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閑人帳

閑人帳
03 /20 2021
 

懲りない面々のいんちきメール
 下記のようなメールを信じてしまい、詐欺被害を受けてしまう人がいるのか。99,9%の人は大丈夫と思うけど、千人に一人くらいは騙される、または土壇場で気づいて助かるというケースがあるかもしれない。詐欺師の標的は正常人と認知症の境目あたりの人かも、と想像します。しかし、最近は詐欺師もいろいろ学習して作文が上手になっており、うっかりミスを誘う文章にも「こなれ」ができてきたように思えます。ご用心。

**************************
<以下が詐欺メール>
件名: 【楽天市場】注文状況が変更されました 2021/03/20 5:20:15

kai545様
  お客様の注文と楽天アカウントを変更させていただいております。請求先住所が変更されたなど、理由で発生する可能性があります。アカウントにログインして画面の指示に従うことで、アカウントの停止状態を解除していただけます。  下記にあるタブをクリックしていただき、注文情報をご確認または変更。

[注文番号] 674924-20210319-201
[店舗受付日時] 2021/03/19 5:20:15
[お支払い方法] クレジットカード決済

※クレジットカード番号・有効期限の入力に間違いがないかご確認ください。
※クレジットカードが利用いただけない理由については、ご利用のクレジットカード会社までお問合せください。下記連絡先までお電話でご連絡をいただきますようお願いいたします。

<ご連絡先>
楽天カード株式会社
信用管理グループ モニタリングチーム
電話番号 : 090-3034-1000 (受付時間:日本時間9:00 - 21:00)
※海外からの連絡の場合 :
81(国コード)-090-3034-1100
※海外からコレクトコールでの連絡の場合、
渡航先でのコレクトコール受付電話番号にご連絡いただいた後 :
81(国コード)-090-4740-3240
楽天株式会社  
**************************

この文案での詐欺師の致命的弱点は電話番号をケータイにしていること。こんなのありえないけど、固定電話にしたら発信場所を突き止められるから苦しい。念のために調べたら、ホンモノの楽天カード(株)ではカードや支払いに関する問い合わせは、本社、各地営業所でも一切受け付けていない。
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03 /15 2021
 

20世紀の三悪人
 大阪城公園内の「ピースおおさか」で「生と死の間で ホロコーストとユダヤ人救済の物語」というテーマの展示会を見学した。ナチスのユダヤ人皆殺し計画のもと、徹底したユダヤ人捜索が行われるなか、なんとか生き延びようとする庶民を救済した「正義の人」の活動を記録したもの。

 ナチスに関する読み物は「アンネの日記」と「夜と霧」の2冊しか読んでいないので知識は乏しいが、当時のユダヤ人にとっては「命がけのかくれんぼ」体験だった。この展示で語られる「正義の人」と同じくらい、いや、もっと多くの「密告者」がいたからである。親戚にさえ密告者がいるのに、自分の命を捨ててでも他人を救おうとしたアカの他人もいた。他人どころか、他国人もいた。

 もう80年も昔の、ある国の、ある村であった小さな出来事を実名をあげて記録する。それを、当事者が全部亡くなった今、まるで、ついこの間の出来事のように伝える。主催者が伝えたいのは正義の人の美談ではなくナチスへの告発である。今のドイツ人にすれば「背中がぞぞぞ~」となる、やりきれない催事だ。しかも、欧州だけでなく、遠い日本でも出張展示する。

 この執念は「敵味方問わず、年月を経れば水に流す」日本人感覚では理解しがたいような気がする。日本国民の発想でアメリカや欧州で「原爆展」を催すとしたら国民の何割が賛成するだろうか。今更、何を言うか、という否定的反応が多いはずである。しかし、ホロコーストの被害者、遺族はなお告発をやめない。されど、問題の深刻さを考えたら、日本人感覚での「そろそろ矛を収めたら・・」の発想は安直という気がする。

 dameo の考える「20世紀の三悪人」とは、ヒトラー、スターリン、毛沢東である。この三人に共通するワルの内容は無抵抗の自国民を数百万人~数千万人殺害したことである。侵略や戦争で他国人を大量に殺したのではない。そして、どうにも理解しがたいのは、同胞を大量殺害した毛沢東が「英雄」として崇められていることである。(同展は3月30日まで・無料)

ピースおおさか


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02 /23 2021
 

コニシ(株)元本社を見学
 かねてより内部を見学したいと思っていたビル街の木造建築。内装工事が終わってようやく見学可能になりました。近隣には緒方洪庵の「適塾」や大阪市立愛珠幼稚園など古い木造建築がありますが、コニシはほんの2年前までオフイスとして使っていたのがとてもユニークです。「番頭と丁稚」時代の雰囲気が残る建物でパソコン使うのだから、新入社員は慣れるのに苦労したでせう。

 創業は1870年(明治3年)近江出身の小西儀助が薬種商をはじめた。近隣には同業者がたくさんいて、近江屋(武田)長兵衛、田辺五兵衛、塩野義三郎などは後に日本のトップ製薬メーカーに成長する。小西も順調に業績を伸ばしたが、洋酒やビールの開発を目指した積極経営が裏目に出て借金まみれになった。その苦境を救ったのが奉公人だった北村伝次郎で、彼の努力でピンチを脱し、その功績で二代目の小西儀助となった。(婿養子になった)

 奉公人の一人に鳥井信次郎もいた。後に洋酒の開発に成功し、サントリーの初代社長になったことはご存じの通り。この縁は今も続いていて、サントリーにとってはコニシは先輩企業に当たり、お互い、礼を尽くした交流が続いてるという。この話は知りませんでした。

 コニシといえば木工用ボンドのメーカーとして知られているが、この商品だけの知名度が高すぎて困っているというのが実情らしい。自分もながらく中小企業だと思っていた。実際は年商1300億円の東証一部上場企業だった。
 
見学は下記のネット予約で可能。一回、10人未満しか受付ないので注意。
        http://www.bond.co.jp/konishishiryoukan/


場所は堺筋と道修町通りの交差点の角。
後ろの黒い高層マンションは元三越百貨店の敷地に建っている。

コニシ

二代目 小西儀助

コニシ 

昔の客間を復元した
コニシ


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02 /15 2021
 


結露  



じわり・・浸透するMMT(現代貨幣理論)
 数年前から主にネット世論で話題にされてきたMMT(Modern Monetary Theory)はほとんどの国民が知らない間に事実上経済政策に取り込まれているのではないか。世界に冠たる「借金大国」である日本が未だ財政破綻に至らないのはMMT理論の「意図せざる実践」のお陰?かもしれないと考えます。

 で、そのMMTって、何のこっちゃねん、でありますが、これを一言で説明するのはとても難しい。というか、そもそもdameo自身、ほとんど理解できていない(笑)。なのに、じわり浸透するMMTやなんて勝手に言って委員会?であります。

 MMTが国民に知れ渡らないのは、これに関してほとんどの政治家が語らないことと、マスコミもほとんどニュースにしないためですが、敢えて言うなら、政治家もマスコミも実はしっかり理解していないので公言しにくい。そういう側面もあります。いや、もっと大事なことを忘れてました。実は、経済界、経済学においても是と非が分かれていて、答えが出せないでいる。なのに、dameo がエラソーにMMTの是非を言えるわけがない。

 私たちが経済の常識としてわきまえてることは、たとえばこういうことです。「安定した生活を続けるには収入と支出のバランスがとれていることが大事」この発想で国家の経済を考えると、国家の経済も収入と支出のバランスがとれていることが大事」である・・となります。しかし、先日のニュースではこんな「国の借金」が報じられていました。(時事通信)

国民一人当たり983万円の借金
 国債と借入金、政府短期証券の残高を合計したいわゆる「国の借金」が2020年12月末時点で1212兆4680億円となり、初めて1200兆円を突破した。財務省が10日、発表した。同年8月1日時点の日本人の人口(1億2333万人)を基に単純計算すると、国民1人当たりの借金は約983万円に上る。(時事通信)
 
一時給付金、10万円は有り難いが・・
 素直に有り難いと受領した人も「国の税金で賄われたお金だから、いずれは消費税アップとか増税というかたちで返済を迫られる。そう思うと手放しで喜べない」

 この二つの記事と意見に「その通りや」と同感できる人はMMTをかじってみてはいかがでせうか。国家経済において収入と支出の良好なバランス(プライマリーバランス)にこだわる限り、1200兆円の借金の返済や10万円給付金の出処と負担をマジメに考えると、自分の今後の暮らし、日本国家の将来は絶望的でありませう。のんきにブログなんぞ書いてる場合ではありません。

 ここではwikipedia のみ紹介しておきますが、MTTで検索するとたくさんの情報が得られます。理解のキモになるフレーズは「自国通貨建てであれば政府債務がどれだけ増加しても、政府は通貨発行で当該債務の償還が可能なため債務不履行(デフォルト)には陥らない」でせう。そしてMMTの目下の仇敵は財務省です。

 この考えに同調する人と、反対する人、あまり目立たないけど、双方が侃々諤々言い争っているのが現状です。そして、この理論の壮大な実験を行っているのが現在の日本です。

 TVのワイドショーで取り上げればよいではないかと思いますが、キャスターほかスタッフがしっかり理解するには難しすぎるし、まず、視聴者にウケないこと確実です。NHKのEテレで解説したらどうか。これも賛否のバランスをとった解説はとても難しい。(自分が知らないだけで、テーマに取り上げた番組がすでにあったかもしれない)なんにせよ、国の財布の中身はどうなっているのか、借金1200兆円の日本って超貧乏国なのか・・MMTにちょっと触れてみませんか。

参考情報

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02 /05 2021
 

◆ 白内障手術レポート (その3)

術前・術後 どう変わったか
 「視力はイマイチでも良いからメガネなしで暮らしたい」こんな勝手な望みを伝えての手術。直後の検査では視力が左右で逆転していました。手術前は左が乱視がきつくて0,3、右が乱視少なくて0,5でしたが、それが左が乱視減って0,4、右が乱視きつくなって0,3。新聞は左目の方が読みやすいと逆になりました。視力は向上せず、が現在の結果です。新聞文字読みでピントの合う距離は、以前は20cmくらいでしたが、40cmくらいになりました。(この先、多少の変化があるかも)

驚いたのは色の見え方。以前は、パソコンのスクリーンがなんとなく黄色っぽく見えていて、これは8年使ってるパソコンの経年劣化だと思っていました。それは間違いで「眼の劣化」のせいでした。 左目手術後は、左、右、両方の眼で見比べることができるから、このちがいは確認できます。LED電球の色は、より白っぽく見えます。青空の青さがやや濃くなったように見えます。近所の植物園で見ていたきれいな花々の色彩も今まではかなり「濁り」まじりの色でみていたわけです。それにしても「乱視を矯正せずに遠・近同じように見える」手術ってどんなワザをつかうのか・・想像できない。(注)すべての病院でこのような中途ハンパな手術をしてくれるかどうか、不明です。

一日に点眼32回・・術後のケアがたいへん
 手術後は一週間くらい目薬さして・・それで完結、と安易に想像していましたが、大ハズレでした。一回目の手術後、退院前に薬のケースを渡され、看護士さんは「この4種の目薬を、一日4回指して下さい。点眼は5分以上あけてして下さい。この○○という薬はよく振ってから指すこと」となにげに説明し、はいはいと生返事して帰ったのですが、なかなか面倒なことだと解りました。
 
 4種類の目薬を朝・昼・夕・就寝前 の4回さします。4種類の薬を続けてさすと混ざり合って効果がないので5分以上あけてさす。これが片目の場合で一日計16回。両眼の手術が終わると二倍の32回になります。なんか、一日中目薬さしてる感じです。「センセ、これ、いつまでやるんですか」「まあ、2ヶ月。まずい症状あれば3ヶ月」 あの手術時間の短さにくらべ、なんとヒマがかかるのか、とボヤキたくなります。

ケアをこんなに大層?にする一番の理由は細菌の感染を防ぐためだそうです。眼の働きが安定する前に細菌が入ると重篤な症状に至ることもあるらしい。点眼のときは手洗いはむろん、テーブルや薬の容器などもバイキンがつかないよう清潔に保ちます。(状態が安定するにつれ、薬の種類は順次減っていきます)

 以上がT病院で受けた白内障手術のあらましです。病院によって設備や技術が異なり、ケアの処方も一様ではないと思うので、あくまでT病院での手術例、参考情報として読んで下さい。白内障の治療は今でもどんどん新しい技術が開発されているらしく、さらに安全、快適な手術になると思います。20年前に手術した人の経験談はもう参考にならないかもしれません。無知な患者のレポートなので間違ったこと書いてるかもしれません。

質問等あれば画面下の【拍手ボタン】を押してコメント欄に書いて下さい。
内容は非公開です。返信要の場合はメールアドレスを書いて下さい

参考情報
http://www.f.kpu-m.ac.jp/k/jkpum/pdf/122/122-8/tanekinen08.pdf


4種類の目薬を、朝、昼、夕、就寝前 4回さします。
白内障

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02 /04 2021
 


◆白内障手術レポート (その2)

手術はたったの10分で終了
 どんなマシンで手術するのか、興味ありましたが、ストレッチャーで手術室へ運び込まれるので天井しか見えない。定位置についたとき大型の顕微鏡みたいな機械がチラと眼に入ったが、すぐシートで顔面を覆われてしまい、わからずじまい。あとで看護士さんに尋ねると顔を覆うタイプの顕微鏡をのぞきながら作業するという。なるほど。

 麻酔は準備中に点眼で2~3回、手術中に注射で1~2回、チクリ感覚はあるけど痛いというほどでもない。一番驚いたのは、大型顕微鏡みたいな機械から発せられる強烈な光で、大目を開けて太陽を直視してるような感じです。わ、凄いな、と思ってると、閉じないようにクリップで強制的に開けられてる眼球にジョジョジョ~と殺菌、洗浄?の液体が注がれて、わ、目玉が溺れそう、とヘンな錯覚を起こしてしまう。麻酔は局部麻酔だから目玉以外は普通に感覚があり、話もできます。(しませんでしたけど)もし、麻酔効果が広範囲で長時間なら日帰り手術は難しいかもしれず、麻酔技術の進歩が白内障手術の普及に大きく貢献していると思われます。

 一回目は緊張して意識がワヤワヤでしたが、二回目の手術はやや落ち着いて受けたので音を聴きながら「これは古いレンズを粉砕して吸い出してる作業」とか「新しいレンズを挿入している作業」とか、感覚的にわかります。(パンフで手術の内容、順序を覚えておくと、時系列で現在の作業を推定できる)二回目は先生が「これで手術は終わりました」と告げたとき「ありがとうございました」と声を出す余裕がありました。・・と思っていたのに、看護士さんに「どうしたの、血圧180まで上がってるよ」と逆の状況を言われ、落ち着いてた、はウソでありました(汗)。

(注)直径10ミリのアクリル製人工レンズを角膜の3ミリの切り口からどうして入れることができるのか。不思議に思ってましたが、答えは「折りたたんで入れる」でした。中へ入れると樹脂の弾性で自動的にもとの形に復元するそうです。これらを秒単位ですばやく正確に作業するには経験の蓄積が大事です。眼科に限らないけど、手術実施件数が多い病院ほど高い評価を得ているのは、それだけ技術の蓄積があるからでせう。

 手術は、準備(60分)~手術(10~20分)~安静・ケアの説明・会計(40分)の合計で2時間程度で終わります。普通の白内障手術は「日帰り」が常識で、入院は重い疾患がある人に限られてるみたいです。手術費用は年齢と収入額によって大きな差があります。65歳以上の人で年金生活者なら、両眼で8千円~3万円程度です。術後のケアにかかる費用はかかりつけの医院での支払いになります。(1回500円~1000円ていど。のべ10回くらい?)

 気をつけたいことがあります。病院からの帰りは当然片目になります。視野が狭まり、遠近感が乏しくなって歩行には注意がいります。コケたら、失明とか大惨事になります。ゆえに、遠方の病院を選ぶと往来のリスクが大きい。足が弱ってる人は付き添いが必要です。また、手術した眼には看護士さんが美的配慮ナシで眼帯をテープでベチャリと貼り付けるため、そのまま電車にのると、みんな席をゆずってくれそうなくらいハデな顔面になります。気になる人は顔隠し用の帽子と大型のマスクを忘れないように。(つづく)


こんな感じの機器で手術する


白内障 


手術の順序
白内障 


 


閑人帳

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02 /03 2021
 

◆白内障手術レポート (その1)

 老化による視力の低下は仕方ないとメガネで補正しますが、原因が白内障ならば手術で回復という方法もあります。dameo の場合、乱視が混ざった近視で視力は左が0,3右が0,5。おまけに一年くらい前から左目はモノが15度くらい右へ傾いて見えるという症状があらわれ、近所の医院でも、大学病院でも「治らない」と言われました。やむなく諦めましたが、時間がたつとあまり不便や不安を感じなくなりました。

 しかし、最近はブログの原稿を書くと、一行に一箇所は間違えるうえ、眼の疲労で長くても30分くらいしか作業できない。なので、近くの医院の医師に相談し、白内障手術を受けることにしました。以下はその体験記です。3回に分けて掲載しますので関心ある方はご覧下さい。

病院を選ぶ
(1)徒歩圏にある「手術のできる病院」を選ぶ。これがあれば最高です。手術も通院も徒歩で済む。時間、費用の節約効果も大きい。
(2)徒歩圏にある眼科医院で診察をうけ、手術は別の病院でうける。(3)知り合いや経験者に勧められて遠方の「手術のできる病院」で診察、手術を受ける。親切は有り難いけど、不便や負担も大きくなります。

dameo は(2)の例で、自宅近くのK医院で診察、検査を受け、紹介されたT病院で手術。術後のケアはK医院で行うので通院はラクです。この手術は術後のケアが大事なので「いつでも、かかりつけの医師に相談できる」環境をつくっておくことが大切だと思っています。T病院に限らず、紹介状のある客に比べて、一見客はやや不利な扱いを受けるのは病院の受け入れ態勢からして仕方ないかもしれません。(紹介状があると患者の基本情報が伝わるので、診察、検査が円滑に進みます)

レンズを選ぶ
 T病院では検査に二日、手術に二日を要します。手術は左右で二週間の間隔をおいてします。日帰り手術でも合計4日を要します。検査は視力検査を除いては初体験のものばかりで、何を調べてるのかよく解らないまま終了し、最後に希望のレンズを選びます。遠方中心のレンズ、近くが見えやすいレンズ、どちらかを選びます。メガネがいらない遠近すべてがシャープに見える多焦点レンズもありますが、費用の大半は自己負担なので両眼で70~100万円前後かかるという話です。(今後、一部保険の適用と業界の競争で費用はだんだん安くなると思われます)
 
 dameo の選択は、遠、近、ではありませんでした。死ぬまでメガネはかけたくない。視力アップより「メガネなし」で暮らせるレベルでよい、というものでした。(お金があれば多焦点レンズを選びます)
 このことはK医院の先生にも相談しました。わがまま言うな、と怒られるかと思ってましたが、「できんことないけどなあ・・」の返事です。一回目の手術当日、準備中に検査担当の看護士が来て「先生(手術する医師)と相談の結果、前例があるので、乱視の矯正はしないという条件で希望に沿う手術をする」との説明。なんのこっちゃねん?と思いましたが説明されてもどうせ理解できないし、ま、ええか、と納得?して手術室へ。(つづく)


閑人帳

閑人帳
02 /01 2021
 

節分「厄除け祈祷」もオンラインで・・嗚呼

 「厄除け観音」として大阪市内で一番集客力の大きい「あびこ観音」がコロナの災いのせいで参拝自粛を呼びかけています。こんなときこそ「厄除け観音」さんの地力発揮してコロナ禍を追い払うべきなのに、あっさり白旗挙げてしまってる感じです。で、お寺へは来ないで、祈祷もオンラインで申し込んで下さいと。なんだかなあ。
 
 ネットで祈祷を申し込むと、約一ヶ月後に「祈祷札」が郵送される。費用にはランクがあって高いのは1万円。こんな素っ気ないやりとりで有り難みを感じるだろうか。お寺まで歩いて行って線香の匂い、烟りの立ちこめる境内に参拝し、順番待って祈祷してもらう。これで祈りや感謝の気持ちが湧き、来年もまた来ようと元気をもらって帰る。・・というのが「お参り」です。厄除け観音さん、コロナ厄に完敗・・は今年きりにしてくださいよ、たのんます。(今年は交通規制もありません)


NK子さんから時節に合った素敵なイラストをいただきました。
節分鬼



閑人帳

閑人帳
01 /27 2021
 

コロナ禍・・dameo の一年前の無責任予想が当たる

 昨年3月29日に掲載した「閑人帳」記事の最後に、dameo の大胆無責任予想として「世界規模でいえば、年末に感染者数1億人、死者300万人」と書きました。東京、大阪の感染者数が一日に50~100人で推移していた、今から思えばずいぶんのどかな時分でした。
 その時点で年末に世界で1億人って数字は口から出任せの無責任な数字でした。しかし、その後は現実がデタラメ数字に追いついてきました。昨日の報道では感染者は1億人に達した。死者も200万人を超えた。約一ヶ月のズレはありますが、当たらずとも遠からず、であります。


 以下は昨年の予想記事の原文です(略)「4月末時点で東京都の感染者数が5000人超(一日平均160人)となれば、おそらく医療の対応が困難になる。感染経路が不明な患者が常に5割を超えるともう「爆発」は防げない。出来たて「特措法」発動です。
  この際、駄目男の大胆無責任予想。世界規模でいえば、今年末までに感染者数1億人、死者数300万人、と勝手に予想します。これが楽観的予想なのか、悲観的予想なのか、どちらとも言いにくい。これくらい大きな犠牲を払ってようやくワクチンが登場する・・う~ん、厳しい」(2020年3月29日掲載)


閑人帳

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01 /09 2021
 

詠み人知らず・・コロナ禍を恋歌に「変異」させた才能に感心

 NKさんからお洒落なコロナ情報が届きました。こんな楽しい変異種なら世間で感染流行大賛成です。LINEで拡散中とのことですが、どなたが創作されたのでせうか。えらい!

    しばらくは 離れて暮らす コとロとナ
             次ぎ会うときは 君と言う字に

下のNKさんのイラスト書を見ると子供でもわかります。日本語でしかつくれない落首(ざれ歌)です。これを読んで思いだしたのは江戸時代末の「泰平の眠りを覚ます上喜撰  たつた四杯で夜も眠れず」という有名なざれ歌。コロナも蒸気船も日本中を怖がらせた災厄ですが、ビビルだけでなく、ユーモアでいなすセンスも健在です。


コロナの替え歌




閑人帳

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01 /07 2021
 

NHKニュース 新年<初ドジ>?
 めったに見ないNHK「ニュースウオッチ9」の画面を見てめまいを起こしそうになった。自分以外にもおられたのではないか。 大きなグラフ画像なので分かりやすいのがアダになった。何気にみてグラフの棒の高さと数字が合わない。なんかヘンやな、と思ってるうちに画像が消えた。

 巷にはNHKのアラ探しを趣味にするウオッチャーがいるのか、問題の画像がネットにでていたので、もう一度よく見ると、やはり表示が間違っていた。単純ミスだと思うけど、正月早々みっともない。(1月4日)


棒グラフ 左から二本目の944人より、右端の884人のほうが多く表示されている。もしや、数字を入れ間違えたのかもしれない。右が944人なら棒の高さと合う。
NHK

閑人帳

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01 /05 2021


お正月に見たテレビ番組(12月31日~01月03日)


◆奇蹟のピアニスト 辻井伸行 (BS朝日)

 正月ではなく、大晦日の晩でした。この人のライブを聞きたくても大阪では機会がすくなく、チケットが取りにくいので未だに未経験です。2時間の番組は演奏そのものより彼の「成功物語」をたどる内容で、長い曲をフルバージョンで弾いたのはショパンのピアノ協奏曲1番だけでしたが、なかなか味わい深い、成熟味を感じる演奏でした。この曲をナマで聴いた最初の演奏会はもう50年以上昔?・・弾いたのは中村紘子、まだアイドル的人気もあった時代だったから満員御礼の演奏会だった。(フェスティバルホール)


 ショパンのつくるピアノ曲の魅力の一つがメロディに演歌でいうところの「小節」を効かせることで、この1番の協奏曲や夜想曲集などで頻繁に使われる。メロディラインにオタマジャクシ一個分だけ装飾音を加えることでとても艶っぽい旋律になります。そのコツを覚えたショパンは「これで女心をとろけさせたる」と自信をもっていたのでは(笑)。・・いや、これは dameo の勝手な妄想で世間では「なんのこっちゃねん」と笑われる、しょーもない思い込みです。


 協奏曲では、ピアニストは指揮者をチラチラ見てテンポなどを阿吽の呼吸で合わせるのですが、全盲の辻井さんはそれができない。どうするのか。おそらく身辺の空気感で測ってるのではないか。指揮者のタクトが心眼で見えてるのではないか、と想像してしまう。オケとの共同作業なのだから意志疎通は必須です。「見えない」のはこちらの単細胞判断で、実は見えてるのかもしれません。(12月31日)


◆歌舞伎座中継「らくだ」(Eテレ)

 落語ネタをパクッたおなじみの喜劇。役者によって笑いのボリュウムがずいぶん違います。今回は愛之助、左団次、芝翫、ほか。死体役・・不詳。紙屑屋をやった愛之助、熱演だけど笑いをとるチカラは今ひとつ。無難にこなしたという感じ。大家老夫婦はもっとハデに死体を怖がってほしい。アドリブも使えるのだから、正月らしい笑いがほしかった。


◆100分で萩尾望都(Eテレ)

 これが一番面白い番組でした。少女コミックなんて無縁だったから刺激十分です。紹介された作品の一つ「半神」をさっそく図書館で借りました。少女漫画業界については何の知識もないのですが、見終わって気づいたのは萩尾さんって、男性作家なら手塚治虫に該当する資質をもった作家もしれない、ということです。表現は三次元だけど、発想、思想は四次元的世界。そして、コミック=楽しいの概念をハナから無視している。四次元といってもドラえもんのそれとは違う深刻世界です。


 文学界には「純文学」という、なんかよう分からんジャンルがありますが、漫画界でも「純漫画」なるジャンルを認知したらどう?という考えも可能ではと想像します。売れ筋を量産するのではなく、作家の書きたい作品を書く。コミック売り場では売らない作品があってもよいとおもうのですが。例えば、池田理代子センセの伝記作品シリーズのグレードアップ版みたいな作品。(そんな作品、すでにあるかも知れません)


 優れた原作があり、ジブリのような優れた制作スタッフとの共同作業で、さらに日本のアニメ作品のレベルが上がる。これで外貨を稼ぐ・・おいおい金儲けの話かい? まあ、半分はそれを目指してもよいかと。 あの独裁者、ヒトラーを描いた漫画があるのだから、と言い訳を用意して、中国の文化大革命~天安門事件のドキュメントを漫画仕立てにした作品あればええのに、とまた妄想が湧きました。(出演はヤマザキマリ、夢枕獏、中条昇平、カズレーザー他とインタビューで著者当人)



古墳カラー


◆英雄たちの選択SP (NHKーBS)

 「古代人のココロに迫る」というテーマで、縄文時代から古墳時代に至る一万年以上のあいだに原日本人は何を考えて生きて来たのか、を想像します。未だに謎だらけの縄文文化は土器などのユニークなデザインから当時の死生観、民族継承の智恵、などを思い測る。弥生時代後期には「日本で最初に書かれた文字」なる資料も紹介されて興味津々です。

 
 面白い土偶のデザインを見ると、縄文時代も現代も美意識や表現力についてはほとんど変わっていないのではと思うくらいです。裸婦とか、土偶の人物像をキャンバスに描けばピカソの作品になりますからね。一昨年だったか、京都の国博で土偶の現物をみたときは、そのデザインのかっこよさに圧倒されてしまった。縄文人に負けてるやんか、が正直な感想です。

 
 脳科学者の中野信子センセの独自の見解も楽しい。日本列島では一万年昔から大規模な内乱がなかったとされる。集落の規模が大きくなり、人口が増えると、食糧問題などで争いが起きるのが常識だけど、少なくとも遺跡調査ではそんな争いは起きなかったと。殺し合って得る利益と、折り合いをつけて損害を小さくすること、そんへんの案配を智恵で解決する術を心得ていたのではないか。むろん、島国で単一民族に近い構成だったのも幸いした。


 後世、神話時代になって英雄は存在しても敵を皆殺しという征服はしなかった。神武天皇東征の話なんか、進む道すがら、あちこちで「折り合い」つけまくりです。そんな日本人のDNA、今も残っています。 福岡県の王塚古墳のカラフルな彩色空間。誰がこんなアイデアを出したのだろう。一番見たい古墳はどれか、と言われたら断然、ここへ行きたい。(出演 荒俣宏 中野信子 ほか)

カラー古墳




閑人帳

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01 /03 2021



初詣・・コロナでお賽銭激減? 露店全廃

 例年、一日に数十万人が訪れる住吉大社、今年はコロナ対策の「三密」防止が呼びかけられたせいで大巾に減りそう。日本中の神社が三が日の売上げを減らしてしまい、その金額、何百億円にもなるかもしれません。3日の午後、お参りにいくと、混雑規模は例年の半分くらいで、3密は避けられるし、お賽銭の遠投に苦労することもありませんでした。
 
 さらに、今年は百軒以上?という露店が廃止されたため、境内の雰囲気が妙にスカスカして活気がない。安全だけど活気がないというのはお参り気分を大いに損ないます。露店も間隔をあけて営業するという方法はとれなかったのかしら。恐らく、神社も悩んだでせう。

 役所の発想による営業規制では露店は一番弱い業種です。締め出されても何の反対給付もない。給付金の申請などできないと思う。そもそも、店主名や住所もはっきりしない。いつ開業して、いつ廃業したかも不明。業者のほぼ全部が税務署なんか行ったことが無いはずです。(所得申告なんかしたことがない)20年くらい前までは裏社会が仕切っていたビジネスだから仕方ないとも言えます。

 世間の規範から外れた存在のマイナービジネスだから、登録とか申告といった手続きで「表向きのビジネス」に変えるのは大難儀でせう。逆に怪しい?商売であることが魅力というか、親しみやすさを感じさせています。「いか焼き」買って「はい、レシート」を渡されるとしらけそうです。

 ホワイトとはいえないが、さりとて「ブラック企業」というほどでもない。グレービジネスともいえる露天商のリアルライフに興味があるのですが、なぜか情報がありません。サーカスや大衆演劇の暮らしぶりはなんどか読んだことがあるけど、露天商の暮らしを描いたルポを読んだことがない。なんか、新アイデア(業種)が生まれそうな気もするのですが。

こんなに空いてる初詣風景をはじめて見た
初詣 住吉

閑人帳

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01 /01 2021


30年前のいちびり年賀状

あけまして おめでとうございます。
 「正月はおとなしくしていろ」といわれなくても、巷のすみっこ暮らしを余儀なくされている駄目男であります。今年もよろしくお願いします。

 1980~90年代につくった年賀状とその原稿が見つかりました。10年間くらい続けた「いちびり年賀状」です。(いちびり=ふざける、面白がる、の意味の大阪弁。今は大阪でも若い人には通じないらしい)手書きか味気ない印刷か、当時はやったプリントゴッコしか表現方法がなかった時代にけっこう手間かけてつくった賀状です。

 名画の中に、芝居の舞台にさりげなく潜り込んでスマしてるところがウリです。いわば「騙し絵」の類いですが、現在のように画像の加工が簡単にできなかったアナログ時代だったので、いかにさりげなく騙すか、苦労したものです。


マネの「草上の昼食」に潜り込む
itibiri nenngajou 


ベラスケスの傑作「ラスメニーナス」(女官たち)に潜り込む
itibiri 


歌舞伎「駕籠釣瓶」の舞台に潜り込む
itibiri 


「あけまして」を逆さまにして笑いをとる。なんで?
itibiri





閑人帳

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12 /31 2020


コロナ禍で交通費が大幅減

 駅の券売機で料金をチャージしたときのレシートを残すクセがついています。これで年間いくら交通費をつかったか分かる。
 今年の分を勘定すると、ちょうど3万円でした。コロナのせいで大巾に減りました。過去の金額を調べると・・・

・2014年・・6万9000円
・2015年・・6万1000円
・2016年・・5万5000円
・2017年・・6万0000円
・2018年・・4万3000円
・2019年・・4万6000円
・2020年・・3万0000円

今年は昨年より35%も減りました。コロナによる外出自粛のせいです。この金額の7割くらいは大阪メトロ等を「敬老パス」で利用した金額で、一回の乗車賃が50円と大幅な割引き運賃によるものです。3万円の7割、約2万円を50円で割ると400回の乗車分、単純に考えると200回往復に相当します。一年のうちに200往復ということは200日は外出したことになり、いわゆる「引きこもり」生活という感じではない。もっと外出が少ない人がたくさんおられると思います。

 それでも2014年の6万9000円に比べたら、年々金額が減っていることあきらかで、こんな、交通費の減少でも「老い」を感じてしまうのであります。気持ちは元気人のつもりでも行動力はずんずん低下しています。コロナによる外出自粛が鉄道会社の経営悪化を招き、経済活力の低下=不況が国民の健康を害する・・来年はこんな悪循環が解消されますように。


jousyaken




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12 /25 2020



NHK「おちょやん」=浪花千枝子だったのか

 TVドラマは年に10分も見ないタチなので、こういう情報もまったく知らないのであります。おちょやんはいざ知らず、浪花千枝子はガキのころラジオの公開録音で何度も見たことがあり、懐かしい。花菱アチャコと夫婦役で「お父さんはお人好し」という連続番組に出て、これが全国放送だったので日本中に大阪弁を伝えることにもなった。

 公開録音は大阪放送局のスタジオで行われ、友人がハガキで申し込んで「一枚で二人参加可」だった。局の殺風景な廊下に並んで入場待ちした。当時の自分の年齢、13~14歳くらいだったか。

 ラジオ番組だから、パイプ椅子を並べた殺風景なスタジオに出演者5人くらいがマイクを囲んで立ち、台本を読むだけ。今、思えば、実にしょーもない舞台だったけど、娯楽がない時代だったから入場希望者はたくさんいた。何日か後にラジオで聞くのも楽しみだった。進行係の鵜飼(うかい)という変わった名前のアナウンサーも覚えている。毎回、録音前には必ず拍手の練習があり、ステージ端で両手を頭の上でぐるぐる回して指揮?した。ある日、野球の中継番組で「担当は鵜飼です」というのを聞いて「あのおっちゃん、野球中継もできるのか」と妙に感心したものだ。

 浪花千枝子で一番印象深いのは「これぞ大阪弁」と言える、実に聞きやすい大阪弁で、濁りのない声の質もあいまって今でも耳に残っている。それは彼女の芸達者ぶりとともに脚本を書いた長沖一(まこと)の功績でもあったと思う。録音風景でもうひとつ感心したのは、出演者全員、セリフのトチリが皆無だったこと。30分間で喋る言葉は膨大な量なのに、ノーミスで収録がふつうだった。

 当時、関西で漫才やコメディの作家として大活躍したのが長沖一と秋田實の二人で、この人たちがいなければ今の吉本興業もなかったといえるくらい。(漫才作家としては秋田のほうが有名)ちなみに、この二人のお笑い作家、東大文学部出身というのも驚きです。左翼運動に関わりながら、お笑い作家の下地づくりもしていて、戦時中は中国の戦地に「わらわし隊」という名の慰問団を派遣しており、当時すでに吉本興業が関わっていた。この行事を企画したのが朝日新聞社でした。当時は反戦平和思想なんかこれぽっちもなかった新聞社でした。

 この歴史ネタはSさんから頂いた「大阪春秋」令和元年秋号から引用しています。長沖一特集号です。参考記事によると「お父さんはお人好し」は昭和29年から昭和40年まで、約11年間、計500回放送された。最後まで好評を得て、浪花千枝子、花菱アチャコ、長沖一の三氏は「NHK放送文化賞」を受賞した。聴取率(TVでいう視聴率)は最高45%というから、二軒に一軒は午後8時になるとラジオの前に座っていたことになる。今のラジオ界ではあり得ない数字です。

最後にオマケのネタを一つ・・・
浪花千枝子の本名は「南口キクノ」という。名字を音読みするとナンコウキクノとなる。これに誰か、いちびりが目をつけて大塚製薬の薬の広告に取り入れた。薬は「オロナイン軟膏」。ナンコウキクノ→軟膏効くの、という、さぶーいダジャレ。ホーロー看板をつくって全国で宣伝したけど、キャラがなんで浪花千枝子なのか、知る人はいなかったと思います。


閑人帳 浪花千枝子 


昭和20年代のラジオは真空管回路+木製キャビネットが主流
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11 /12 2020



●最近、IEイジメがきつくなってきた

 永らく親しんできたIE(インターネット エクスプローラー)がどうやら老朽化したようで、パソコンではエッジへの切り替えを求める広告がよく出ます。(下の写真)しかし、自分のようなオジンは慣れたツールを変えることに抵抗感があって、つい、ほったらかしにしてしまいます。トシをとると、とにかく「変化」がイヤなのですね。政治でも年寄りに保守党支持が多いのは、単純に言って変化を敬遠するからです。

 IEをエッジに変えると、細かい部分で、例えば「お気に入り」とかでも操作の変更があり、記号のデザインが変化していたりするとうろたえる。いちいち面倒くさい作業に思える。・・というわけで、まだ、ほったらかしのオールドユーザーがたくさんおられると思います。
 それにしても下の写真の宣伝文句はユーザーをバカにしてるみたいでムカつく。顧客への呼びかけにしては失礼なコピーではないか。それでなくても常に劣等感もちながら使ってるのに・・。と、しょーもない愚痴を言いたくなるのが年寄りのヒガミであります。

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閑人帳

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11 /08 2020


●都構想問題のおさらい(下)
   
~大阪市に愛着がない薄情市民たち~

 10回にわたって都構想反対論を書いて賛成派をボロクソに批判してきた。さて、投票で否決という結果が出て賛成投票した人はものすごく悔しがってるだろうか。想像ながら、それはないと思う。もとより内容をしっかり吟味して賛成投票したのではなく、ほとんど「気分」で賛否を決めたような人ばかりだから「否決やて、あ、そう」に近い感慨しかないだろう。逆に反対派が敗れたら、不安や悔しさは賛成派の10倍くらい大きいと察する。むろん、反対派にも不安という気分だけで投票した人もたくさんいるはずなので比率の問題ともいえるが。

 ずっと気になっていたのは賛成派のひとの「大阪市」への愛着の薄さだった。大阪市がなくなることになんの未練もない人たちなのだ。住み始めて5年とか10年というならわかるが、生まれて以来ずっと大阪市民だった人が「経済発展するなら大阪市はなくなってもいい」という感覚は理解しづらい。反対論では何度も「知的レベルの低い人が賛成投票する」と悪口を書いたが、知的レベルだけでなく、感受性も鈍いのではと思っている。

 もし、都構想が実現したら、アドレスはこのようになる。たとえば、現在、阿倍野区阿倍野筋2丁目に住んでる人の住所は、規定によれば「大阪府天王寺区阿倍野筋2丁目」になる。阿倍野区住民にとってはかなり抵抗感があるのではないか。数十年前、東区と南区が合併したときは「中央区」という新名称でトラブルを避けた。今回の案はそういう配慮はない。

 ヨソの街の場合を想像する。京都府と京都市が都構想的な発想で細かく分かれた区をまとめる案を考えた。現在の中京区、上京区、下京区、左京区、を統一して「中京区」にします、という案。各区のみなさん、すんなりOKするだろうか。しないと思いますね。ひょっとしたら、中京区の区民さえ反対するかもしれない。住んでる街そのものにアイデンティティ的感覚をもってる人が多ければ強い拒否反応が出るにちがいない。だからといって、永久に今のままで良いともおもわないが。

 ヨソの街ついでにニューヨークを考える。ニューヨーク州が都構想計画をつくって未来の発展のために「ニューヨーク市は廃止する」というプランをつくった、とする。アドレス的には、ニューヨーク州マンハッタン区・・・になるわけだ。ニューヨーク市民は賛成するだろうか。たぶん、賛成はしないだろう。強行したら暴動が起きそうな気がする。ニューヨーク市民であることに愛着や誇りをもってる人の多寡の問題だけど、どうでもええ、という人はほとんどいないのではないか。全く、勝手な想像ですけど。

 然るに、大阪市民の半分は大阪市がなくなることに何ほどの未練もないことが今回の投票でわかった。経済的発展さえすれば街の名称や歴史なんかどうでもええねん、という人たち。そう考えるのも無論自由だけど、そんな無粋人間が勝ち組にならなくて良かった。


 kosumosu







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11 /07 2020


●都構想問題のおさらい (上) 
     
~おひまな方は読んでみて下さい~


mainitisinnbunn 


 投票日の一週間くらい前に毎日新聞が「大阪市4分割ならコスト218億円増」という記事を一面トップで報じた。これを見て維新側は松井市長や橋下徹さんが猛烈に反論した。このニュースで反対論が急増するかもという危機感が募ったからだ。これは大阪市役所のクーデターだ、という橋下さんの指摘に3割くらい共感できる。市役所と毎日新聞がつるんで最良のタイミングでドカンと一発強烈な反都構想爆弾を落とした。

 他社も後追いで同じ記事をのせたが、維新側の猛抗議で朝日や産経は内容の訂正記事を出した。しかし、毎日は抗議を無視した。以下は「おじじめんと (id:hakusyuacademy) 」さんが集めた関係者の発言。えらく長い文章になるけど、興味ある方は読んでみて下さい。都構想問題のややこしさの一端がわかります。自分の意見は最後に書きます。
 
都構想推進派は青色文字反対派は茶色文字で記します。

引用元 https://hakusyu.hatenablog.com/about


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●<松井一郎(大阪市長)>
毎日の記事にコメントを書いた藤井教授あての抗議
藤井先生、貴殿は大学教授であり政府の参与も務められた方です。
この試算のカラクリは最初からご存知だったのでは無いでしょうか?
貴殿程の方が地方財政法知らなかったのですか?
記事を鵜呑みにしていたのですか?
もしも本当に知らなかったなら
もう少し勉強された方がいいのではないでしょうか。
朝日新聞は訂正記事を出しましたが、
毎日新聞はどうするのでしょうかね?拡散希望!!
  
朝日や案計の訂正記事
財政局の試算について報じた27日配信の記事の一部に「大阪都構想で大阪市を廃止して特別区に再編した場合」という記述がありましたが、正確には「大阪市を単純に四つの市に分割した場合」でした。訂正します。

毎日新聞さんへ、
特別区単位での基準財政需要額の計算式は総務省にありません。
東京23区も合算方式で基準財政需要額を算出しています。
計算式の無いものは出しようがありません。
だから、財政シュミレーションは実際の予算で計算したのです

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●<橋下徹> 自らのサイト「維新ステーション」での発言
 完全なる大阪市役所のクーデター。これが大阪市役所の実態。この市役所が関東軍として大阪をボロボロにしてきた。こういう市役所を残すのか、それとも新しい役所に一から作り直すのか。もちろん作り直す。それが大阪都構想。

 これが凄まじい権力闘争の実際。ほんと大阪市役所は酷いんだよ。学者はこういう現実を全く知らない。このスーパー誤報道のきっかけを作った毎日新聞はどう訂正するんや?きちんと訂正しなければ完全に便所紙になるぞ!

大阪市役所のクーデター。これが大阪市役所の実態。都構想反対派=市役所存続派の市役所職員が死物狂いでフェイクニュースを流した。こういう大阪市役所が関東軍として大阪をボロボロにしてきた。この市役所を残すのか、それとも新しい役所に一から作り直すのか。もちろん作り直す。それが大阪都構想。この大阪市役所と戦ってきたのが大阪維新の会。大阪市役所とタッグを組んで利権を守ってきたのが自民党、共産党。

それにこのフェイク情報を垂れ流しているのが京大の藤井氏を中心とする関西の学者集団。学者は暴走する)。大阪都構想で大阪市役所と大阪市議会を一から作り直そう!こういう実態を何も知らないお花畑集団が京大藤井聡氏らの学者集団。

この報道は一斉に訂正となった。あまりにも無茶苦茶な都構想反対派職員のフェイク情報発信クーデターだった。この数字の間違いすら分からなかった京大の藤井氏はもう学者を辞めるべきだ。政治家なら即辞職もの。こういう似非学者、曲学阿世の徒が日本をダメにする。

 しかしこんな一職員のでたらめな数字すら指摘できない学者に税金によってたんまりと自由な時間が与える意義があるのか?自由時間に本ばかり読んでそれで維新をアホ扱い。もう学者を辞めろ。そういう責任も取れないのが学者。政治家なら即辞任もの。

「大阪市を4分割で218億円コスト増」報道に市「誤解生じている」(産経新聞)
 この事実一つとっても大阪市役所は解体に値する。僕が市長になるまで市役所が政治を行ってきた悪しき体質がまだ残っていた。大阪都構想で新しい役所を作ろう!産経新聞のこの記事は、市役所職員が出した数字のでたらめさをよく説明している。

誤報のきっかけとなった毎日新聞をはじめ在阪メディアは、民主政治の一翼を担っている矜恃があるなら、これくらいきっちりと訂正の説明をしろ。住民投票直前に、最大の争点について、大阪都構想に不利な形で在阪メディアが大誤報をしでかした。都構想が可決されればそれでいいが、否決されれば住民投票は無効だろう。市民が賛成票を投じる判断を歪めたのだから。これはラグビーでいうところのアドバンテージと同じ。日本には今回のメディアの大誤報と住民投票の効果との関係についてきちんと論じることのできる学者はいないのか。ほんま後味の悪い最悪の住民投票となった。大阪市の選管はしっかり判断すべき。

今回の誤報道は、どう考えても都構想賛成投票行動に影響する。後味の悪い住民投票となった。政令市だから財政が安泰というわけではない。故に、都構想と政令市のどちらが成長する可能性があるかの比較判断。府市一体となる都構想の方が可能性が高いだろう。都構想は大阪市を府域に広げる大大阪構想。

これだけ重要で影響のある誤情報を副市長、市長の決裁ももらわずに毎日新聞に提供した。大阪市役所の関東軍ぶりには開いた口が塞がらない。事実なら報道の自由の範囲内だろうが今回は誤情報。大阪市役所はこれまで政治をやってきた。都構想で一から作り直すしかない。

「大阪市コスト試算 制度基づかず」NHK 関西のニュース
 しかしNHKまで、住民投票のこんな大事な時期に、毎日新聞の大誤報に乗っかって誤報をやってしまうのか。ちょっと取材すれば、大阪市役所を守りたい市役所職員がクーデターを起こしたことくらいすぐに分かったのに。

今回、毎日新聞の大誤報によって在阪メディアが一斉に誤報道したのは、2011年段階で葬り去った「分市案」。都構想とは全く別物。この別物の数字を都構想の数字だと大誤報した。この時期に。賛成行動に影響するのは必至だ。後味の悪い住民投票となった。

毎日新聞は大阪市役所とタッグを組んで、堂島地下街の高額報酬社長ポストの利権を持っていた。これを崩すのは大変だった。毎日新聞は森友・加計学園問題、桜を見る会問題で疑惑を持たれたら説明せよ!と息巻いていた。今回の誤報道についても利権絡みはないのか、きちんと説明せよ

大阪市コスト試算 制度基づかず|NHK
➡毎日新聞の大誤報によって在阪メディアが一斉に誤報道した数字は、2011年段階で葬り去った「分市案」のもの。分市案は都構想とは全く別物なのに都構想の数字だと大誤報。こんな重要な時期に。賛成行動に影響するのは必至。僕は報道の自由を最大限に尊重する。

しかし今回のこのタイミングでの在阪メディアの誤報道は一線を超えている。ちょっと取材をすれば市役所のクーデターによる完全な誤情報であることが分かったのに。

 しかも関西にはこの件を指摘する学者が皆無。これが民主主義か?
毎日新聞はじめ在阪メディアは、なぜこの時期に、都構想とは無関係で既に葬られた「分市案」の数字を報じたのか、徹底的に説明すべきだ。その説明責任を果たせないなら、もはや政治に対して説明責任を求めることはできない。

毎日新聞以外のメディアは訂正に走っているのに、毎日新聞だけは意固地になった。毎日新聞が出した数字は、大阪都構想とは全く別物の分市案。分市案は毎日新聞が報じるように基準財政需要額が増えるので2011年間段階で葬り去った。なぜ都構想論議の佳境の今、その数字を出すのか。間違いを素直に認めず、意地になった政治は衰退する。それは新聞社も同じことだ。

 今回の報道が住民投票を歪めないのかを客観的に評価できい者はあらゆる時事問題についても適切に評価することなどできないし、何を言っても世間は耳を傾けてくれなくなる。報道の自由は民主国家に必要不可欠なものだ。そしてこの自由は報道機関自身が不断の努力によって守っていかなければならない。特に間違いについては自律的な是正能力が必要不可欠だ。自律的に是正ができなくなれば外部からの介入を許す隙を作ることになる。毎日新聞はしっかり考えよ。

【拡散希望】橋下徹が暴露した毎日新聞社の天下り先 「堂島地下街」 の闇 - ゲンゴロウの自論
 毎日新聞が都構想反対派に有利になるような大誤報をこの時期にやったのは、大阪市役所を残したい理由があるのではないか?利権があるのではないか?過去の実例から疑ってしまう

毎日新聞の今回の誤報の罪深さは、都構想反対派に完全に有利になる誤報をやったことだ。しかも市役所を残したい市役所職員たちとタッグを組んで。毎日新聞は、実際のコストと基準財政需要額を混同する誤報をこの時期にやった。都構想によって実際のコストが上がるのか否かは、
これまで賛成派、反対派で激しい議論をやってきた。見解の一致はなく、この点を報道するのは当然のことだ。

 
しかし基準財政需要額は制度の話であり、大阪都構想においては現在の大阪市と同じ額で制度を作った。基準財政需要学は実際のコストとは異なる。都構想において基準財政需要額が増加することはない。毎日新聞が報じたのは大阪都構想とは異なる分市案の基準財政需要額だ。そしてあたかも大阪市財政局という権威を使って大阪都構想ではコスト増になると誤報した。コストが上がるか否かについて議論すればいいが、基準財政需要額が増加することはない。

毎日新聞はじめ在阪メディアは大阪市財政局発表としていますが、市役所としても法定協議会としても決裁していないなら、単なる大阪市役所を守りたい職員による間違いメモに過ぎないと思います。これは市財政局発表という扱いでいいのでしょうか?今回の毎日新聞の報道は、投票日直前にすべきものではないことは明らかだ。

在阪メディアが訂正に走った毎日新聞の誤報道が、このように反対派に使われている。毎日新聞が報じた数字は大阪都構想のものではなく、全く別物の分市案の数字(この点は毎日新聞も認めている)なのに、反対派は都合よく都構想のものとして利用。最悪の住民投票となった。

毎日新聞の誤報道が、今回の住民投票をぶち壊した。前回の住民投票は、賛成派も否決の結果を受け入れた。しかし今回はどうなることやら。いまだ間違いを認めず訂正もしない毎日新聞は、今後、他者に間違いの訂正を求め、説明を求めることはできなくなるだろう。

「大阪都構想」なら府内の3市が特別区目指す考え(ABCニュース)→こうやって大阪のかたちを変えていくのが大阪都構想。大阪市の周辺も特別区にしながらグレーター大阪を作っていくのが大阪都構想。

元鳥取県知事の片山氏は大阪都構想に反対で、大阪市を広げるべきだと言っていた。それをまさに実行するのが大阪都構想。都構想は大阪市の広域行政を大阪府域に広げるものだが片山氏には理解できないようだ。

毎日新聞をはじめとする在阪メディアの誤報の原因。基準財政需要額とリアルな支出額を混同したこと。基準財政需要額とは国が地方に保障する財源額。ゆえに政治的に増減するものだが、大阪都構想において国から保障される財源額は今の大阪市と同じ額。すなわち基準財政需要額は今の大阪市と同じ。大阪都構想によってリアルな支出額が増えるか減るかは、これまで激しく議論されてきた。ここは大いに報じたらいいが、これは基準財政需要額とは全く無関係の話し。在阪メディアは基準財政需要額とリアルな支出額の区別を理解していなかった。有権者に誤解を与えた最悪の住民投票になってしまった。

ほんま関西の学者はろくでもないのばかり。政治行政経済などの文系学者は、長い年月かけて普段何を勉強してるんやろ。こういう学者たちが日本をダメにする。

元鳥取県知事の片山さんは、大阪都構想は反対!大阪市を広げるべきだ!だって。それをやろうとしているのが大阪都構想なのに。鳥取県の知事には大都市運営の難しさは分からないだろう。

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●<高橋洋一教授>
大阪市財政局、共産党、毎日新聞のトライアングル。説明してもらおう。
問題なのは、大阪市役所役人が実行、共産党がアシスト、毎日新聞が拡散報道によるほぼ「デマ」で、多くの大阪市民に誤った情報が広がり住民投票に悪影響があるのに、マスコミらによる訂正がまともになされていないこと。

 大阪都構想で学会では反対が多いという。学術会議を見ていてもわかるが、左巻きが多いからね。今回の218億円問題であらわになったが、大阪市役所役人-共産党-毎日新聞のトライアングルが都構想反対派の正体。左繋がりで学者にも反対が多い。これらの人は学術会議の首相任命も反対、わかりやすい。

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●<藤井聡教授>

 一部で話題になっているこの毎日新聞の話ですが、これについては、なかなかその中身が十分に一般の方に伝わっていないようです。ついてはここで改めて解説したいと思います。この話は要するに

1)大阪都構想を実現すれば行政サービスレベルは必然的に下がる。
2)したがって、サービスレベルを下げないようにするなら、行政支出を増やさなければならない。その時に必要な支出増加分を大阪市がある前提の下で計算したら約200億円となった。 という話。

つまり、この記事の要諦は、「大阪市を特別区に“格下げ”すれば、行政サービスが下がる」という話なわけで、それ以上でも以下でもありません。で、そのサービス下落を防ぐには、200億ものカネが必要になる、と言っているだけなのです。

 したがって、特に難しいものではないのですが、SNS上では、「大阪市は、200億もの支出が増えない、と言う文書を公表してる。だったら、この記事はデマじゃ無いか!!」「都構想では4つの区を作るのに、なんで4つの政令市にする、っていう試算はおかしい!」という書き込みが、驚くべき事に広がっています。が、これらは完全に誤解です。

ついてはここで改めて解説しておこうと思います。まず、この話を理解されていない方の多くが、「大阪市から特別区にかわったら、サービスレベルが下がる」という話を理解されていないように思われます。そもそも、一つの自治体でやってたのを四つに分けるわけですから、本来なら職員を大幅に増やしたり、建物を新たに建てることでもしないと、同じサービスを維持することは出来ません。

 ところが今回は支出増加を最小限に食い止めようとしているので、そんな職員の大幅増とか新たな建物投資は「しない」事になっているわけです(やるのはせいぜい、初期費用200億、ランニングコスト年間30ダケ)。だから、行政サービスは、都構想が実現したら、確実に「下落」するのです。この点をしっかり理解していただいた・・・という前提で話を進めます。

 まず、「大阪市は、200億もの支出が増えない、と言う文書を公表してる」という話ですが、これはそもそも、毎日新聞は200億もの支出が増えるとは言ってい「ない」のです。毎日新聞は上記の1)2)の話をしているだけです。だから、毎日の記事はデマではないのです。

そもそも一般に「コスト」という言葉は、オカネの事を直接意味することもありますが、手間暇やサービスの下落を意味することもある言葉です。この記事が言うコストというのを「オカネ」と思っている方もいるかもしれませんが、これはあくまでも「サービス下落」を意味しているのです。それは、記事を読めば分かる話なのです。

 ちなみに、毎日新聞はもしも、サービスレベルの下落を緩和・回避しようとするなら、支出は増えるだろうという主旨は述べていますが、この言説ももちろん、デマではありません。あくまでも仮定の上での話をしているだけで、何も間違ってはいません。

 次に、「都構想では4つの区を作るのに、なんで4つの政令市にする、っていう試算はおかしい!」という話ですが、これも何もおかしくありません。そもそもこれはあくまでも試算であって「サービスレベルを維持するためにはどれだけ金がかかるかのか?」という仮定の話をしているからです。

 しかも、消防など府に移管される分も考慮した数値として200億円という数字が記載されています(ただし、ここで重要なのは都構想によってどれだけの行政コストが増えるのかという試算で、それを誰が負担するかは関係ありません。府と市をあわせて218億のコストが増えるという話であり、仮に消防などを府がやるとすれば特別区は200億程度ですよ、ということになります)だから、今の大阪市民は政令市のサービスを受けているのですから、そのサービスを維持するという前提で試算をしようとするなら、四つの政令市にするという前提で試算することは、特に不自然ではないのです。

・・・ということで、兎に角、この記事が言っている内容をもう一度記載すると、
1)大阪都構想を実現すれば行政サービスレベルは必然的に下がる。
2)したがって、サービスレベルを下げないようにするなら、行政支出を増やさなければならない。その時に必要な支出増加分を大阪市がある前提の下で計算したら約200億円となった。というだけの話なのです。おわかりいただけましたでしょうか・・・?

 いずれにしても、この話は極めて重要な論点です。なぜなら、この話は、都構想で大阪市廃止特別区設置になると、大阪市民の行政サービスは確実に下落するだろうということを意味しているからです。なんと言っても、それを埋め合わせるには200億円ものカネがかかるからです。
本件が、都構想の適切な有権者判断に寄与することを、祈念いたします。

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●<片山善博教授> (元鳥取県知事)
―大阪市のような政令指定都市の問題点は
都構想が必要な理由として、道府県と大都市の間の葛藤が指摘されています。確かにそうした問題は存在します。例えば市外にニュータウンができて市内に通う人が増えると、鉄道や道路の建設が必要になります。道府県は市域にとらわれず一体的に整備したいと考えますが、大都市側にとっては、市外の都市計画は管轄外です。

 各地の政令市ではこれまで、周辺の自治体を合併することでこの問題を解決してきた例が多いですね。大都市行政の今後の在り方としては、大阪のように政令市を廃止するのではなく、周辺自治体を取り込んだ上で、警察とか道府県の権限をこれまで以上に移譲してもらう道もあるのではないでしょうか。都構想とは異なる方向です。

 ―吉村洋文知事と松井一郎市長は「自分たちの人間関係で成り立っている『府市一体』を都構想で制度化する必要がある」と訴えています。
 新しい4人の区長が同じ党派になるとは限らないし、区長が常に知事に従う関係は地方自治とは言えません。知事が4人の区長をグリップしてしまえば「身近な特別区」は名ばかりで、知事による中央集権になる可能性が高いと思います。

―市が四つの特別区に分かれたら、どんな影響があるでしょうか。1人の市長に代わる4人の区長が選挙で選ばれ、議会も四つになるわけです。行政はかえって非効率になり、東京のように特別区間の財政格差も可視化されると思います。これらは当然の帰結で、そうなったとしても、市民が受け入れた結果ということになります。

 区の貧富の差は財政調整制度で埋められます。ただし、地方自治法や、住民投票の根拠である大都市地域特別区設置法に大阪市を復活させる規定はありません。都構想の推進側は住民投票で敗れても何度でも挑戦できますが、反対派は一度負けたらゲームオーバーです。大阪市民は、自分たちが背負うことになる結果についてよく考える必要があると思います。

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 以上、5人の当事者、識者の意見を紹介しました。「218億円コストアップ」問題は都構想に関わる問題のほんの一部です。それでもこれくらい厄介だということです。橋下さんが言うように、218億問題は大阪市のクーデターという見方には3割方同感する。誤報を認め、財政局長が「捏造でした」の記者会見もシナリオ通り、と疑っている。

 それはさておき、橋下さんは腹立ち紛れに大失言をやってしまった。文の前半、太文字の箇所で「都構想が可決されればそれでいいが、否決されれば住民投票は無効だろう」と。ななな、なんとエグイことを。橋下さん、貴方は弁護士でせう? 弁護士が民主主義の根幹を否定する発言をしてええのですか。この発言は、自分の思う通りの結果が出ない投票は無効だと。こんなアホなこという弁護士は日本中で橋下さんだけですよ。アゼンとします。同じ弁護士で現知事の吉村さんがこの発言をしたら間違いなくリコール運動が起きる。この言葉をヤクザが言えば「オレの言うこと聞いたら許してやるが、聞かんかったら消えてもらうで」となる。国政政党の思想的リーダーがこのレベルではなあ。常識以前の問題です。吉村さんも「難儀なおっさんやなあ」と苦々しく思ってるはずです。難儀なのは、こんな人物をヨイショする人間がメディア関係者にもたくさんいること。あんたら、ハシモトの子分かい?


「218億コストアップ問題」
 松井市長や橋下さんは「計算の前提になる要素が違うのに、あたかも都構想が実現したらコストアップになるかのような報道をした」とヤイヤイ文句を言ってる。逆にいえば、都構想の案ではコストアップはないというわけです。ホンマか。基準財政需要額なんてお役所用語を使うからえらく難しい問題のように思うが、要するに、全国で統一された計算式のモデルである。そんな計算式による誤差はあると認めても基本は「なんぼ、かかりまんねん」の話だ。そこは藤井教授の話がわかりやすい。

 すごく単純に考えてみる。 大人世代の4人家族が賃貸団地で暮らしていたとする=今の大阪市。しかし、事情があって4人は別々に暮らすことになった。お父さん、お母さん、息子、娘、それぞれがアパートを借りて独立した暮らしをはじめた=これが都構想でいう四つの特別区。

 4人が同居していたとき、世帯費は40万円だったとする。しかし、4人別々になると、家賃や家具、電化製品、光熱費・・それぞれに必要だから、同居時代よりずっとお金がかかる。一人10万円ではとても暮らせない。つまり、生活水準は落とさざるを得ない。

 先の住民投票戦で維新の会は口癖のように「住民の生活サービスは維持します」と言った。特別区の運営に大きなコスト増があるのに、住民サービスは維持できるのか。実際、市のパンフには幼稚園や福祉施設、スポーツ施設の削減が明記されている。これで、なんで「維持します」と言えるのか。こんなイロハの情報すら知ろうとしないのが賛成票を投じた大阪愚民だ。「大阪は変わらなあかんねん、このままでは衰退するだけや」としたり顔でいうおっちゃんがたくさんいた。恥ずかしい。

 コストアップはしません、の目玉政策にしたのが新区役所の建設中止だった。これで何百億かが浮くという。しかし、24区の区役所を4つにまとめたら、現在の区役所の建て物ではとうてい職員を収容できない。どうするのか。あぶれた各区の職員は中之島の現大阪市役所を借りて仕事をするという。どれくらいがあぶれるかというと、最大は新しい淀川区役所で、なんと職員の7~8割があぶれるという。(中之島で収容しきれないときは民間のオフイスビルを賃借する)

 これって、同じ区のなかでの「二重行政」でしょうが。さらに、現在の区役所もそのまま残して業務を続けると明記してある。つまり、新しい区役所、新しい区役所の分所、従来の区役所、の三カ所で仕事をすることになる。だったら「三重行政」です。こんな状況で大地震とか災害が起きたら救援体制はどうするのか。ゾッとする。
 しかし、住民投票ではこんなインチキ都構想を支持する市民がたくさんいた。生活に直接影響する大事な選択なのに・・少しは勉強して下さいよ。

参考「基準財政需要額」
http://www011.upp.so-net.ne.jp/misuzuo/2001/20011002.htm



閑人帳 

閑人帳
11 /02 2020



●維新の会+大阪愚民 2連敗

 自分を含めて反対投票をした人のほとんどは「僅差で負ける」と覚悟していたのではないだろうか。午後10時前にNHKの開票速報を見た時点ではそれが実感だった。なのに・・1時間後、反対票のほうが少ないのに「反対派多数確実」のテロップが出ていてビックリであります。結果、0,8%というきわどい差だったのにどうして勝敗を予想できるのか、不思議な気がするけど、頭のよい人が考えた計算式があるのだろう。

 敗北記者会見で市長も知事も非力を認め、恨みがましいことを言わなかったのがよかった。もしや、橋下徹先輩に指示されていたかもしれない。二回戦って二連敗。都構想投票に勝って全国へ勢力を伸ばすことが至上命題だった維新の会の評価はガタ落ちである。御大、橋下サンも影が薄くなり、メディアへの露出も減る。ただ、今日、明日はTV局から引っ張りだこで大忙しだと思う。今のうちに出演料稼いでおいて下さい。

 劣勢だったのになぜ反対票が増えたのか。自分の考えでは第一に創価学会信者の裏切りがあったこと。出口調査の信頼性が気になるけど、投票した信者の半数が公明党の指示に従わず反対した。これで公明党や維新の会が期待した2~3万票が失われた。(自分の推定です)学会のきつい指示に嫌気がして、投票に行ったフリして棄権した人もいると思う。

次ぎに、外部からの反対派応援団の活躍。大阪の自民党は非力だとみて各地から地方議員などの応援団がやってきた。福岡から来た人もいるらしい。彼らの応援は地味にしかできないが、地方議員でも危機感を持っているという点で、地元大阪の議員が語るより説得力がある。街頭で耳を傾けた人、かなりいたかもしれない。これは大阪にしかない維新の会では不可能な運動だ。

 そして、やはりネット情報の影響。20代の若者が半分も「反対」したなんてネットの影響以外に考えられない。そのまえに、一般人がブログなどで都構想賛成論を唱えたという情報が皆無だった。説得力のある賛成論など書けないのだから仕方ない。しかし、30~50代の男性は賛成派が多かった。愚民の中枢は働きざかりの男だったことになる。どんだけアホやねん、ともう一度書いておく。

 賛成、反対、地域別の色分け図を見て気づいたことがある。大体、市内の北東部住民が賛成組、南西部が反対組と色分けされたが、その違いを象徴するのはタワマンの数ではないか。西区、北区、淀川区などはタワマンの密度が高い。つまり、高所得の市民が多いといえる。所帯主の年齢も40~60歳台中心ではないか。さらに地元生まれでなく、ヨソから移ってきた人も多いはずである。彼らが賛成投票するのは、伝統を守るより「変革」を求めるタイプの人が多いからだろう。但し、都構想の何たるかを学習しない点では愚民レベルであるこというまでもない。

大手メディアの色の付き方もわかった。産経新聞の露骨な維新ヨイショぶりにあきれたが、ヨイショ記事を書かされた記者、ご苦労さんであります。TV局は大方橋下サンとつるんでおり、即ち、維新の会支持組といえる。ちょっとの時間見たニュース番組では維新の敗北に顔面に不愉快さを露わにしたコメンテーターもいた。橋下さんは読売TVの報道番組で「ここにいるのは全員賛成派だけど・・」と余計なこと言ってしまった。しかし、絶対、公平に報道しろなんて言っても無理で、偏りは仕方ない。そんなもんだと割り切るしかない。


 dameo

■10年続けた<快道ウオーキング>を改題しました。
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