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●話題の貧しさ、認知症の前兆?

 40年くらい付き合ってきたAさん(76歳?)が認知症を患ってしまい、さて、どう対応すればよいのか困っている。同じ付き合いなかまのBさんとCさんはガンが進行していて、もう呑み会などには出られない状況。ン十年の付き合いがあっさりホーカイしてしまった。


Aさんについては2年くらい前から「?」と感じることがあって、すごくおしゃべりな人なのに、話すことは家族のことばかり。他の話題に振ってもそれには反応せず、たちまち家族の話に戻ってしまう。その話の半分くらいは孫の自慢話だった。せっかく楽しそうにしゃべっているのに腰を折るようなこともできず、相づちを打ってきたけど、今考えれば、極端な話題の狭さは認知症の前兆だったかも、と疑っている。


要は、日々起きる多様な現実世界の出来事を認識できなくなってしまったのだ。興味がある、無い、のまえに、いま、世界で何が起きてるのかを認識できない。新聞を開いても、見出しをチラと見るだけで終わってしまう。世間そのものが朦朧としてしまって自分の立ち位置すらあいまいになる。オレオレ詐欺に簡単に引っかかってしまうのは、世間の認識はできず、しかし、自称息子とか身内からの語りかけには素直に反応、誤認識してしまうからではないか。世間知の豊かな人がニセの息子に騙されることはない。世間は半径10m内、みたいな生き方をしている人が騙される。


 時系列に沿って知識や経験を積み重ねた家族の話と毎日更新される世間のニュースは、脳の別々のメモリーで記録される。新しい情報を処理、記憶できなければ、古い家族ネタをくり返し語るしかない。聞かされる方はいささか迷惑だけど、聞いてるフリをするのが無難でありませう。この説、駄目男の想像なので、マユにツバして読まれますように。



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●安い買い物だったモディリアーニの裸婦画

 今から30年近く前、バブル景気の余波が残っていた1989年、大阪市はモディリアーニの「髪をほどいて横たわる裸婦」画を19億円で購入しました。ヨコ1m足らずの裸婦画です。その金額のデカさに大阪市民はびっくりしました。画商にふっかけられたんやろ、とか、そんな金があるなら福祉施策に使え、とか、懐疑や批判の声ゴウゴウでした。


あれから30年。名画は仕入れても展示する美術館がないという、なんともブサイクな状況のなかで、この絵は現市立美術館や長堀の仮設美術館で何度も展示されました。駄目男も5回くらいは観た覚えがあります。今は、どこかの秘密の倉庫に保管されています。市民の目には触れなくなったけど、人気作品なので外国の美術館からレンタルの注文があり、当然、レンタル料の収入があります。


もともと作品の数が少ない画家だったところへ、あの独特の表現は100年経っても魅力十分です。そして、つい最近、外国のオークションで同じような裸婦画がなんと170億円で競り落とされたのです。19億円でもカッと頭に血が上ったくらいの高額だったのに170億円!。脳血管ブチ切れ、心臓破裂もんの金額です。(サイズはヨコ1,5mと大きい)


だったら大阪市蔵の裸婦画の「時価」は?・・もし、オークションにかけられたら、控えめに見積もっても80~100億になるかもと勝手に想像します。購入価格の4~5倍になります。今にして思えば、19億円は安い買い物でした。市の財政が苦しいからと売り払っていたら、どんなに後悔したことか。もっとも、それは個人の考えで、芸術に関心のない人の多くは「売り払ってヨシ」です。芸術オンチの橋下徹さんが今でも大阪市長だったら「チャンスや、売ってしまえ」というかも知れない。橋下氏支持者のほとんどは芸術オンチだから賛成します。アブナイ。


1989年、大阪市が19億円で購入した作品
モディリアニ 


今回、170億円で落札された作品
モディリアニ 







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●韓国政府、朝日新聞に無期限の出入り禁止処分

 日本の新聞社の中では、韓国政府に一番好かれている朝日新聞が出入り禁止処分になったという意外なニュース。以下、韓国政府から一番嫌われている産経新聞の記事を引用。

韓国大統領府は18日、「韓国政府が4月末に北朝鮮の核兵器や核物質を国外に搬出させる案を米国に提案していた」と同日付の朝刊などで報じた朝日新聞に対し、「全く事実ではない」とし、無期限の出入り禁止処分を通告した。韓国メディアによると、韓国駐在の外国報道機関に対する無期限の出入り禁止は初めてという。

 同紙は米韓関係筋の話として、4月24日にボルトン米大統領補佐官(国家安全保障問題担当)と面会した韓国大統領府の鄭義溶(チョン・ウィヨン)国家安保室長が一部兵器搬出を打診したと報道した。
 朝日新聞社広報部は産経新聞の取材に「(出入り禁止処分の)通告を受けたことは事実です。今回の記事は、十分な取材に基づいて報道したものです」と回答した。(5月19日の記事 引用ここまで)

https://www.sankei.com/world/news/180518/wor1805180046-n1.html


南北会談の問題で神経ピリピリしている韓国政府がボルトン大統領補佐官との会談内容を朝日新聞にバラされてしまったので頭にきたのが「出入り禁止」の理由でせう。取材しても、そこんところは韓国政府の立場、状況を「忖度」せんかい、ということです。実は、今年になって別の件でも韓国政府を怒らせる記事を朝日は書いていた。(内容は忘れた)朝日を贔屓(ひいき)する韓国政府も今度はキレてしまったらしい。週明け早々にも菓子折持って平身低頭、謝罪に参りませうぞ。




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●菩提寺の「晋山式」に参列

 お寺の住職が交代するとき、新住職が着任するセレモニーを晋山式(しんざんしき)といいます。準備が大変で費用もかかるため、すべてのお寺で行われているのではないらしい。4月29日、浄土宗「念仏寺」(天王寺区)でこの式があったので檀家として参列しました。


新住職といっても、10年以上、先代住職の副住職として活動されていたのでお互い顔見知りです。新住職は大阪大学工学部卒、久保田鉄鋼(当時)に勤め、のち化学の教諭に転じて大谷高校(阿倍野区)で長く教壇にたっておられたという唯物論世界の人。教室では白衣を着て授業をし、帰ればお坊さんというネオ変身生活でした。


式は10時30分から、雅楽ふう吹奏団に導かれた稚児行列ではじまり、本堂に着いてから昔ながらの式次第にのっとって着任の所作がいろいろあり、節目に「導唱十念」全員でナムアミダブツを唱えます。関係者の挨拶が続いて午後一時ごろに恙なく終了しました。近隣の浄土宗寺院から20人くらいの坊さんが式のサポートと読経で参加しており、行事への協賛であるとともに、式次第の学習の目的もあったと思います。はたから見ても「大層やなあ」と思うくらいだから、新住職の緊張ぶり、たいへんだったと察します。裏方を務められた檀家の幹事さんにも感謝します。


稚児行列と本堂での儀式。檀家が本堂に入りきらないので、控えの部屋でモニターで式次第を見る。

念仏寺 


念仏 

念仏




念仏 



無事終了
念仏寺 







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●老いて益々アカン人

 ご本人は善意、気配りのつもりでやったのかも知れないが・・。

宮城県内のJR東北本線で、電車の中の座席の上に老人クラブのグループ名で「席をお譲り下さい」との置き紙があったと、ツイッターで疑問や批判が相次ぐ炎上状態になっている。 置き紙は、座席の座部に載せてあり、A4判ぐらいの白い紙に大きな字で印刷されていた。「次の駅から、敬老者が16名乗車します」。置き紙には、こう書かれており、前の駅で乗ったグループのメンバーが座席に貼り付け、「場所取り」をしたらしい。

メンバーらが乗ったのは、4月9日午前9時台の電車だといい、60代のメンバー1人が仙台駅で乗って、16座席に置き紙をした。次の長町駅でほかのメンバーが乗り、お花見をするため大河原駅で降りた。電車の中は当時、宮城県大河原町内の花見名所に行く乗客らで混雑しており、乗客は、置き紙のある座席に座らず、立っていたという。(文は一部省略)
https://www.j-cast.com/2018/04/10325841.html?p=all


この老人グループが所属する仙台市老人クラブ連合会はホームページで下記のような謝罪文を掲載。一人の仕業とはいえ、老人会の名誉は大きく傷ついた。年を重ねても人間的に成熟せず、厚かましいのは権利、みたいに振る舞うロージンがいる。一方、優先16席に座った老人たちの中に「こんなわがままは許されない」と異を唱えた人はいなかったのだろうか。せっかく好意で席を取ってくれたのだから、と感謝して座ったのかもしれないが・・。こんな場合、混雑時間帯の利用をさけるとか、始発駅から乗車するとか、ちょっとした配慮でトラブルを避けることができる。機転の問題です。


老人会がHPに掲載した「お詫び」の文

roujinnkai






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●トランプ大統領はサイコパス・・?

 以前、ここで中野信子著「サイコパス」と言う本を紹介しました。その著者が30日のWBSに出演してサイコパスのイロハについて説明していました。まあ、本の内容と同じで難しい話はなかった。ただ、トランプ大統領がサイコパスかも、という見方は五分五分ではなく、ほぼ決まり、のように言ってます。サイコパスの何たるかを知ってる人は大方同意するでせう。


トランプがサイコパスなら金正恩もそうではないか、という気にもなります。サイコパスの基本概念「良心がない」にバッチリ当てはまるのは金正恩でせう。決めつけてはいけないが、実現しそうな米朝会談はサイコパス同志の会談でもある・・かもしれない。こんなキャラどうしの首脳会談ってたいへん珍しい。


サイコパスとは・・・
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B2%BE%E7%A5%9E%E7%97%85%E8%B3%AA



4月30日 WBSから
saiko 




saiko



saikopasu 




saiko 







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●東京ラビリンス

 鉄道が四通八達した東京の中心部は便利さが増すと同時にややこしさも増し、ヨソもんや外国人旅行者にはラビリンス(迷宮)になりつつあります。そのややこしさを生む原因は路線の多さが一番だけど、もう一つ路線表示にナナメのラインが多数あるためでは、と考えます。どんなに複雑でも碁盤のようにタテ、ヨコの線のみで表示できればとてもわかりやすい。大阪市内中心部の地下鉄路線がほぼ碁盤の目になってることと比べたら、その違いがはっきりします。


いろんな地下鉄路線図があるけど、これはもっともわかりにくい表現の地図かもしれない。よ~く見ると、JR山手線も表示されてるのですが、目を凝らさないと見つからない。利用者は使いにくさにうんざりするでせう。スマホで検索してもイライラするのでは、と察します。


地下鉄だけでこのややこしさ
東京


そこで、少しでも見やすくするために「大江戸線」の表示を強調したのがこの路線図です。上の図よりはマシですが、ナナメラインはそのままでラビリンス感覚は残ります。タテ・ヨコの碁盤の目型の表現は不可能なのか。過去にいろいろ研究したはずなので、不可能はキマリかもしれない。

大江戸線を強調した路線図 楕円形のグリーンは皇居
東京ラビリンス


東京の路線図がかくもややこしいのは地形のせいと思われます。地下鉄より歴史の古いJRや私鉄の路線はとりあえず地形から判断して線路を敷きやすい路線にした。後発の地下鉄はそれを無視して碁盤の目型の路線にできない。で、くねくね路線にならざるを得なかった。


●大阪ラクチン図

 大阪の場合、南北に上町台地が通じ、その西側はフラットな埋め立て地が多いので、苦労せずに碁盤の目型の路線が敷けた。この単純な地形が幸いしています。タテ線とヨコ線が交わるところに必ず駅がある。覚えやすい、探しやすい、と言う点で東京よりずっと有利です。この図ではJR大阪環状線との接続もわかります。私鉄各線もラインだけながら、一応表示できています。ようするに、大阪では東西南北の感覚があれば、現在位置や行くべき方向が概ね判断できます。

大阪市の地下鉄路線図 JR大阪環状線ほかも表示してある。
東京







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●低山ハンター 加藤さん、YTVに出演

 全国の低山登山 ならまかしとき、という加藤さんから連絡があって、4月21日(土)の深夜01時28分からの読売テレビ「ワケありレッドゾーン」に出演します。関西の低山ガイドというテーマで、天保山や蘇鉄山、唐船山などを紹介するそうです。ヒマジンは御視聴を。

番組案内
http://www.ytv.co.jp/wakeari/

加藤さんのブログ
http://home.k00.itscom.net/tozan/index.htm








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●豪華客船の「排泄」が気になる

 先日、天保山岸壁に係留した14万トンの客船を「まるで大型マンションみたい」と紹介しました。乗客と乗員合わせて5000人が「同じ釜のメシ」を食いながら旅をする。それはいいけど、5000人が使う水の調達や糞尿の処理はどうしているのだろう。ゴーカ旅行に無縁の貧乏人は余計なことが気になるのであります。


排水はどう処理されるか。入浴とシャワー、洗濯に使った水はそのまま海へ放流される。糞尿と恐らく調理の排水はバクテリアによる分解等、処理してから海へ放流する。まさか、港に停泊中にやるとは思えないので、外海に出てから海へ流すのでせう。しかし、太平洋、大西洋といった大海ならともかく、エーゲ海とか瀬戸内海といった、キャパの小さい海で航行中にやったら、海洋汚染は避けられない。


水の補給はどうするのか。方法は二つあって、寄港地の給水業者から購入するか、船に造水装置を設けて、海水を真水に変える。または、二つの方法を併用する。(飲料水のみ給水業者から購入するとか)どちらの方法にしても陸上の水道料金に比べてずっと高価になる。船内では、水は貴重品という認識が乗船客にも必要です。ここから、料金の安い船室ではバスタブがないのは当然という発想になります。トイレの便器も最新型の節水タイプを採用しているでせう。


では、港で水道水を買えば、値段はいくら? 大阪市の場合、1トンあたり640円で売っています。1000トン買えば64万円。これは桟橋から直接給水する場合で、水専用運搬船から買えば1トン900円とずいぶん高くつきます。短い停泊時間に大量の水を買う場合、二つの方法で給水することもある。大型客船だからといって長期間寄港せずに航海できないのは、水の補給の問題があるからと言えます。


上記の水の値段を大阪市の水道料金と比べるとどうか。家庭使用の場合、即ち、駄目男宅の場合、一ヶ月10トン使用で料金は1100円でした。1トンあたり110円。ゴーカ客船の6分の1~9分の1の料金です。船では水は大事に使わねば、の意味、納得できます。
 乗客のほとんどが日本人という船なら、入浴は大浴場で、というシステムが合理的です。水の節約になるばかりか、船室のバススペースが省け、室内面積に余裕ができます。(国内の大型フェリーがこれを採用)


一般のゴミはどうしているのか。一部は船内で焼却し、生ゴミなどは寄港地で業者に引き取ってもらう。これにもお金がかかります。というわけで、貧乏性はあれこれ気になって、ゴーカクルージングは似合わないのであります。


参考情報
http://www.city.osaka.lg.jp/port/page/0000431324.html
http://tabiyukeba.com/contents-purifier/



豪華客船







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●なぜか珍名が多いカープの選手

 昔、カープには外古場や北別府という投手がいて「変わった名前やなあ」と思っていたのですが、名監督といわれた古葉竹識さんも(こばたけし)珍しい名前だった。カープに珍名の選手が多い理由なんて、いくら考えても答えは出ない。先日、TVで何気にカープの試合を見ていたら下水流という選手が出ていて、わ、また珍名選手登場としょーもない感心をしました。この人は「しもづる」と読みます。でも、カープの珍名選手で一番インパクトの強い選手は「梵」さんでせう。野球に関心がない人はほとんど読めないのではないか。読み方は「そよぎ」です。現在、主砲として活躍している「丸」さんだって珍しい名前だと思います。


カープの珍名選手、ほかに
千代丸・・・銭村・・・苫米地・・・井生・・・鞘師
鈴衛・・・畝さんなど、珍しい名前の選手がいます。
(読み方は・・ちよまる・・・ぜにむら・・・とまべち
・・・いおう・・・さやし・・・すずえ・・・うね)


文字は月並みなのに読み方が特殊という選手もいて、巨人の長野(ちょうの)や阪神の岩崎(いわざき)も、知らなければ「ながの」「いわさき」と読んでしまいます。試合中継のアナウンサーは絶対間違えてはいけないので、珍しい名前、珍しい読み方の選手を口にするときは少しプレッシャーを感じてるかもしれません。


阪神 岩崎投手
岩崎選手



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●73年前の記憶のカケラを発掘調査
   
~「1945 大阪大空襲」ノート~

     
 あの世が近づくと、人は懐旧譚を好むようになります。駄目男の場合、6歳時に体験した空襲に関する記憶をボケるまえに発掘、整理したいと思い、文献やネット情報を集めて時系列と場所を特定しました。今さらこんなことしても生活には何の役にも立たないのですが、モヤモヤしていた記憶がまとまってスッキリしました。やって良かったと思います。同時に、記憶には間違いが多いことも分かりました。勝手な思い込みを事実とカン違いしてしまうのです。ハンセー。


6歳の体験だから記憶といってもカケラばかりです。映画でいえばワンシーンだけ覚えてる感じです。ワンシーンから連鎖的に記憶が蘇ることを期待しましたがダメでした。73年経って脳みそが化石になっています。そんな、至って中身の薄い内容ですが、時系列順にノートにまとめてみました。1945年2月から10月くらいまでの出来事です。空襲がらみの記憶しかないのは不幸というしかないけど仕方ありません。


昨年の「半畳雑木林」につづいて、一冊を「まちライブラリー@もりのみや」に寄贈(植本)しました。同世代の人が見て下さったら、あれこれ記憶が蘇ると思います。人生店じまいの前に、簡単でもいいから自分流に記録しておいてはいかがでせうか。意外に少ない自筆の遺書の良いネタになると思います。この「1945 大阪大空襲」ノートも不特定少数の他人あての遺書になります。


手づくり本 A5バインダーノート 40頁
大空襲本

一番鮮烈な記憶は四天王寺五重塔炎上シーン
大空襲本 







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●お宝ぞくぞく・・開運なんでも鑑定団

 4月10日はなぜか2時間の拡大版でドッキリのお宝が出現しました。田中一村の障壁画が3000万円(購入額1200万円)、伊藤若冲の掛け軸が1500万円(購入額不明 数十万円?)、そして、板谷波山の壺が7000万円(購入額700万円)。こういう名品が無名の個人の手元にあったことが信じがたい。みんな美術館に収まっていい傑作であります。


田中一村の作品は、アメリカのコレクターの手にわたる直前に情報を得た奄美大島のホテルのオーナー(大島紬のメーカーでもある)が大慌てで銀行に借金をして入手した。1200万円はものすごく安い買い物になった。「一村の作品があるホテル」で俄然、ステータスが上がります。


田中一村の作品(部分)
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伊藤若冲の作品
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板谷波山の作品
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●そこまで刷って委員会?

 聖教新聞の発行部数550万部 がハッタリでなければ、押紙込みで600万部の朝日新聞を抜いて読売新聞に次ぐ国内2位の発行部数になる。そんなに大部数の新聞を印刷する工場が創価学会にはない。全部アウトソーシング(外注)であります。どこへ発注しているのか。かなりの部分が大手新聞社、というのが気になります。


部数で一番たくさん受注しているのが毎日新聞社。下の引用記事にあるように聖教新聞を下請受注していることを公にしている。部数の減少に悩む毎日新聞にとっては、創価学会は救世主かもしれない。ほかに、読売や朝日も聖教新聞を印刷している。阪神地方は朝日新聞が請け負ってるらしい。地方もそれぞれ地元紙がアルバイトみたいに聖教新聞を印刷している。(各社とも印刷工場は本社とは別の組織にしている)


なぜ自社工場をつくって印刷しないのか。その意図は明白、創価学会や公明党への批判を封じることができるからです。実際、各紙が創価学会を記事にすることは極めて少ないし、自民党の小判鮫である公明党の振る舞いを批判する記事はほとんどない。要するに注文主に「忖度」している。これはまずいよ、と思っても、背に腹は替えられぬ、売上げ維持のためには仕方ないという状況にある。公明党の存在自体が憲法違反の疑いがあると考えてる人も多いはずですが、それを論ずる新聞社はひとつも無い。TVで創価学会のCMを見ることが稀にあるけど、委員会?と思うのも駄目男だけではないでせう。


参考記事
http://mainichisc.jp/info/seikyo_komei/
https://www.seikyoonline.com/
http://nippon-senmon.tripod.com/soukagakkai/katsudou/sinbunsya_yuchaku.html

聖教新聞埼玉版の印刷開始を伝える毎日新聞の写真
聖教新聞 




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●アートの始まりは〇△?

 1日夜のEテレ「日曜美術館」は縄文時代から古墳時代までの祭祀に関わる造形において地域を問わず〇□△が普通に用いられていることを伝えていました。例えば、人体を簡略に表現するとき、この三つの記号の組み合わせで大方の形状が表せる。要するに抽象表現ですが、そのシンプルな技で描いたものがとても魅力的です。かの岡本太郎が縄文土器の美しさにぞっこん惚れ込んだワケがわかります。


〇□△というあまりに単純なカタチゆえに、古いとか新しいとか、時代性を感じない。さりとて誰でも美しい造形ができたかというと、恐らくそうではない。千年、二千年を経て見る者を惹きつけるワザがあるはずですが、それを考えるとアタマがわやわやとなります。昨年、京都博物館で国宝の縄文土器を見たけれど、作り手が芸術作品を作ろうと意図したことはないとしても、出来たものは時空を超えて一級のアート作品であります。〇□△のあしらい方に教育や教養は無縁でありませう。だとすれば、カギになるのは宗教? 合理的思考ではどうにもなりませぬ


縄文 



縄文 




縄文 




縄文 






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●みんなが飢えていた時代

 図書館で借りた「大阪・焼跡 闇市」という、昭和50年発行の本を読む。終戦直後の混乱、退廃した世情をたくさんの人が書いていて、当時はまだガキだった自分もなんとなく雰囲気を察することができます。最大の問題は食糧不足。明日ではなく、今日の米、食べ物を手に入れるためにみんな必死でした。お米は配給制だったが欠配が日常でひと月で10日ぶんしか手にはいらないこともあった。足りない分はヤミで買うしかない、


守口市に住む「裕福な家庭」の主婦が、昭和21年5月の献立を日記につけていた。朝・昼・夕食のメニューはこんな具合。

5月12日
朝・・よめな入り蒸しパン
昼・・にぎりめし、蒸しパン、にしん
夕・・大豆入り飯、玉ネギ、菜っ葉煮、干しカレイ

5月13日
朝・・大豆飯、干しカレイ、梅干し
昼・・菜っ葉煮、タケノコ入り蒸しパン、にしん
夕・・タケノコ入り飯、鯨。タケノコ煮付け、漬け物

5月14日
朝・・タケノコ入り飯、鯨、タケノコ煮、漬け物
昼・・だんご入り雑炊、カレイ
夕・・干し大根、昆布、芋づる入り飯、にしん、カレイ


タケノコが大活躍ですが、これは自宅敷地に竹林があるか、近所の竹藪から掘り出したのか。裕福な家庭でこれだから、貧乏人はこれ以下、というか、一日三度の食事ができない人も普通にいた。学校は給食制度ができたけど食材がない。駄目男の記憶では、小学三年くらいでも雑草を煮たどろどろの煮物を食べた気がする。あるときはコッペぱんに赤味噌をはさんだものが出た。(普通はジャムやマーガリンをはさむ)


上のメニューに「蒸しパン」が度々登場しますが、これは誰か頭のいい人が「電気パン焼き器」を発明して普及した。普及したといっても、そんな商品があるわけでなく、各家庭で手作りする。(下の写真)板と金属板があればつくれたそうで大発明品と言われた。しかし、しょっちゅう停電するからこれもあんまりアテにできない。年輩の方なら一升瓶で米つきをしたこと覚えておられるでせう。漏斗で米を注ぎ入れ、木の棒で突く。えらく単純で退屈な作業だから、たいてい子供がやらされた。(下の写真)


酒飲みが工業用アルコールを加工?して中毒死するのは日常茶飯事だったけど、その逆もあったそうだ。名付けて「金魚酒」。酒は本物だけど、あまりに薄めすぎて金魚が平気で泳ぐ「酒」だという。笑えます。


電気パン焼き器
戦後



一升瓶米つき
戦後

昭和50年 夏の書房発行
戦後 







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●今ごろになって「本とはなにか」

 本と冊子の違いは奈辺にあるのかと気になっていたけど、ウキで「本」を開けると明快な説明がありました。そうだったのか、と納得です。「1964年のユネスコ総会で採択された国際的基準は、「本とは、表紙はページ数に入れず、本文が少なくとも49ページ以上から成る、印刷された非定期刊行物」と、定義している。5ページ以上49ページ未満は小冊子として分類している。  本と冊子の境目は49頁以上か、以下かで決まる。なんで49頁なのか、かなり議論されたことでせう。


「非定期刊行物」という定義もあるから、雑誌は本に非ずということです。では、本と書籍の違いはなにか。なんか意地の悪い問いですが、答えは「同じ」です。「本、書物、書籍、図書、典籍、現在はみな同じものを指します。 紙が作られる以前は、木や竹の札に文字を書いて紐で結わえていました、そこで竹冠の籍の字が生まれ、本のことを書籍といったのです」。 たったこれだけの単純な問いなのに答えはけっこう奥深い。尤も、英語では本、書物、書籍、図書、すべてがBOOKで表現する。シンプルでいいけど、日本語が「本」だけだったりすると困るような気もするし・・。 ちなみに、日本で一番古い本は聖徳太子の自筆といわれる「法華義疏」とされる。

閑人帳


●肩の上に顔が載っている

 豪栄道に勝ってインタビューを受けている千代丸関の姿を見て驚いた。お相撲さんはみんな首が太いけど、この人は格別、というより首がない(ように見えた)。肩の上にダイレクトに顔が載っている。なので、この人には「首投げ」という決まり手は通用しないでせう。見た目のどっしり安定感、という点では角界ナンバーワンかもしれません。

追記・・この姿、どこかで見たような、と思い巡らせてみると、石仏ファンならご存じの、木曽路の「万治の石仏」のダイナミックな容姿と似ている・・と。後半戦、頑張って下さい。鹿児島県出身。

chiyomaru 


石仏


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●みんなが「鉄ちゃん」だった時代

 わけあって戦時中、戦後の写真を探しています。そこで見つけたのが下の鉄道写真二枚。ホンマか?と目を疑うシーンだけど、ホンマです。今なら1000%あり得ない場面ですが、終戦直後は普通でした。蒸気機関車の「C57125」写真は鉄道マニアの弟に尋ねてみると、昭和18年に宇都宮機関区に配属、東北本線などで活躍したあと千葉へ転属、房総半島のあちこちを走ったということです。こんな危ない乗り方、当然事故も多く、年間何百人も転落死したらしい。


下の貨物列車の写真、東京の郊外らしいけど路線は不明。客車と貨車を混ぜて編成するが、貨物の代わりに人間がぎっしり詰まって貨物なみの扱いです。みなさん、ちゃんと切符を買って乗車してるのでせうか。これだけの人数を改札できる駅員はいないから、大方はタダノリだと思います。何のために乗ってる? 食料の買い出しです。


kisya




kisya 







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●歯医者さんの競争、コンビニ並み

 近くの「りくろーおじさんの店」が撤退して次は何の店になるのだろうかと思っていたら歯科医院になった。え? また歯医者さん? 駄目男が通ってる歯科医院から200mしか離れていないのに新規割り込みで開業した。近隣で量的に過剰な業種は、スーパー、コンビニ、ドラッグストア、整骨院と歯医者さん。(美容院もたくさんあるけど関心外)


家から徒歩圏(1キロ程度)で何軒の歯医者さんがあるのかと地図で調べたら20軒もありました。しかも、最近開業した医院は規模が大きい。自分が通ってる医院は診察椅子が11台もある。(開業時は7台だったが繁忙のため増やした)昔を思い出せば、普通は診察台は2~3台、先生一人と助手さん、事務員さんで対応するのが標準的なスタイルでした。週に2回くらい休診日があって急に歯痛が起きたときなんか困りました。それが今や年中無休(正月のみ休業)朝9時から夜8時ごろまで営業しています。最近は歯の健康についての関心が高まり、気軽に医院を訪れる人が増えたので、数が増えてもそこそこ繁盛しているのかも。だったら、他の地域でも似たような「過剰」状態かもしれません。


歯医者さん





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●そうだったのか・・NHK苦心の傑作

 新聞のテレビ蘭というのは新聞各社が編集しているのではなく、文字数、行数などの表現では鉄板といえるカッチリした原稿でテレビ側から提供されるらしい。11日(日)の朝刊テレビ蘭のなかで、NHK総合の午後の欄で文頭文字をタテ読みすると「あの日をわすれないよ」と読める。東北を応援するメッセージをこんなイキなアイデアで伝えた。(まさか、偶然ではないでせうね) とすれば、これはNHKが鉄板原稿として各社へ配信したことになります。


前日になって原稿を入力しながら考えても間に合わないかもしれず、だったらずっと前からアイデアを練っていたのでせう。そして、さりげなく原稿を送る。できれば、気がつく人がいたらうれしい。そして、気づく人もまたよくやりましたねえ。テレビ蘭をしっかり読む人がいたから気づいた。そんな人いるのか。出来レース?・・ここは素直に誉めておきたいと思います。


あの日をわすれない