大阪日暮綴



●ちょびっと・・梅ジュースをつくってみた

 庭でとれた梅の実ですけど、とNさんから頂いた実はわずか250g。梅ジュースの作り方の説明書ももらったので、ほんまに出来るのか試してみました。梅は、店ではふつう1kg単位で売っています。


・梅は洗って水切りし、冷凍庫で24時間以上、凍らせる。
・瓶に砂糖、梅、砂糖。梅・・と交互に入れる。
・密封して常温で一週間ねかせる。
・梅を取り出し、液体(ジュース)を別の瓶に移す。
・4~5倍に薄めて呑む。

砂糖は氷砂糖を使うそうですが、無いのでグラニュー糖で代用。出来上がった濃縮ジュースを氷水で4~5倍に薄めて飲むと・・う、旨い! 天然果汁そのものですからマズイはずがない。半信半疑でつくったけど、期待以上の美味しさでした。材料を1kg使えば普通は900mlの原液ができるそうで、4倍に薄めたら3,6リットル。材料費からみれば、贅沢というほど高価な飲み物ではなさそうです。お酒が飲めないのに梅酒をつくる人がいるけど、ふつうは梅ジュースをつくって愛用されてるのでせう。


材料はこれぽっち
梅ジュース


一週間目(砂糖が多すぎて溶けきれない?)
梅  


美味しく出来上がりました。
梅  








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読書と音楽の愉しみ



●竹本住大夫著「人間 やっぱり情でんなあ」を読む

 惜しまれつつ引退した浄瑠璃の大御所、住大夫の回顧録。話し言葉、それも大阪弁での語りなので、堅苦しさはなく、とても読みやすい。かつ、中身も濃い。50年、100年先になったとき、昭和、平成時代の文楽世界の記録としてとても良い資料になること間違いなしであります。


住大夫自身、師匠とマンツーマン、スパルタ教育で鍛えられた。教える立場になっても弟子にはスパルタ式で芸を仕込む。これには賛否両論あるだろうけど、本書を読む限り、ものわかりのよい、甘い態度では優秀な大夫は育たないと思わせる。そもそも「ちゃんとした大阪弁」を話せる若者がいないから基本のキから教えなければならない。師匠がイラついてカッカするのがわかります。ちゃんとした大阪弁といっても、江戸時代の大阪弁ですからね。楽に習得できるはずがない。


全編、苦労話がてんこ盛りという感じですが、戦中、戦後の、三度のメシにも事欠くありさまは、戦前生まれの読者の身にシミます。ちなみに、文楽の技芸員は全員召集され、戦地へ送られた。しかし、現地で戦死や病死した人は一人もいなかったという。これはとてもラッキーですが、終戦間際の召集なので戦闘シーンに遭遇せずに済んだとも言えます。


本書は住吉図書館読書会の選定本だったので、十数人の参加者が感想を述べあいました。一番共通した話題は本書でもチラリと出て来る、橋下市長時代の文楽協会への補助金カット問題。この件で橋本市長が嫌いになったという人が大勢いた。(駄目男もその一人)芸術文化に対する理解の無さ、が嫌われた由縁ですが、うがった見方をすれば、これが大阪都構想賛否投票でマイナス要因になったかもしれない。賛否きわどい差だったので影響した可能性はあります。橋下サンの美的センスの無さは育ちの悪さによる。氏より育ちと言うけれど、彼の生い立ちに美意識が育つような環境は全く無かった。松井知事も似たようなものですけど・・。(2014年 文藝春秋発行)


人間やっぱり 





半畳雑木林



●半畳雑木林のニューフェイス

 今年新登場のタネはザクロとムクロジ。ザクロは長居植物園で拾いましたが、果実が熟して地面に落ちたものはぐじゅぐじゅでとても気持ち悪い。5粒ほど撒いて一つだけ発芽しました。ムクロジはSさんからの頂きもの。東京みやげです。4個植えて一つだけ発芽しました。 昨年の秋、明日香村の橘寺境内で拾ったセンダンの種、一つも発芽しなかったのは残念です。ほかに、二度目になる「シナアブラギリ」は3個全部発芽して順調に成長中。一番リスクの小さい、タフな種子です。


ムクロジについての無茶詳しい解説はこちら・・・
http://poohchan-cute.net/category/etc/etc-mukuroji.html#mukuroji-germination

ムクロジの発芽
半畳


ザクロの発芽
半畳 






読書と音楽の愉しみ



●ケント・ギルバート著
 「儒教に支配された中国人と韓国人の悲劇」を読む

たまには流行りものの本を読もうと買ったけど、買わなきゃ良かったと後悔しました。内容の大方は既に知っていることで新情報なしです。本屋で少し立ち読みしてから判断すればよかった。ガイジンが儒教のことを書いた本だから面白そうと思ったのがまちがいでした。


それはさておき、日本人が儒教に支配されなかったのはラッキーであります。中国と陸続きの朝鮮とちがい、海というフィルターを通して儒教を仕入れたことで、儒教文化をそっくりコピーしなくて済んだ。是々非々の判断をする余裕があったというか、そこが日本人らしいのかも。さりとてキリスト教にも染まらなかった。固有の神道と輸入の仏教をテキトーにミックス、ええとこ取りして文化の礎とした。


著者、K・ギルバートは儒教をケチョンケチョンに貶しています。いかほど勉強したのかわからないけど、ほとんどの日本人読者はすんなり受け入れられる内容です。中華思想に関する知見もノーマルだと言えます。とにかく、ギルバート先生は儒教の弊害=中国人、韓国人のおぞましさを日本人に刷り込みたいのでせう。文脈からは、お人好しで国際情勢に無知、鈍感な日本人にイラついてるような感じも受けます。


儒教思想から抜け出せない中国人、韓国人の国民性を一言でいえば「下衆」がふさわしい。個人の振る舞いから国家の戦略までサンプルをたっぷり説明している。同じアジアの民族で隣国どうしなのだから、中国、韓国と仲よくしようなんて発想がいかにアホくさいことかと警告する。そんなこと、アンタに言われんでも分かってます、と言いたいが、分かってない日本人もたくさんいます。


中国、韓国、北朝鮮が他の世界各国から尊敬や敬愛のまなざしで見られることは未来永劫ないでせう。韓国や北朝鮮は近未来、国家存亡の危機に見舞われるかもしれない。韓国の悲しいところは、仮に韓国という国家が滅びても、世界中の誰も困らないことです。韓国の産業やビジネスは全て他国で代替できる。サムスンやヒュンダイが消滅しても、キムチが無くなっても諸外国は全く困らない。韓国でなければ作り出せない文化や産業がありますか。パクリとコピーだけで生きてきた国家の致命的弱点です。


前から思ってることですが、せめて「即席ラーメン」くらいは韓国で発明してほしかった。安くて美味しい日常食として今や世界中に普及し、途上国では救荒食としても役だっている。世界の食糧事情を下支えしている食品です。これは日本発の文化、ビジネスの一例ですが、もし、韓国で発明されたものなら、世界への貢献が認められ、大いに評価されたでせう。なのに、身近な即席ラーメンさえ発明できない国です。韓国が地上から消滅しても誰も困らない。この国家の存在感の軽さは、もし自分が韓国人なら耐えがたいだろうと想像します。(2017年 講談社発行)

ケントギルバート 






犬町・猫町情報


●欧州旅行記 ~AT~

6月から2週間ちかくイタリア半島、バルカン半島、エーゲ海とまわってまいりました。まずイタリア、ミラノにある聖ヨハネ大聖堂、ここにイエス・キリストの遺体を包んだトリノの聖骸布が保管されています。1980年代に偽装と判断されましたが、2005年の再調査の結果紀元前の布と測定され本物という結果になっております。ただし一般の方は見れません。


サントリーニ島かっては一つ島でしたが紀元前1600年前の人類史上最大の海底火山の爆発により5つの島に分裂し地中海一帯の古代文明を滅亡させています。プラトンのアトランティス大陸のモデルをなりました。現在ふたたび海底火山の活動が活発になっているそうです。


バルカン半島、ヨーロッパの真珠アドリア海美しい所です。しかしここは1991ー2000年迄凄まじい内戦のあった場所です。ユーゴスラビアという一つの国が崩壊し10年に渡り殺戮と破壊行われた場所です。いまは世界中からツーリストが訪れています。


最後に世界遺産ベネチア共和国21世中に水没の危機がせまっております。古代ギリシア人が開拓し古代フェニキア人が発展させたイタリアの港町アンコーナで最後の訪問地になりました。ここの国立美術館にはダビンチ、ラファエロなどの貴重な美術品が保管されています。


ベネチアとアンコーナの国立美術館
足立おわり  


足立 


クロアチアの街ドブロブニク
足立 

アドリア海、内戦の傷あと
足立 


足立
 



サントリーニ島
足立 


足立


聖ヨハネ大聖堂
足立 







大阪日暮綴


●きれいな夕焼け空

 梅雨入り宣言されたのに皆目雨は振らず、今日もきれいな夕焼け空が見られました。雨が少ないだけでなく、湿度が低い天候が続いていて、例年のジメジメ感がなく快適です。当然、ビールが旨い・・は身勝手な感想で、テキトーに雨も降ってもらわなくては。しかし、週間予報見てもまとまった雨は期待できないみたい。


夕焼け






プチ・ケチの研究



●簡単、美味しい・・グリコ「ドライカレーの素」

 ドライカレーは好物ですが、インスタントの「素」に良い商品がなく、敬遠していました。今回、久しぶりにつくってみようとグリコの「素」を使ったところ、味、食感、調理の簡単さでスグレモノでした。こんな地味な商品でもコツコツと改良を続けている。美味しさと原価の制約のはざまで苦労しながら「これで行く」と決めたレシピでせうが、決定までに企画担当の皆さんはいかほど多くの試作品を食べたことやら・・。比較研究のため、他社製品もたくさん食べねばならず、仕事とはいえ、ご苦労なことであります。

 インスタントながら、味にデリカシーを感じさせる点を評価します。調理は簡単で失敗は少ないと思いますが、食感に関しては「ご飯」の質が絡むので、これが出来栄えを左右するかもしれません。表示によると、一食分569kカロリーとある。値段は二食分で税共127円。ご飯と合わせても百円そこそこでつくれるから〇ビランチにおすすめです。


guriko 




大阪日暮綴



●北野恒富展 鑑賞  ~ハルカス美術館~

 待てば海路の日和あり・・念願かなってようやく企画された美術展。といっても、名前を知らない人の方が多いかもしれない。明治から戦前まで大阪をベースに活躍した日本画家で、今展のサブタイトルは~なにわの美人図鑑~とうたっています。


同時代の美人図画家、上村松園に比べたら、知名度ではガタ落ち、作品の風格品位においても劣るのですが、美人図としての魅力では互角だろうと勝手に思ってます。男から見れば、上村美人図にくらべて通俗、かつ退廃的な画風に惹かれるのかもしれない。北野恒富の人生そのものは上村松園センセに比べて100倍俗っぽい。要するに艶福家であります。上品美人より悪女美人を描いて人気を得たことから、画風を「悪魔派」とよばれたと説明にあります。


それでも後輩の育成には熱心で、島成園や木谷千種などを一流の画家に育てた(両名とも女性)。また、東京一極になりそうな芸術運動に対抗して大阪の画壇を盛り上げようと会派の設立を積極的にすすめた。艶福一筋ではありませんでした。この実績がなかったら画家としての評価も少しマイナスになっていたかもしれない。
 画家だけでなく、小説の挿絵やポスター制作でも活躍し、北野流美人図を世に広めた。「菊正宗」の宣伝ポスターなど、見たことある人いるかもしれない。(灘の菊正宗資料館に現物があったような気がする)

同展は7月17日まで。チケット1300円。


会場入り口 ポスターの右手が「願いの糸」左が「夕涼み」
北野 


「淀君」
淀君




ウオーキング・観光



●ん十年ぶり、阿修羅像拝観

 奈良駅上「百楽」でランチのあと、Nさんの案内で興福寺へ。巨大な仮屋根に覆われた中金堂は、来年ようやく落慶の予定で、公開の折は大賑わいまちがいなしでありませう。阿修羅像など天平の仏像群は隣の仮講堂で公開中です。狭いぶん、間近で拝見できます。


昔々、子供のころにはじめて阿修羅像の写真を見たとき、六本の細い手が蜘蛛の足に見えて気味悪かった。今みてもそのイメージは少し残っている。気味悪いから、ではもっとリアルに太くすれば良いのか、といえば、それはないでせう。キン肉マンじゃあるまいし。


先週だったか、Eテレ「日曜美術館」で阿修羅像の由来と制作方法の説明があって興味深く見た。その解説によると、はじめにつくった顔(表情)は全く別の造形だった。憂いを含んだ少年の顔ではなかった。それが変えられたのは、注文主である光明皇后の意図を汲んでのリ・デザインかもしれないと。皇后は幼くして亡くなった息子の姿、顔をこの像で再現したかったのではないかという説であります。仏師は皇后の切実なる願いを忖度して現在の姿にした。ホンマかな? 少々疑いたくなりますが、否定する根拠もありません。


もう一つ、魅力的な仏さまが東金堂におわします。飛鳥、山田寺にあった薬師如来の頭(仏頭)。ボディは無くなって頭だけなのに国宝です。1300年前に作られたとは思えない、端正な顔立ち。1000年後に見ても評価は変わらないと思える完成度の高さ、感心するばかりです。(6月13日)

興福寺



山田寺 薬師如来像の頭部
興福寺 







大阪日暮綴



●高齢引きこもり夫婦?

 隣のAさんが先週引っ越された。高齢のご夫婦で、約2年前に引っ越して来られた。その当日、奥さんが〇〇です、と名乗って挨拶に見えた。70歳くらい?という印象の方だった。それから約2年、壁一枚隔てたお隣の方なのに、一度もご夫婦の顔を見ることがなかった。姿を見ないのは単なる偶然かもしれないと思っているけど、そんなのありか、という気もする。普通の暮らしをしていたら、2年間も顔を合わさないって無いような気がする。


ご主人が病気で寝たきり・・なら、顔を見る機会はないけど、ベランダ越しに聞こえる夫婦の会話はごく普通で病人には思えない。夫婦とも外出嫌いだとしても、宇宙船の暮らしじゃあるまいし、2,3日に一度くらいは買い物等で外出しないと生活が維持できないはずだ。ならば、玄関前や廊下や道路で出会うチャンスはあったはずだけど、一度も会わなかった。訪問客が出入りする場面も見たことがなかった。


仮に、駄目男もAさんと同じくらい外出嫌いな人間だとしても、年に一度くらいはばったり出会うことがある。それが普通でせう。なので、いつの間にか、Aさん夫婦は山中に簡素な庵をつくってひっそり暮らす、方丈記の鴨長明みたいな人・・をイメージしていた。しかし・・この想像は間違っていた。引越の日、何気に道路を見下ろしたら、大型の引越トラックが2台、玄関に横付けされていてビックリした。50㎡足らずの家に家財道具がぎっしり詰まっていたことになる。簡素な庵の暮らしのイメージはぶっ飛んでしまった。集合住宅に住んでいても、隣人と年に一度も顔を合わさない・・案外、普通のことなのかもしれない。

読書と音楽の愉しみ



●葉室麟ほか著「決戦!大坂城」を読む

 講談社では新発想の歴史小説本として「決戦」というテーマをつくり、「関ヶ原」「桶狭間」「川中島」など数種類の本を発行しています。特色は、これらのテーマで数名の新進、ベテランの作家が独自の構想で短編を書き下ろし、競作?していることです。読み手は楽しいが、書き手は作品の優劣を即断されてしまうのでなかなか厳しい。


今回の「決戦!大坂城」は中央図書館の読書会の指定本だったので、参加体験も兼ねて読みました。決戦とは、大坂冬の陣・大坂夏の陣を指します。以下、作者とタイトル、主人公の名前を記すと・・・

・葉室麟『鳳凰記』ー 淀殿
・木下昌輝『日の本一の兵』ー 真田信繁
・富樫倫太郎『十万両を食う』ー 近江屋伊三郎
・乾緑郎『五霊戦鬼』ー 水野勝成
・天野純希『忠直の檻』ー 松平忠直
・冲方丁『黄金児』ー 豊臣秀頼
・伊東潤『男が立たぬ』ー 福島正守


意外に思ったのは、七名の作家の文体に個性が感じられなかったこと。みなさん、申し合わせたように文体が揃っています。歴史もんはこういうふうに書く・・と、訓練されたみたいにまとまっています。もし、この中に司馬遼太郎の作品を混ぜれば、文体だけで司馬作品と判定出来そうな気がします。文章にクセの無いぶん、読みやすいというメリットはありますが。


読書会では、自分のお気に入り作品として「黄金児」「男が立たぬ」の二作品を推しておきました。いずれも豊臣秀頼の最後が描かれており、今まで何となく「頼りない、甘ったれ」のイメージがあった秀頼を、凛々しく教養も高い貴人として描いています。近年の研究でいろんな資料から従来と異なる秀頼像が確かめられているのかも知れません。他の皆さんの評価では米商人を描いた「十万両を食う」が好評でした。戦争のどさくさで古い米を高く売りつけて大もうけしようとするがめつい男の波乱を描いた作品です。(2015年 講談社発行





本 6がつ







たまには外メシ



●50年もん・・AUCHENTOSHAN

 バー「ゴールウエイ」のマスター、藤田さんの話によると、世界中のウイスキーメーカーはただいま「緊迫状態」にあるという。中国やインドという大消費地で生活水準が上がるにつれ、ウイスキーの需要がぐんぐん伸びてきた。なのに、供給が追いつかない。だったら、各社は設備投資を行って量産体制をとればよいではないか、と考えるのは素人であります。


原料(大麦とか)を増産し、蒸溜装置など生産設備を増やし・・ 大事な「水」は天然だから不足の心配は無い。いえ、もう一つ大事なモノがあります。それは樽です。これが足りない。正しくは樽の材料であるオーク(樫)材が世界中で調達困難になっている。これが「緊迫」の原因です。お酒に興味のない人にとっては全くしょーもない話ではありますが、メーカーにとっては大問題なのであります。


ビールや日本酒と違い、ウイスキーには「樽で仕込む」という工程が必要です。しかも、その期間が10年、20年と長い。ということは、たくさん作ろうと思うと、たくさんの樽が要る。つまり、たくさんの木材が要るのですが、これが世界中で奪い合いという状況です。(注・トリスとかオールドという普及品はほぼ化学製品なので、ここでは問題外)


さらに難儀なことは、仮に材料を潤沢に仕入、樽をたくさんつくったとしても、それが売上げに計上できるのは10年、20年先です。戦争とかで世界情勢がガラリと変わるかもしれないのに。イラチの人はウイスキーメーカーの社長にはなれませんね。なんか、革新的なアイデアはないのか・・。もし、半年、一年で美味しいウイスキーをつくる技術を開発したらノーベル賞をもらえるかもしれない。


それは無理かもしれないが、今ごろになってえらく残念に思うのは、70年まえの終戦直後、復興のために日本中の山で大量の木材が伐採されたのは仕方ないとして、その跡に植えたのが杉や檜ばかりというワンパターン植林でした。そのときに20~30%は樫などの広葉樹を植えておけば、この先は貴重な樽材を自家調達できる国になれたのに・・。森林国日本の大チョンボでした。広葉樹を混ぜることで、山崩れなどの自然災害を減らすこともできたはずです。


標題の AUCHENTOSHAN(オーヘントッシャン)は仕込みが1966年、瓶詰めが1997年、呑んだ今日が2017年だから、飲み手には50年もんのレアな酒になります。藤田さんがこれをどうして仕入れたのか、聞いたはずだけど思い出せない。(廃業したバーに残っていたのかも・不詳)とにかく、一生に一度しか出会えないような珍品です。
これで味がまずかったら単なる珍品ですが、十分に美味しい。たしなみとして、こういう酒はストレートで呑みます。アードベックやタリスカーに比べたらずっとおとなしい味わいでした。


オーヘントッシャン







閑人帳



●がんばれ、遅咲き岡崎・・・虎・ハム戦

 6月3~4日の阪神対日ハム戦で二日続けてヒーローになった岡崎捕手。野球人生で最良の日になりました。3日の決勝ホームランはプロ入り13年目での初ホームランだというから、どれだけ嬉しかったか。球団職員の努力でレフトスタンドに入ったボールは回収でき、岡崎選手に渡された。自宅に帰ると奥さんは涙を流して喜んだという。


実績や知名度ではイマイチの岡崎選手、奈良県五條市の出身で奈良智辯高校卒、2004年、自由獲得枠で入団するも、実績は下の通り。初年度は1500万円の報酬を得るも、以後は鳴かず飛ばずの日々。在籍13年のうち、7年間は「出場なし」で、2015年には年俸850万円まで落ちた。一般サラリーマンの年収でいえば400万円クラスに相当するのではないか。33歳でこの収入では安定した将来像は描けない。ちなみに、鳥谷は年俸4億円、糸井は4年で18億円。小気味いいほどの格差社会であります。


04年 自由獲得枠 で入団
05年(22) 出場なし       1500万→1500万
06年(23) 出場なし       1500万→1300万
07年(24) 出場なし       1300万→1150万
08年(25) 出場なし       1150万→1050万
09年(26) 16打席 .357 0 1    1050万→1200万
10年(27) 出場なし       1200万→1100万
11年(28) *4打席 .000 0 0    1100万→1050万
12年(29) 13打席 .100 0 0    1050万→1050万
13年(30) 出場なし       1050万→950万
14年(31) 出場なし       950万→900万
15年(32) *1打席 .000 0 0    900万→850万
16年(33) 76打席 .200 0 5    850万→1300万
17年(34)                            1300万

引用元

http://blog.livedoor.jp/nanj_short/archives/1062489261.html



今回の大活躍をバネに打率を2割5分くらいにアップすればレギュラー定着も可能であります。来期の年俸2000万円をめざして頑張ってくだされ。引退後は智辯高校の野球部監督におさまればヨシ、というあんばいで。

おかざき







閑人帳



●Nスペ「祗園・女たちの物語」

 冒頭、中村時蔵の顔がちらりと見えたのはお愛想としても、次の場面では顧客の社長さん連中がそのまんま写る。お茶屋での飲食のあと、拝観時刻が過ぎた高台寺庭園をおかみが借り切って鑑賞してもらうという超贅沢な趣向。東京在の企業のトップが芸者遊びをしている場面をTVで公開するなんて考えられないが、祗園なら許されるのはなぜか。


べつに、くそまじめに考えるほどの問題ではないけど、祗園文化の特異性が分かります。一見さんお断り、のシステムも同じ。いろいろ批判の声はあるにしても、廃止しようという気配はない。露骨な差別待遇を世間のみんなが受け入れてしまっている。
 ・・というようなことがこの番組のテーマではありません。格式高いお茶屋「富美代」の女将の世代交代の話です。お茶屋二百年の伝統を守ることがいかほどしんどいことか、がテーマであります。「富美代」では、代々の女将は結婚せずに女子をもうけ、次代の女将にするという仕来りがあり、これが途絶えるか、つながるか、が大問題。番組では四十代の娘さんが「継ぐ」意志ありでメデタシふうに終わります。


それにしても理不尽な伝統であります。母娘の葛藤、即人権問題をはらんでいる。幸い、娘さんは基本的に合理的な考えを身につけた人のようなので、ベターな解決が出来そうな気がしました。(6月3日)

祗園 


わずか10人ほどの客のために高台寺庭園を借り切り
祗園

77歳の女将さん
祗園

 


左の女性が次代の女将さん
祗園 






閑人帳

 

●有り難み不明なれど・・「フレッツ光」更新工事

 ネットやメールの使い勝手は現状で何の不満もないけど、NTT側の都合で末端ユーザーにおいて配線と機器のグレードアップがすすめられています。現在のフレッツ光「プレミアム」から「ネクスト」へチェンジするそうで、三人の作業員が来て2時間あまりの工事でした。接続機器は三台あったのが一台に減って配線がすっきりしたけど、機器のサイズがえらく大きくなりました。


今回は室内の電話線も取り替えました。単なる銅線にしか見えないけど、古いのは高速、大容量通信ができないらしい。この作業が時間がかかります。(自宅は集合住宅タイプの仕様)さらにパソコンも設定しなおします。自分でできる人もいるらしいけど、駄目男は全く無能なのでプロにおまかせです。(3000円かかります・後払い)


つつがなく作業が終わって「フレッツ・ネクスト」仕様で新スタートしましたが、動作、使い勝手などでの変化はぜんぜん実感できず、従来と同じという印象です。まあ、こんなものか。ひとつ、セキュリティのソフトがだぶってゴチャゴチャしていたので排除してもらいました。それにしても、全国何百万のユーザー、一軒ずつ巡回しての工事です。一チーム、一日に3~4軒しか回れないから、売り物の「高速」通信とは真逆の手仕事のくり返しの日々。ごくろうさまです。そして、ようやく終了する頃には、また次の新性能仕様へ切り替え・・いや、次の切り替え時は、たぶんあの世へ行ってるので、今回でおしまいです。


切り替え工事はネットから申し込めます。
http://flets-w.com/?banner_id=d0843


新しい機器は一つにまとめられたがバカでかい。
5W×17D×27H cm
ひかり配線 


この収納棚のおかげで、すっきりおさまっています。
ひかり


新しい電話線コンセント
「シャッタ内をのぞかないで下さい」というヘンな注意書きがある。
ひかり






大阪日暮綴


●ナカノシマ大学「大阪・高低差地形入門」講座

 NHK「ブラタモリ」出演で名前が知られた新之介氏の講演。4月に企画したが、希望者が殺到してアブレがたくさん出たため、広い会場で二回目の講演会となりました。サントリー本社の西隣にある中央電気倶楽部は戦前に建てられたクラシックなビルです。


驚いたのは、参加者の2~3割が女性だったこと。こんなに地味でマニアックな中身の講座に30~40代の女性が参加するなんて・・。何がおもろいの?と尋ねてみたくなります。日本刀の展示会に「刀剣女子」がわんさと押しかける現象と同じでせうか。いや、地形講座のほうが100倍地味だと思うのですが。


大阪市内の上町台地には「坂のある町」がたくさんあり、その歴史や地形の変遷ぶりを語って町を見直してみようという趣旨ですが、資料として使われた「カシミール」というソフトを使った大阪の古代の地形の説明がとても分かりやすくて、縄文時代から江戸時代までの上町台地の変化が参加者の脳にしっかりインプットされたと思います。この予備知識ををもって現在の町を歩くとガイドさんの説明を聞くよりずっとリアルな地形の歴史が学べます。東京に比べたらうんとスケールが小さいので理解しやすいのも「学習」には有利です。・・と書いても、大方の人には「なんのこっちゃねん」な話ではありますが。 (5月27日)


会場風景
ナカノシマ大学 


中央電気倶楽部外観
ナカノシマ 







プチ・ケチの研究


●電気料金領収書のココに注目!!

 電気料金の領収書を細かく見たことありますか。当月の料金額をチラと見ただけでしまい込んでいませんか。駄目男は 最近「再エネ促進賦課金」なる小さな文字が気になっています。これは太陽光や風力など、再生エネルギー発電の買い取り費用を消費者に転嫁したものです。この金額が年々急激に増えており、早晩、社会問題になりそうです。いや、問題にするべきだと思います。


この「再エネ促進賦課金」駄目男宅ではどれほど支払ってるか、5年間の推移はこのようになります。

・2012年・・・・328円(大震災の明くる年)
・2013年・・・・868円
・2014年・・・1485円
・2015年・・・2760円
・2016年・・・4548円
・2017年・・・1月~5月で2529円(年間では6000円超の予定)

ちなみに、消費電力は、2012年が2590kw、2016年が2315kwです。
(2~3人世帯の平均的な消費電力量は年間3500~4000kw程度)

〇ビ生活を続けて、消費電力はほとんど変わらないのに、賦課金は毎年ドカドカ上昇し、2016年は2012年の14倍にもなっています。これは太陽光発電などの買い取り量が急激に増えているためです。2016年の賦課金4548円は年間総料金5万6668円の8%に相当し、消費税額と同じになりました。2017年は10%に達するかもしれない。


再エネ発電の先進国、ドイツでは2014年に一般家庭の賦課金負担が年間3万円を超えるようになり、再エネ推進には日本よりずっと積極的なドイツ国民もさすがに「え~かげんにせんかい」とアタマにきて大問題になりました。早々に廃止を決めた原発がズルズルと稼働を長引かせることになったのは、このような事情もあります。


貧乏人が金持ちに貢ぐシステムになっている
 ご存じのように、個人で太陽光発電装置をもつと、工事費用で国から補助金が出るうえに、自家消費で余った電力は電力会社が買い取ってくれます。その費用は本来電力会社が負担するべきところ、あの大震災で原発が停止になったため発電コストが上がって自己負担できなくなった。さらに、再エネ発電を急速に普及させるため、あまねく広く、一般国民にも負担を求めた。この施策は民主党政権の菅首相が強力にすすめたもので、退陣する代わりにこの法案を通すという条件にもなりました。


貧乏人のヒガミと言われるかもしれないが、この賦課金システムは、発電装置を設置できる人には二重、三重の特典があり、あわよくば新たな収入源にもなる。しかし、設置できない人はゆとりある家庭や発電事業者にもっぱら献金するだけです。それも、1~2%ならともかく、消費税より高額な賦課金を徴収されて「公平」感覚を保てるでせうか。リッチな人はよりリッチになり、貧乏人はいっそう貧しくなるシステムです。


とはいえ、貧乏人のすべてがこの高額賦課金にむかついてるわけでもない。再生エネ推進派にして原発再稼働反対派は抵抗感が少ないはずです。 年々、再生エネでの発電量が増えていくのだから、むしろ歓迎したい状況でせう。しかし、再エネ発電の電力が増えるほど、バックアップ用の火力発電の量も増える・・即ち、CO2等での温暖化や環境汚染という不都合も増える。太陽光発電=クリーンエネルギー、の裏側を知らずに再エネを礼賛している単細胞人間がたくさんいます。


参考情報
https://kepco.jp/ryokin/kaitori/re_energy1
https://matome.naver.jp/odai/2142707011077391601


関西電力の領収証(2017年1月分)
領収書電気代






読書と音楽の愉しみ



●三十六代 木村庄之助著
 「大相撲 行司さんのちょっといい話」を読む

大相撲のTV中継、結びの一番は行司のなかで一番えらい「立行司」が仕切ります。この立行司には「木村庄之助」と「式守伊之助」の二名がいて、結びの一番は木村庄之助と決まっている。行司のトップです。・・というのは納得ですが、土俵の勝負はほとんどが1分以内だから、立行司の勤務時間はわずか5~10分くらいでせう。ええ仕事やなあ、とうらやむ人多いのではないでせうか。ほかに仕事は無いのかしらん? という興味もあってこの本を読みました。そうだったのか・・意外な話がけっこうありました。

◆きつい階級社会
 相撲取りにランクがあるように、行司にも「序の口」格から「立行司まで9段ものランクがある。関取とちがって大学卒はいなくて、たいていは中学卒。15歳で就職して定年は65歳だから50年間は勤められるわけです。立派な装束をつけて、えらそーに勝負を仕切ってる立行司が中学卒・・知りませんでした。行司の定員は45名。みなさん相撲協会所属かと思いきゃ違うんですね。相撲取りと同じく部屋所属です。井筒部屋とか、出羽海部屋とか。仕事の中身からいえば、独立した組織のほうが合理的だと思いますが・・。 部屋所属なら三度のメシも関取と一緒に食べる。順番は部屋の師匠(親方)~関取(ランク順)~先輩行司~後輩行司~新米、と、格差社会そのものです。


◆レタリングの名人である
 意外なことの一番は相撲番付表の制作です。歌舞伎の招きという看板と同じような独特の書体で書かれた番付表の原稿を書くのが重要な仕事です。当然、難しい。だから誰でも担当できるものでなく、数名の達筆者が猛練習して書く。手描きだから全員同じ書体にはならず、微妙な違いがある。こんなの、パソコンソフトを使ってるとばかり思い込んでいました。失礼をば致しました。歌舞伎と相撲、いずれも「隙間なくお客が入りますように」という願望を込めて、あんなに黒々した字面にデザインしています。


◆場内アナウンス
 「東方、大関、稀勢の里、茨城県牛久市出身・・」というおなじみのアナウンスも行司の仕事。ただし、声からして中堅行司の役目らしい。勝負後の決まり手のアナウンスも役目です。どの場所も同じ人の声に聞こえてしまうのですが、そんなことはないはず。ばらつきのないようにトレーニングしているのでせうか。これって大事なことだと思います。


◆四股名を考える
 ときに新人力士の四股名を考えることもある。実際には親方が決めることが多いが、名案が浮かばないときは相談相手になる。筆者の命名とは関係ないけど、白鵬のネーミングのいきさつは面白い。新弟子として部屋に配属されてしばらくのとき、原案は「柏鵬」だった。これは当時の人気横綱、柏戸と大鵬から一字ずつ借りたものだが、新米の将来性が全く分からない者には余りに大層な(重い)な名前だと却下。そこで、
柏戸の「柏」の字から木へんを取り、白にした。「白鵬」これなら「厚かましい名前」と言われないで済む。これが命名の由来です。


◆ドジをしたときは・・・
 立行司といえど差し違えるときがある。最高に不名誉なことであります。立行司が短刀を帯びてるのは、差し違えたら責任をとって切腹するという覚悟の証しであります。現実にはどうなのか。翌日に相撲協会へ出向き、理事長に詫びる。これで落着ですが、短期間にドジを繰り返したら辞職ということもある。(2014年 双葉社発行)


「鵬」の字は何回書いても難しい
相撲  


相撲 






読書と音楽の愉しみ



●繁野美和著「86歳ブロガーの
    毎日がハッピー 毎日が宝物」を読む

 繁野さんは、今どき元気ばあさんのモデルでありませう。60歳でパソコンに出会い、82歳でブログをはじめた。タイトルは「気がつけば82歳」。そして平成29年の現在もブログは続いていて、今月6日に90歳になった!! この元気なら100歳ブロガーも不可能ではない。


ブログ自身の人気が高くて固定ファンがたくさんいる。そこに幻冬舎が目を付けて出版したのが本書。軽い気持ちで、日記のつもりで綴った文章が本になり、さぞかし嬉しかったと思います。もし、ブログをやってなかったら、普通に年老いて普通にボケ、普通に亡くなっていたかもしれない。仮に生きていたとしても、認知症とか寝たきりでは楽しみも生きがいもない文字通りの「余生」だったりする。


本書=ブログにアップした文章 を読んで繁野さんの元気のモトは奈辺にあるのか考えてみました。

・生まれつき好奇心の強い性格
・趣味が多くて退屈することがない。
・この歳でも同年配の友人がいる。
・別居している家族とほどよい距離感を保つ。
・ドジをしてもくよくよしない。
・できないことはあっさり諦める。
・食事は自分でつくり、買い食いしない。
・薬漬けの生活にならないよう、病院の言うままにならない。

おおむね、こんなことで心身の健康を保っている。べつに変わったところはない、平凡と言えば平凡なライフスタイルです。この項目をみんな反転させればどうか。趣味がない、友だちがいない、くよくよする性分・・ボケるしかない生活です。アルツハイマーではない、廃用型(頭を使わないで起きる)の認知症は自己責任の度合が高いと言えます。(2014年 幻冬舎発行)


90歳で現役、繁野さんのブログを訪問してみませう。
http://thoughts.asablo.jp/blog/2017/05/27/


86sai  







読書と音楽の愉しみ



●読書会に初参加

 近くの図書館のチラシを見て利用者が主宰する読書会に参加してみました。指定された本を読んだ人が会議室に集まり、めいめい自分の感想(批評)を述べる。月に一度の開催で時間は90分です。今回の指定本は和田竜著「村上海賊の娘」上下巻です。すでに読了していたので気楽に参加しました。メンバーは17人、うち男性は3人きりというオバサン天国。平均年齢は60代後半でせうか。


一人3分くらいの持ち時間でしゃべります。この本、上下巻で1000ページ近い長編だから読むだけでもエネルギーが要ります。意外なことに3割くらいの人が読み終えていなかった。そんな人は参加資格ないのかと思ったら、べつにかまわないらしい。「上巻」しか読まなかった人が多い。(本は図書館から提供されるので買う必要は無い。提供期間は約一ヶ月)


ヒット作品なのに「悪評」だった
 この本は2014年度の「本屋大賞」に選ばれ、累計100万冊を売った新潮社のヒット作品。なのに、皆さんの評価は低くてボロクソにけなす人もいた。駄目男の感想も皆さんと同じようなもので、中身の割には長すぎる。主人公以外の人物も主人公並みに詳しく描かれ、主人公が埋没してしまった。戦闘シーンの描写が長くて話が進まない・・などです。泉州海賊が使う泉州弁も是とする人は少数でした。世間の評判とえらい違いなので、本当に100万冊売れたのか怪しい。もしや新潮社の宣伝が上手だったから捌けたのかもしれない。


というわけで、ヒット作品なのに悪評という残念な結果になりました。当会のメンバーの偏見ではなく、世間の平均的な評価ではないかと思います。しかし、大阪人でも知識が乏しい「石山合戦」の有り様が大略理解出来たという人は多く、駄目男もこれは同感です。大阪湾で大規模な海賊同士の海戦があったことは知らない人のほうが多いでせう。
 話術の上手下手が問われる会ではありませんが、要領よく話すのはなかなか難しい。数名の人は語る内容を大学ノートに下書きしていて、これを読んでいましたが、原稿作りが大変です。そこまで生真面目にやる気はないというのが駄目男のホンネです。十人十色の感想が聞けて勉強になりました。(5月26日 住吉図
書館)


住吉図書館
住吉図書館






犬町・猫町情報



美味しい水を求めて・・「馬ノ池の水」 ~F~

竹の郷温泉ホテル京都エミナースは、2本の自家源泉を持つ国民年金のホテルで2年前に有る方から紹介されました。 第一温泉は弱アルカリ性単純泉、第二温泉はナトリウム炭酸水素塩泉で井戸の深さが違いどちらも弱アルカリ性無色透明、無臭の泉質。ホテルの食事がリーズナブルなことと温泉施設がきれい。浴室は開放感があり、寛ぎの場所がゆったりしてお気に入りの場所で、良く利用します。


この施設への行き帰り途中阪急西山天王山駅東隣に気になる場所があります。調子八角交差点の東の公園で蛇口からペットボトルに水を入れているのを発見。「馬ノ池の水」なる名称、名前から何と無く二の足を踏んでいました。 が、ここを通る度何時も水汲みされている人を見かけ一度試しにと持ち帰り女性陣に味わってもらったところ「美味しい!」しかも水無瀬神宮の「離宮の水」に勝るとの評価です。


ここは小倉神社の参道で近くに鳥居と御旅所が有ります。名前の由来は諸説あり、近くの氏神さん小倉神社のお稚児さんを乗せる馬を洗ったとか、ある偉い公卿の武将が馬から落ちたとか、豊臣秀吉の天王山の合戦(中国返し)の力水等々の説があるそうです。昔は綺麗な水が滾々と湧き出していていましたが、今から40年前近くにサントリーのビール工場が出来て水が湧き出なくなったそうです。そこで地元自治会との話し合いで取水制限をもうけました。


現在は京都縦貫自動車道の高架下に調子馬ノ池公園の中地下水100%の水道水供給施設整備されました。蛇口は2個有り水量も豊富、直ぐ横に4台分の駐車場が有り駅にも近く水汲みには絶好の場所です。ちなみに調子八角は西国街道(京都の東寺口から兵庫県西宮までの16里を結ぶ江戸時代の幹線道路)と丹波街道との分岐点だったそうです。

竹の郷温泉ホテル京都エミナース
 
http://k-eminence.com/

馬の池公園
 
http://www.city.nagaokakyo.lg.jp/0000004282.html



西山名水 藤井



大阪日暮綴



●慈雨

 昨日午後、雨の降り始めに外へ出たら、きつい「ホコリの匂い」が。珍しい自然現象です。路面などに積もった砂ホコリなどに雨が染みこんだとき発するものと思われます。ホコリの中には中国発のPM2,5入りの汚いものもある。雨は夜になって本降りになり、朝まで続いて地表のホコリを洗い流してくれました。これぞ、干天に慈雨であります。


ame



ウオーキング・観光



●バラと芍薬が見頃・・長居植物園

 晴天が続いて植物園にはたくさんの人が訪れています。昨年は年間70万人くらいの利用者があったそう。地味な施設にしてはなかなかの集客力です。といっても、3割くらいは幼稚園児か小学生、また大人の半分くらいは無料のシニアだから収入は知れたものです。木陰にテーブル、ベンチを増やすなどのサービスも進み、これがリピーターを増やします。これからアジサイや睡蓮も咲きだして、一年で一番賑わう季節を迎えます。

バラ





バラ 




バラ 




バラ 






読書と音楽の愉しみ



●井上道義「ブルックナー9番」を聴く

 「大ブルックナー展」なんちゃって、美術展みたいな冠をつけて、大フィルとのシリーズ演奏会。今回の9番で最終回を迎えた。企画当初にガンが見つかって、あわや・・と心配された井上サンですが、どうやら克服したようでファンも一安心です。はじめて3階席で聴いたけど、音響的な不利はなく、視界も良好でした。(距離感は相当ありますが)


9番はブルックナー最後の作品。そして第3楽章でオシマイという未完成作品です。但し、演奏時間は70分を要するので短いという印象はまったくない。そして、今回しみじみ感じたことは「4楽章はナシでもええ」でした。音楽としての完成度からいえばこれで十分、なんの不満もない。おそらく聴衆のほとんどは同じ思いをしたのではないでせうか。


しかし、伝記を読むと、ご本人は最後まで書きたかったらしい。余命いくばくもないと悟っていても書きたかった。もうアカンとなってからは、自作の「テ・デウム」を4楽章として演奏してほしいと周囲に頼んだらしい。でも、そんなことしたら9番全部がオシャカになること明白だから、みんな無視した。無視して正解です。


その第3楽章はアダージョで終わる。ラストの2分間くらいは現世から彼岸へ三途の川を渡るがごとき浄められた音の世界、こんなふうに息を引き取ることができたらどんなに幸せだろう・・あの世が近いオジンでなくてもイメージした人多いと思う。管楽器が最高のデリカシーを以て、最後はホルンがささやくように鳴る。もうこの先は要らない。


と、大フィルも渾身の名演奏でしたが、拍手でフライングした駄目客が数人いた。このがきゃ~。折角の崇高な余韻をぶち壊したのであります。芸センの聴衆のレベルアップに、あと10年くらいかかりそう。(5月21日 兵庫県立芸術文化センター大ホール)



ブルックナー





閑人帳



●藍染めの講習会に参加

 湖西・近江舞子の里山に住む染色家のNさんから案内が来たので、他の用件も兼ねて藍染めの講習会に参加しました。参加8人の中で駄目男は黒一点。自宅に工房があり、生徒は用意された白生地に思い思いの柄を描くのですが、作業は生地をヒモやゴムバンドで縛ったり、ラップを巻き付けたりするだけです。どこをどういうふうに縛ったら、どんな模様ができるのか皆目見当がつきません。


なんか、ようわからんけど作業して藍の桶につけて染め、色止めや洗い流しを繰り返して終了。写真のような作品?ができました。皆さん、出来栄えに満足していました。布は輪っぱの形に縫ってあり、普通は二重にして首に巻くらしい。どんなにヘタクソでも二つと無いオリジナル作品になるところがミソです。センセイは「失敗するほうが難しい」と生徒をヨイショしてくれます。作業時間は約2時間で、天日干しですぐ乾くので持ち帰れます。講習料3800円ナリ。 (5月20日)


めいめい好きなようにデザインワーク
藍染め



あちこちヒモで縛って・・これが下ごしらえになる
青初め



液につけるのは30秒~90秒。最初は緑色になる。
藍染め


完成しました。
藍染め



駄目男の作品
藍染め