、見所たくさんあるそうです。


初めて飲んだカルバドスは○○○の味がした
かるばどす



モンサンミッシェル
カルバドス 


モネの大邸宅
karubadosu


観光案内はこちら・・・
http://jp.france.fr/ja/information/39918



たまには外メシ



●奈良・学園前「エスト」のランチ

 Kさんの案内で大和文華館へ行く前に昼メシ。近鉄学園前駅から2分、地味な構えの店があります。洋食店?フランス料理店?・・と、どっちつかずな感じですが、雰囲気からは洋食店のほうが合ってるみたい。定番のランチは1600円でコーヒー付き、若い人なら物足りないかもしれないが、ロージンにはちょうど良いボリュームと味つけでした。当店はご近所のオバサン連中の会食によく利用されるそうで、平日でも予約がベターとか。大衆店でも高級店でもない、ハンパさがプラス評価される例といえます。


ランチ 


ランチ 


メインディッシュは、魚、ミニステーキ、ビーフシチューから選べます。
ランチ  

店から大和文華館まで5分以内
ランチ





たまには外メシ



●50年もん・・AUCHENTOSHAN

 バー「ゴールウエイ」のマスター、藤田さんの話によると、世界中のウイスキーメーカーはただいま「緊迫状態」にあるという。中国やインドという大消費地で生活水準が上がるにつれ、ウイスキーの需要がぐんぐん伸びてきた。なのに、供給が追いつかない。だったら、各社は設備投資を行って量産体制をとればよいではないか、と考えるのは素人であります。


原料(大麦とか)を増産し、蒸溜装置など生産設備を増やし・・ 大事な「水」は天然だから不足の心配は無い。いえ、もう一つ大事なモノがあります。それは樽です。これが足りない。正しくは樽の材料であるオーク(樫)材が世界中で調達困難になっている。これが「緊迫」の原因です。お酒に興味のない人にとっては全くしょーもない話ではありますが、メーカーにとっては大問題なのであります。


ビールや日本酒と違い、ウイスキーには「樽で仕込む」という工程が必要です。しかも、その期間が10年、20年と長い。ということは、たくさん作ろうと思うと、たくさんの樽が要る。つまり、たくさんの木材が要るのですが、これが世界中で奪い合いという状況です。(注・トリスとかオールドという普及品はほぼ化学製品なので、ここでは問題外)


さらに難儀なことは、仮に材料を潤沢に仕入、樽をたくさんつくったとしても、それが売上げに計上できるのは10年、20年先です。戦争とかで世界情勢がガラリと変わるかもしれないのに。イラチの人はウイスキーメーカーの社長にはなれませんね。なんか、革新的なアイデアはないのか・・。もし、半年、一年で美味しいウイスキーをつくる技術を開発したらノーベル賞をもらえるかもしれない。


それは無理かもしれないが、今ごろになってえらく残念に思うのは、70年まえの終戦直後、復興のために日本中の山で大量の木材が伐採されたのは仕方ないとして、その跡に植えたのが杉や檜ばかりというワンパターン植林でした。そのときに20~30%は樫などの広葉樹を植えておけば、この先は貴重な樽材を自家調達できる国になれたのに・・。森林国日本の大チョンボでした。広葉樹を混ぜることで、山崩れなどの自然災害を減らすこともできたはずです。


標題の AUCHENTOSHAN(オーヘントッシャン)は仕込みが1966年、瓶詰めが1997年、呑んだ今日が2017年だから、飲み手には50年もんのレアな酒になります。藤田さんがこれをどうして仕入れたのか、聞いたはずだけど思い出せない。(廃業したバーに残っていたのかも・不詳)とにかく、一生に一度しか出会えないような珍品です。
これで味がまずかったら単なる珍品ですが、十分に美味しい。たしなみとして、こういう酒はストレートで呑みます。アードベックやタリスカーに比べたらずっとおとなしい味わいでした。


オーヘントッシャン







たまには外メシ



●おもしろい客が来るようになった
      
~西成・cocoroom~

ドヤに囲まれた山王町商店街の自称「クラシック音楽バー」ココルームは、まもなく開店一年を迎える。何ほどの営業努力もしなかったように思えるが、どこで情報を仕入れたのか、クラシック音楽ファンがぼちぼち来るようになった。このトンデモ環境(ひどいミスマッチ)を考えたら、一年はおろか、三ヶ月で廃業になってもおかしくないのだけど、めでたく生き残り、客数は少しずつ増えている。まあ、世間には物好きな人がいるもんや、と自分のことを棚にあげて感心するのであります。


お客さんは三つのタイプに分かれている。クラシック音楽なんかぜんぜん興味ない人、「運命」「未完成」「新世界」の作曲者の名前を知ってる人、そして、普通にクラシック音楽が好きな人。現在はこれらが混在していて、数ではクラシックファンが一番少ない。土地柄、仕方ない。オーナーの佐竹さんも千客万来OKにしているので、常にごちゃまぜになっている。今は売上げ優先、カタイこと言ってられない。


ゆうべ、一ヶ月ぶりに訪ねてみると、先客にすごい人がいた。小柄で光頭のおじいさん、身なりから近所の人みたいだけど、マリア・カラスの大ファンだという。来日公演(1974年)を聴きに行き、サインまでもらったというからハンパではない。カラスは惜しくも数年後に亡くなってしまったので、おじいさんにとってカラス経験は生涯の宝物だという。無論、今でもオペラ大好き、ウンチクをしゃべり出したら止まらない。


もう一人、下の写真の後ろ姿のおじいさん、駄目男とほぼ同い年だが、えらい元気で、守口の自宅からここまで自転車でやってくる。ただし、息子さん(写真左の人)と一緒に来て親子仲良く呑んでいる。おじいさんは生涯、長距離トラックの運転手として働いた。仲間にクラシックファンなんか一人もいなかった。しかし、たくさんレコードを買い、作品論や作曲家論をいっぱい読んだ。バッハの作品の魅力がなかなか分からず、どこがええねん、な感じで聴いていたが、ある日、無伴奏ヴァイオィンパルティータを聴いて開眼した(この曲は駄目男も大好き)


それからバッハを聴きまくった。仕事中(運転中)も聴きたくて、カセットテープを持ち込んだ。「マタイ受難曲」なんか演奏に3時間もかかる大曲で、東京を出発して、曲が終わったときは静岡を走っていた。東名高速を疾走する大型トラックの運転席に響くマタイ受難曲・・。こんなトラック野郎もいたのだ。おじいさんの一番の不満は音楽を語り合える友だちがいないことだった。それは定年退職後も変わらなかった。しかし、昨年、この店ができて話し相手ができた。駄目男もその一人だけど、知識量ではとてもかなわない。


店は、来月から二足の草鞋=兼業をやめて酒場経営に専念するそうだ。この環境にふさわしい?いろんなタイプの客が来て、オーナーがそれをどうコントロールするかで店のキャラクターが定まる。数年後には界隈の名物酒場になるかもしれない。コンダクター(指揮者)佐竹さんの棒さばきに期待しませう。

バッハ 無伴奏ヴァイオリン パルティータ第3番<プレリュード>
https://www.youtube.com/watch?v=W2oLUM6UdTo


右が佐竹さん、後ろ姿がクラシックマニアのおじいさんと息子さん
ココ



福岡産の焼酎「千年の眠り」 「百年の孤独」のパクリみたいなネーミングだけど、値段はうんと安い。
ココルーム 



たまには外メシ



●バルヴェニー15年

 過去十数年のあいだに、美味しいシングルモルトの銘柄はかなりの数を試してきたと思ってるけど、それは思い上がりで、未だにビギナーというのが本当。マッカランやボウモアを入り口に、勧められるままにあれこれ賞味し、いつぞや、竹鶴17年に出会って「な~んも言うことナシ、100点」と満足したのもつかの間、NHK朝ドラ「マッサン」のせいで、たちまち品薄になり、えらく高値の酒になってしまいました。


万年〇ビの愛好者にとっては全くはた迷惑な番組でした。以後、またさすらいを続け、おかげでいろんなブランドに出会いましたが、シングルモルトの範疇から出ることはなく、ブレンドものは知らん顔です。 ゆうべ飲んだ「バルヴェニー」はグレンフィディックの子会社?みたいですが、中小というより零細企業のレベルらしい。シェリー樽での熟成がウリとあって香りの濃さ満点です。「んんんまい~~」シアワセなひとときでありました。バルヴェニーとはお城の名前だそうで、築数百年の石づくりの建物を貯蔵所?として使ってるらしい。(2月22日)


baruvenyu-   


baruvenyu-




たまには外メシ



●今井町のカフェ「さとう」

 元日以来どこへも行かず、ひどい運動不足なので、年末に続けた「太子快道」歩きを再開しました。この日は八木西口駅から今井町の古い町並みを散策。12年ぶりに訪ねると、町並みの修景がまた進んでいました。東側、飛鳥川に面したところは小さな公園になり、民家のリフォームが7割方進んで見栄えが良くなりました。
 昼メシは「古伊」を予定していましたが、まだ休業中。その近くの「さとう」にしました。オンボロの家を大改装した和風の店で、まあ、ものすごい費用がかかったと思われます。住人がオーナーだから家賃の心配はいらないけど、借金の返済がえらいこってすなあ・・。新年早々、また貧乏性が湧いて余計な心配をする駄目男であります。食後、飛鳥川沿いに歩き、途中で端折って畝傍御陵駅から帰宅しました。昼間は13度くらいあり、ウオーキングに最適の穏やかな一日でした。


カフェ「さとう」の玄関
今井



テーブル席と奥の座敷があるが、座敷にします。ピラフとコーヒーのセットで980円。観光地では安いほうかも。
今井

今井




修景が進んだ飛鳥川沿いの民家
今井町 




たまには外メシ



●「梅蘭焼きそば」 ~阪急三番街~

 今年最後の忘年会で案内していただいたのは、阪急三番街B2の「梅蘭」という中華料理店。ここの名物が写真のような変わった焼きそばです。そばの中に餡かけの具材が詰め込んであり、そばの表面はわざと焦がしてある。これをピザのように切り分けて食べます。オーナーが苦労して開発したオリジナルメニューだそうです。一人前300円くらい。


ume 


梅 


阪急百貨店9Fの祝祭広場のクリスマス・ディスプレイ
梅 






たまには外メシ


●梅田「グランド白楽天」のランチ

 阪急グランドビルの飲食店街がリニューアルされて3~4年たちますが、茶店の「キーフェル」以外の店ははじめて。半分以上の店が改装、またはテナントが入れ替わっています。いずれの店も窓外の展望の良さがウリで、これがなければ全店が生き残れなかったかもしれない。
 白楽天のランチ、場所柄、さすがに千円未満で食するのはムリですが、単品ものは味もボリュウムも不足なしの納得メニューでした。ただし、グラスビールが900円というのはいささか抵抗があります。


店からの眺望は東側のみ
ランチ



午後3時すぎににランチ・・さすがにガラ空き
ランチ



汁かけそば・小鉢サラダつき1400円
ランチ



日没後のトワイライトがきれい(店外・西側の窓から撮影)
ランチ 


たまには外メシ


●西成に美味しいカレー屋さんあり

 阪堺線「今池」駅すぐ近くに「薬味堂」というカレー屋があると知ったが、二回行って二回とも休業日という運の悪さで、三回目にようやく食することができました。西成のディープシーンの中でも最深部といえるロケーションにありながら、美味しい、安い、でおすすめしたい店です。といっても、狭さの極限といえる、厨房入れても10㎡もないくらいの店だから、客は5人で満タンであります。


メニューは「どてカリー」「ベジカリー」「あいがけカリー」の三種。今回は「どて」を注文しました。どて、ってなんのこっちゃねん? 答えは「どてやき」のどてでおます。・・ということは、赤味噌が入ってる。カレーの味付けに味噌?。プハ、ようこんなこと考えるなあ。
 しかし、食すれば美味しい。辛さは中辛で頼みましたが、なんというか、ほどよくエッジの効いた辛さで自分の好みにぴったりでした。値段は税込み600円。旨い、安い、これは良い出会いになりました。


ちなみに「あいがけカリー」というのは、皿のまん中にライスを高く盛り、左右に「どて」と「ベジ」のルーを入れたもの、一皿で二種の味を楽しめるというわけです。なるほど。値段は700円。これもおもろいアイデアですなあ。カレー専門店なのに、棚には焼酎の瓶が並んでるので、焼酎&カレーを注文する人もいるのか。ようわからん。


カレーに関しては、もうレシピが出尽くしたのでは、と思うのですが、まだまだ研究をする人がいる。昨日より少しでもええ味を・・なんか、7chの「和風総本家」の職人さんを思い浮かべました。


案内はこちら・・・
http://www.yakumido.com/

休業のお知らせとかはこちらで・・・
https://www.facebook.com/yakumido.curry/



今池駅西側の四つ辻角にあります。
カレー


カレー 



どてカリー
カレー 


あいがけカリー(同店HPより)
西成カレー 






たまには外メシ



●スモーブローキッチンのモーニング

 今年の春頃、中之島の府立図書館が一部リニューアルされて、二階にカフェができました。なにしろ重要文化財の建物なので、設計は制約だらけだったと思いますが、ま、スターバックスなんかが入らなくて良かった。スモーブローって、なんのこっちゃねんでありますが、北欧風のオープンサンド?の名称らしい。10時半くらいに入ってモーニングを注文したら、スープ、サラダ、サンド、珈琲のセットで、オジンにはランチ代わりになりました。となりの中央公会堂と東洋陶磁美術館にもカフェ、レストランがあるので、同列の競合を避けるためにこんなメニューにしたのでせうか。ランチなら向かいの市役所の地下食堂が一番安い。


玄関階段上がって右へ、樹木の向こうがカフェ。
スモー 


おなじみの玄関ホール
スモー 


特にお洒落なインテリアでもないけど・・・。カウンター後の黒い箱は恐ろしく年代物の水冷式クーラーだが、現役だという。現状変更は認められないので、非効率でも使わざるをえない。
スモー


スープ、サラダ
スモーブローキッチン


紙のように薄いローストビーフに、なんとかのナントカのタルタルソース(これが美味)パンは隠れて見えない。
スモー


ヘンなデザインのグラスに入ったカフェオレ
スモー