閑人帳



●半畳雑木林・・♪♪ この木なんの木 気になる木・・

 猫額ベランダの「半畳雑木林」でいろいろタネを植えたけど、この一つだけが姓名不詳、なんの木か分かりません。(もしや、草かもしれない)タネの写真を撮っておけば、調べやすかったのに・・とハンセー。茎の先に球がついたような恰好でデビューしましたが、この先どうなりますか。たぶん、見慣れた樹木の類いだと思ってますが。

この木なんの木 ・・日立のCMソング

【作詞】伊藤アキラ
【作曲】小林亜星

この木なんの木 気になる木
名前も知らない 木ですから
名前も知らない木になるでしょう (以下略)


この木なんの木 

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●仮病を使う? シラカシ

 どの木も発芽したら、スクスクと育つのかと思いきゃ、樹木それぞれの個性があります。シラカシは、発芽後10日くらいたつと、なぜかしおれてしまいます。あちゃ、枯れるのかと思って様子を見ていると、数日後に葉がシャンとして元気になります。発芽した三本とも同じ経過をふむので、水やり不足が原因ではありません。元気を取り戻すと、茶色の葉が緑に変わり「成長路線」に乗るというわけです。なんのワケあって「枯れるふり」するのか、不思議です。


左が枯れるふりするシラカシ。右は約半月早く生まれたシラカシ。
シラカシ 

閑人帳


●ネットでジャズを手軽に楽しむ・・

 ・・こんな方法を見つけました。有料のダウンロードとかではなく、ラジオと同じ感覚で気楽に聞き流せます。サントリーやアマゾンやツタヤというスポンサーが提供していて、当然、CMが入るけど、TVみたいに押しつけがましくない。最初は操作にちょっと戸惑うものの、すぐ慣れます。探せば、ほかにも同様の放送があるかもしれない。


■JJazzNet (インターネットラジオ)
http://www.jjazz.net/?gclid=COq7opmihLACFQcrpAodpEnmyA


●ラジオもノイズなしで聴けるのがありがたい

 AMもFMも、環境が悪いと雑音がひどくて不快なものですが、パソコンで聴けば、ずっとクリアな音質で聴けます。テレビの野球中継が途中でちょん切れしたときなど、普通のラジオよりこのほうが快適です。お試しを。


■NHKのAMとFM(らじる★らじる)
http://www3.nhk.or.jp/netradio/index.html


■在阪民放各局とラジオNIKKEI(radiko.jp)
http://radiko.jp/#

犬町・猫町情報


●5月例会レポート

新緑の谷の吊り橋を渡ろう♪♪  〜担当 きなこさん〜

 
 京阪私市駅から、星田妙見宮経由で星のブランコ〜ピトンの小屋〜キャンプ場〜私市駅の8キロコース。好天に恵まれ、新緑がきれいな山あいの道をそぞろ歩きしました。何年ぶりかで渡る吊り橋「星のブランコ」は相変わらずの人気で、少し揺れる橋に子供たちは大喜び。

 ピトンの小屋前の断崖にハヤブサが巣作りをしているとのことで、野鳥好きのカメラマンが望遠レンズの砲列を敷くがごとしの盛況でした。それを知ってか、ハヤブサもときどき巣を飛び立っては、10秒ほど空を舞い、サービスをしていました。1〜2枚目の写真はタケチャンマンさんの提供です。(5月13日)


全長280m、高さ50mの吊り橋「星のブランコ」
星のブランコ 


例会星田星のブランコ 

ハヤブサの写真を撮るためにカメラの列が・・。
星のブランコ 


サウダージさん提供のスケッチ。ピトンの小屋前で人工壁登攀の練習をする人 。背後の崖の上にハヤブサがいる。 
星のブランコ 

閑人帳


●5億円を突破・・尖閣諸島購入賛同寄付金

 東京都が尖閣諸島を地主から購入すると発表したのが先月下旬、同時に、一般人からの寄付も募ると、口座番号を公表したのが、GW直前の4月27日。今までいくら集まったのかと気になって、都庁のHPを覗いたら、5月11日現在で約5億円になっていました。件数は約3万7千件です。


半月でこれだけだから、10億達成は確実です。駄目男もスズメの涙ほどのお金を振り込みましたが、一件当たりの金額が1万3千円程度と、さほど多くないのは、企業や団体より一般個人からの寄付が大多数だからと考えられます。また、昨年の東日本大震災で、庶民も「寄付慣れ」して、割合、気軽に応じたかもしれないと想像しています。


ところで、購入金額は一体いくらになるのでせうか。10億円? 100億円? 1000億円? 交渉中だから分かりませんが、東京都庁の予算で買うという前提なら、1000億円はあり得ないでせう。駄目男の、根拠のない推定額(単なるカン)は、30億〜100億円です。 仮に、寄付金が20億円集まり、購入額が50億円だとしたら、寄付金は半分近くを占めるのですから、ものすごく価値ある寄付になります。東京都の負担が大巾に減ります。寄付した人や企業の数が10万人を越えれば、これも一握りの物好きな人間の偏向的行動とは言えないでせう。


とはいえ、日本人の99,9%は知らん顔するのですから「民意」とまでは言えない。石原嫌いの人はゼッタイ寄付しないし、日教組の皆さん方、「平和と人権」運動を愛する方々、民主党支持者が寄付することは考えられない。むしろ、寄付した人を「アホちゃうか」と軽蔑のマナコで見るはずです。


石原知事の記者会見の動画を見ると、その言動、橋下市長とあんまり変わらへんがな、と思うくらいの乱暴さで、記者諸氏は相当ストレスを感じてるでせう。それでも都民の多くが支持しているのは、独断や偏見多々ながら、バックボーンになる人生経験や一般教養において橋下サンのそれと大差があるからだと、これも勝手に想像しています。


■寄付に関する東京都のHP情報
http://www.chijihon.metro.tokyo.jp/senkaku.htm


■石原知事の記者会見の動画(削除される場合あり 画像ピンぼけ)
http://www.youtube.com/watch?v=2oxoHcClEbE

閑人帳


●「団菊祭五月大歌舞伎」鑑賞  〜松竹座〜

 団十郎と菊五郎が主役を勤めるので「団菊」今回観た夜の部は「絵本太功記」「高坏」「ゆうれい貸屋」の三本立て。のべ約4時間と、これくらいの長さで十分、やたら長いのは老骨にこたえるようになりました。


■絵本太功記(尼崎閑居の段)
 団菊が顔をそろえるのはこの「絵本」だけで、これに海老蔵が加わって、人気者そろい踏みという芝居です。題名から、太閤=秀吉が主役の芝居に思えますが、実は明智光秀が主役。団十郎が演じます。筋書きは、よくも、こんなええ加減な話をこさえたもんやなあ、とフツーの人はいらつくはずですが、ほら、アタマに「絵本」がついてるやおまへんか。いや、絵本のほうがリアルかもしれまへんけど。


■高坏
 狂言仕立ての舞踊モノ。大名に高坏を買ってこいと命じられた次郎冠者(海老蔵)高坏ってなんじゃらほい、どんなものか分からず、高足(下駄)を売りつけられて高坏と思い込み、おまけに預かった酒を飲み干してへべれけ・・。最後は下駄でタップダンスを踊るというドタバタコミック。
 海老蔵はボケ役(アホ役)が上達中という感じで、二枚目なのに、舞台に出てきただけで笑いを取れるくらい。ひょーきんに磨きがかかってきました。バックの、フルメンバーの長唄囃子を聴いてるだけでも気分爽快になります。


■ゆうれい貸屋
 山本周五郎原作のコメディ。なまけものの職人(三津五郎)がふとした縁で元芸者の幽霊(時蔵)と昵懇になり、労せず金儲けしようと幽霊のレンタルショップをはじめるが・・・。庶民が主役の人情噺は周五郎ドラマの常套としても、こんな喜劇まで書いたのかしらん?(本公演は5月27日まで)


松竹座団菊 

閑人帳


●「週刊文春」拾い読み (5月17日号)

あなたは「橋下徹総理」を支持しますか 〜メルマガ読者アンケート〜

 週刊文春が4月下旬に同誌のメルマガ読者に対して行ったアンケート結果の記事。無作為に選ばれた回答者の数字では無く、政治に関心のある人が自発的に回答を寄せた結果の数字である。また、今まで橋下徹氏に批判的なスタンスをとってきた「文春」によるアンケートなので、リアリティは高い。さらに、回答者の多くが長文の意見を添えて、自分の考え、判断の根拠を具体的に述べている。


さて、総回答数587のうち、橋下総理の実現を支持すると答えたのは370人、63%だった。不支持は37%。地域による差違は大きく、大阪では実に72,4%が支持すると答えた。兵庫や京都でも67〜77%が支持している。この地域差はメディアへの登場の頻度が、関西で大きいせいもある。
 年代別では、20〜40歳までは、ほぼ70%、60歳台でも54%、70歳台で41%と、ほぼ全ての世代で支持されている。


橋下総理の実現を支持する理由は何か。
 要約すれば、決断と実行力。今の政党、政治家のだらしなさにはもううんざり。問題を提起し、実行、解決に突撃する。そのためには、多少の独裁的手法は許す。とにかく、今のままでは、日本は「終わってしまう」なんとかしてくれそうなのは橋下しかいない・・。


では、不支持の理由は? 上記のさかさまで、独裁的考え、手法による暴走が恐ろしい。そもそも何を考えているのか分からない。ヘタすれば、横山ノックの二の舞になりかねない・・。


ほかに、識者の支持、不支持論が13編あり、これも長文の意見が掲載されている。支持するのは、竹中平蔵、堺屋太一、佐藤優、田原総一郎氏など。不支持は、香山リカ、小林よしのり、保阪正康、池田信夫氏など。


では、駄目男の判断はどうなのか。先の大阪市長選挙では支持しなかったのですが、その後のいろいろな問題提起、言動の経過を見て、ただ今のところ、支持するキモチ40%、支持しないキモチ60%くらいであります。今後の成り行きで、50−50、60−40になるかもしれないが、逆に、30−70とかになることもある。まだ分からない。


支持の理由は、ほかに彼のようなキャラクターの政治家がいないからという、やや消極的判断によります。不支持の理由は「何を考えてるのか、分からない」からであります。恐らく、ご本人も「俺はどっちの方向に進んでるのか分からない」のではないでせうか。今はとにかくバンバン花火を打ち上げて見物人を喜ばせている段階です。一つ、救いになるのは、彼自身が選んだにしても、堺屋太一氏はじめ、ご意見番役やブレーキ役になれる人材が取り巻いている。これは大きなプラス材料です。


このアンケートの問いは「橋下総理」の是非で、大阪市長としての期待や評価ではありません。仮定ではあるけれど、日本のリーダーにふさわしいか否かが問われている。それを考えたら、決断と実行力に対する期待だけでマル印をつけるのは安易にすぎるのではと思うのであります。


週刊文春 


文春


犬町・猫町情報


●東奔西走、ここまでやるか・・村上野道クラブ TF子さん

 ヤマメさんの主宰する「村上野道クラブ」には元気人がたくさんいますが、TF子さんのすごい馬力は脱帽ものです。クラブの五月号会報に掲載されたレポート「京都を宿に4県を巡る」を略記すると・・。


3月31日・・新潟空港〜伊丹〜京都泊
4月01日・・湖西線の安曇川駅からバスに1時間も乗って敦賀の野坂岳(914m)へ向かうも、悪天候の上、自分の装備が悪くて叶わず、麓の少年自然の家から引き返す。
4月02日・・晴天。六甲山系の摩耶山(702m)へ三宮駅から歩いて往復。 
4月03日・・熊野古道伊勢路ツアーに参加。三重県尾鷲市に近い始神(ハジカミ)峠周辺を約3時間歩く。
4月04日・・京都発の高速バスで鳴門の渦潮見物に出かける。
4月05日・・大阪府摂津市の友人宅へ寄ったあと、新潟へもどる。

(駄目男 注記)4月1日の安曇川駅〜野坂岳記述は、たぶん記憶違いで、安曇川駅から野坂岳へのルートはありません。少年自然の家は、敦賀の南西、小浜線粟野駅から近い。


京都を拠点に、福井県、兵庫県、三重県、徳島県の4県をすべて日帰りプランでお出かけでした。熊野古道伊勢路は乗り物だけで往復10時間はかかると思うので、早朝出発、深夜帰宅、そして明くる日は徳島へ・・。たまらん行動力であります。 しかし、ご本人は「無理してる」の自覚はなさそうなところが、またスゴイ。
 村上野道クラブの会員は「大栗田十里」ウオークで鍛えられてる人が多いから、TF子さんも、スタミナには自信たっぷりなのでせう。 脱帽。


参考情報・・・
■敦賀・野坂岳
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-100728.html

■摩耶山
http://fumikai.cocolog-nifty.com/blog/2011/10/post-d7d5.html

■熊野古道伊勢路
http://www.kumadoco.net/kodo/course/04/index.html

■鳴門の渦潮観光
http://www.uzunomichi.jp/


■■ヤマメさんのブログ「村上の野歩」 
http://sa4410.at.webry.info/
 


村上野道クラブの会報
野道クラブ会報 

大阪日暮綴


●浅香山つつじまつり

 近くなのに行ったことがなかった「つつじの通り抜け」公園。堺市の北端、大和川に沿った浄水場の土手に、古いのは樹齢70年という古木も交えて、約2000本のツツジが植えられています。土手の長さは数百mあるでせうか。斜面に積み上げたような植え方なので、見た目にボリュウム感があります。


今年から、敷地が再整備されて、常時公開の公園になったので、オフの季節でも遊歩道として利用でき、近隣の散歩ファンには楽しみがふえました。ヨソ者が行く場合、最寄りの駅は、JR阪和線の浅香駅、または南海高野線の浅香山駅。いずれも徒歩10分くらい、大和川左岸にでれば簡単に行けます。 天気が良かったので、たくさんの人出でしたが、電車での訪問者は少なく、ほとんどは地元堺市民みたいです。公園としてもまだ整備完了ではないみたいですが、将来は桜の「造幣局の通り抜け」に匹敵する、つつじの「浅香山の通り抜け」として人気盛り上がってほしいですね。(5月5日)


つつじ 


つつじ 


つつじ 


浅香山つつじ 

閑人帳


●ふふふ「麩らすく」やて・・考えますなあ

 先日、Nさん宅を訪問したときに頂戴した「麩らすく」というお菓子。食材のなかでは最もジミな部類と思われる麩を、パンパカパ〜ン!スイーツの仲間にした商品であります。商売とはいえ、よう考えますなあ。


伝統を守るだけで無く、新発想のお菓子もどんどん開発しようと、京都のTAWAWAというメーカーが売り出しています。麩は既存の材料ですが、これを焼いてラスク風の菓子に仕立て、いわゆる「付加価値」をつけて高い値段で売ろうという魂胆であります。お洒落なショーケースに飾られることなど無かった麩がこんなに出世?して・・ちょっと恥ずかしがってるかも知れません。


さぞかし、幾多の失敗を繰り返してのデビューでせうが、ラスクよりきめ細かい食感と控えめな甘さが今ふうというか、これを嫌いという女性はいないでせう。しかし、貧乏性、駄目男が食すると「たかが麩やのに、ようこんな高い値段で売るなあ」と、コストパフォーマンスからツッコミを入れたくなるのでした。飲み物は緑茶より紅茶が似合うという感じです。


■麩ラスクの案内HP
http://www.kyo-tawawa.co.jp/sweets-gift/fufufu/index.html


麩ラスク 


ラスク

犬町・猫町情報


●ネパールは美男美女の国   by   〜猫町ニャー〜

 今年3月、ネパールを旅した猫町ニャーさんにレポートを寄せていただきました。首都から離れた小さな村の暮らしの一端がうかがえます。

 
「ネパールで一番幸せなのは牛や犬ではないか。カトマンドゥの郊外に行くと道路端で草を食んだり寝そべったりしている。当然繋がれたりはしていないし、のんびりと道を横断したりもしている。犬も同様である。
 今回の旅の一番の目的はポカラ近郊アスタム村にある「はなのいえ」に滞 在する事です。「はなのいえ」は山岳ジープで40分ほど登る山の上にあるすべてがエコの宿で農園で取れた野菜や水牛のバター、チーズなどで滋味あふれた食事を味わえます。室内の清掃には酢や重曹、天然石鹸が用いられている位徹底している。何百年か後この建物が朽ち果てる事があってもすべて土に帰る・・・と。


宿は高所のせいか、それとも郊外はすべてそうなのかわからないが、電気が通じるのは大抵夜8時半以降、よって夕食は蜜蝋のロウソクの灯り。大きな暖炉がありお酒をいただきながら夕食を待ちます。コテージのテラスからはマチャプチャレ、アンナプルナ連峰が一望。手前の低山は裾野から頂上付近まで棚田が出来ている山が多い。収穫の時は背負い籠で運ぶのだろう。


カトマンドゥの街はバイクと車が溢れている。バイクに到っては細い生活道路まで入り込むのでうかうか歩いていられない。インド系の人が多いせいか彫が深く美男美女が多い。綺麗にお化粧した若い女性など日本の芸能界にポンと入れそうな位である。郊外でよく見かけた風景は店先や家の前で数人がのんびり話し込んでいる様子です。ネパール時間の過ごし方でしょう。村々を歩くと茅葺の小さな家も多く大風が吹いたら吹き飛ばされそうである。まだまだ貧しい国であるがナマスティと手を合わせるとニコニコと笑顔が返り子供達はとても人懐っこい。


今回の旅をして日々を安心して暮らせる幸せや本当に必要な物は何か?
経済が行き詰まった今、ちょっと立ち止まり生き方を考える。そんな事を考え教わったような旅でした」 

 
こんな棚田がたくさんある。収穫のときの苦労がうかがえる。
ネパールの旅 佐藤さん 

郊外ではこのスタイルで運搬
ネパール 

自転車やオートバイには信じられないほどの果実や卵が乗っている。
ネパール 

カトマンド市内の電信柱。市内でも突然5分くらいの停電になるのは当たり前。
ネパール 


●追伸
 
ネパールの旅について、埼玉の saikoroat さんから、旧野道ネットワークのIJさん(千葉県)も学校建設の志があって、何度もネパールへ行かれてるとの連絡を頂きましたので、ブログを紹介します。ネパールの日常生活の写真がたくさん掲載されてます。


■JUNJUNの ネパール探訪
http://blog.goo.ne.jp/junjun21gm1946/

読書と音楽の愉しみ


●今年も盛況・・高槻ジャズストリート 2012

 先週はびわ湖ホールの音楽祭、ラ・フォル・ジュルネを紹介しましたが、規模や動員数においては、高槻のジャズストリートこそ本当の「熱狂の日」音楽祭でせう。606団体、3000人のミュージシャンが集い、10万人の聴衆を動員するというのだから、ギネス記録とは言わないまでも、日本有数のビッグな音楽イベントではないでせうか。
 ・・と、持ち上げながら、今回は4グループしか聴けなかったのだから、エラソーなこと言えません。しかし、一日中つきあう元気が無いことも本当で、ま、こんなとこでええかと。

■ザ・ニューウエーブ ジャズオーケストラ
 JR高槻駅の東に新しくできた関西大学のキャンパス、その学生食堂を会場にして、演奏するこのバンドは大阪大学の学生16名によるビッグバンドです。なんでも、カウントベイシーのスタイルを踏襲するのがウリだそうですが、学生バンドなのになんだか「保守反動」みたいで笑ってしまいそう。

しかし、まあ皆さんの腕達者なこと、感心しました。達者といえば、今年一月だったか、大阪大学交響楽団の演奏を聴いて、上手いのに感心したばかり。クラシックとジャズの違いはあるけど、両方ともプロみたいな音を出す。それはいいけど、これって部活でせうが。で、今度も「あんたら、勉強してんのか〜」と余計な一言を言いたくなるのでした。


■ジャズスペース オデッセイ
 46箇所もの会場には、当然、ピンとキリがありまして、このバンドの会場は気の毒にキリ、サイテーでした。商店街の中の更地にベニヤ板を敷いてテントをかけただけの、西成的スペース。遠路横浜から来たバンドですが、「おたくの会場はここです」と案内されたときはガクゼンとしたでせう。しかも演奏したら両隣の民家には大騒音迷惑必定。喧嘩せんといてや〜。

 メンバーは、サックス2本、キーボード、ベース、ドラムという構成ですが、これで何を聴いてほしいのか、いまいち分からないのがもどかしい。これでメシを食うのは大変やなあというのが率直な感想。


■ぼてQ
 大阪人はすぐに「ぼてじゅう」をイメージしてしまうけど、関係あるのかな。ないでせうね、たぶん。コテコテのエレキバンドで、ついさっきまで、カビくさい部屋に引きこもってたようなにいちゃんが・・ややや、パシッとメリハリのきいたサウンドを聴かせてくれるではありませんか。ちょっとミキサーをいじりすぎて音が歪んでるところもあるけど、腕はなかなかのもの。ほぼオリジナル曲だけを演奏しているとのことで、なにか一曲でもブレイクしたらええのになあ、と応援したくなります。
 昔々、1970年ごろ?・・三棚、いや「サンタナ」というラテンロックのバンドがあって、好きでしたねえ。ふる〜〜〜。


■スガ部
 このしょぼい名前、なんとかなりまへんか〜。名前がしょぼいと演奏までしょぼく聞こえてしまいますがな。神戸で活動する社会人のビッグバンドで、ビッグを通り越して22人もの大所帯、トランペットが7人もいる。
 曲は「スターダスト」など、スタンダードばかり。さすがにPAは使わず、ナマ音で演奏しますが、ビルの空調騒音と折からの強い風の音で演奏音がマスキングされてしまい、さっぱり迫力が無い。楽しくない。・・で、お客さんはパラパラと席を立ち、なんとなくシラけてくるのでありました。


なにしろ、参加606団体。こんなふうに玉石混淆なところもまた音楽祭のおもしろさです。ヘタでも一所懸命の姿を見て、次は上手になって登場しいやと応援したくなります。今年は宇崎竜童や中本マリ、スコット・ハミルトンといった有名人も登場するそうですが、そんな公演は席取りがたいへんみたい。1時間も前から並んで・・は、自分にはできない。


64ぺーじもある、無料配布のパンフには公演情報のほかに、昨年度の収支報告も掲載されていて、昨年は売り上げ2362万円、黒字223万円とあります。運営のほとんどをボランティア活動に頼るとしても、すごい立派な数字です。もし、お役所の企画なら、ン千万円の赤字でせう。この企画力や実績、金力より人力での運営のノウハウは、もう他の町に売り込めるくらいの、中身の濃いソフトになってるのでは、と思います。事務局、ボランティアの皆さんに感謝!(5月3日)


■高槻ジャズストのHP  
http://www.0726.info/%e3%82%b8%e3%83%a3%e3%82%ba%e3%82%b9%e3%83%88%e3%81%a3%e3%81%a6%ef%bc%9f/

JR高槻駅から関大キャンパスへの長いデッキ
高槻ジャズ 


ジャズスペース オデッセイ(芥川商店街の空き地)
高槻


ぼてQ(西武百貨店玄関)
高槻



スガ部(松阪屋百貨店屋上)
高槻 

読書と音楽の愉しみ


●適菜 収著「ニーチェの警鐘」を読む

 お目当ての本を買うとき、ふと書棚で目についた別の本も買ってしまうって、よくありますが、これもその「ついで買い」の一冊。哲学者が偉大な哲学者の思想や業績を解説した難解な本を買うハズがないけど、安直な新書版だとつい手にとってしまう。まんまとハメられているのであります。


著者、適菜センセイは本書で何を伝えたいのか。ニーチェが100年以上前に想定した未来社会が、いま、日本や諸外国で現実になりつつある。民主主義の定着〜選挙制度による大衆の権力増大〜人間の資質の劣化。要するに、総理大臣からシモジモ一般大衆まで、バカが増えている・・。こういうことを言いたいのであります。権利や富の平等化が進んで大衆が社会の主役になるのは是としても、主役の大衆のクオリティが劣化しているために社会が不安定になっていると。


で、著者は個人名を挙げてコテンパンにくさすのであります。そこまで言って委員会、とこちらが心配するほどでありますが、モメても知りませんからね。同業の哲学者、教授、はては先般亡くなった吉本隆明までぼろくそであります。大衆がバカなのは自明であるが、上に立つインテリまでがこの体たらくだと。なんだか、著者以外、この世にはバカしかいないような書きぶりであります。


本書の大きなテーマは社会で多数を占める「B層」の問題です。ある広告会社が選挙に際して研究した階層分析で、一部のエリートをA層、大多数がB層、ほかにC、D層という少数層もありますが、選挙に勝つためにはB層の票をいかに多く獲得するかが大事です。これを研究、実践して大勝利をおさめたのが小泉純一郎元総理でした。逆に言えば、有権者の多くは、まんまと彼らの戦略に取り込まれてしまったのでした。


B層の人って、どんなん? 著者曰くは、もちろんバカの類いでありますが、151ページには、こんな文もあります。(以下引用)

 「B層は単なるバカではありません。むしろ、新聞を丹念に読み、テレビニュースを見て、自分は合理的で理性的な判断を下していると信じています。そして、騙されても決して反省せず、自己正当化のあげく、永遠に騙されていくのです。小泉郵政選挙に騙され、民主党マニフェスト詐欺に騙され、この先も、「改革」「革命」「維新」を声高に唱えるようなB層政党やB層政治家に死ぬまで騙され続けるのでしょう」(引用終わり)


小泉自民党に一票を投じ、もう飽きたと次は民主党を支持し、これも裏切られたと、ただいまはハシモト閣下の言動に共感を覚えている・・著者がいう模範的なB層人間の像です。しかも、自分では常識を備えたわけ知りだと勘違いしている。100年以上昔、今に比べれば、ずっと明快な階級社会であった時点で、このような、来たるべき大衆社会を危惧していたニーチェのスゴイ先見の明にビックリです。


ニーチェは、キリスト教普及の原理はルサンチマンと同情だと論じたそうでありますが、そういう概念をもつ人で構成される社会が最良の社会か否か。そもそも、キリストとキリスト教会は別物だろ?と基本のキから疑ってる。それを言えば、仏教だって、お釈迦様の教え=今の日本の仏教の教えとは言えない。それぞれの宗派による解釈仏教というのが、たぶん正しい。(ルサンチマン=弱者の怒り、怨念)


世はゴールデンウイークというのに、何処へ行くというアテもなく、なんでこんな自分の馬鹿さを再認識させられる本を読まなあかんねん。おまけに新聞開いたら「阪神4連敗」やて。おいこら、新井なんか引っ込めて金本を4番にせんかい。毎日毎日むかつくで、ほんま、ブツブツ・・。小市民、駄目男においては、ルサンチマンまでかようにセコイのであります。(講談社+α新書 2012年4月発行)


■ニーチェのプロフィール
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%89%E3%83%AA%E3%83%92%E3%83%BB%E3%83%8B%E3%83%BC%E3%83%81%E3%82%A7


ニーチェ    
 

閑人帳


●半畳雑木林・・デビューが続きます

 発芽率は5割を越えるかもしれない。この2〜3日で新たに芽を出したのは、公園や里山で主役を張ってる木です。ふだん、成木の姿しか知らない者にとっては、生まれたての赤ちゃんを見る思いで、あの大木のモトはこんなんだったのかと、とても新鮮に映ります。1万円のデジカメでマクロ撮影すると、ピントが合いにくくて難儀しますけど。


どんぐりでお馴染みのシラカシ。地味な色で登場です。
シラカシ


長居植物園の池のほとりでドッカと構える大木、クヌギの子です。
クヌギ


大阪市西区の土佐稲荷神社境内で拾ったクスノキ。身長2cmくらい。
クスノキ


先週、アップしたこの画像の芽はなに?
ネムノキ


答えはネムノキです。一週間でこんなに成長しました。
ネムノキ



不明木・・拾った実(タネ)の中には、樹種が不明なものもあります。名札のついた木の下で拾えば、大方名前が分かりますが、高いところから風で飛ばされたりすると、親元から遠く離れた場所で拾うことになり、元々、知識がないから何の木か分からない。で、とりあえず埋めておくか、となります。埋めるとすぐ形も拾った場所も忘れてしまいます。この逆U字形の芽だし場面、ネムノキと同じに見えるけど、果たしてナニ? (5月2日 撮影)
不明木

読書と音楽の愉しみ


●ラ・フォル・ジュルネ・・びわ湖ホール版

 クラシック音楽を気楽に楽しんでもらおうと、無料を含む、30分〜60分程度の短いプログラムをたくさん並べて行われる音楽祭。びわ湖ホールでは3回目、ほかに金沢や新潟でも開催されました。舌を噛みそうなカタカナの名称はフランス語で「熱狂の日」の意味だそうです。フランスが発祥だから、この名前なんでせう。


自分の目的は、びわ湖ホールってどんなん?の興味でチケットを買ったのですが、何しろ、気づいたのが遅すぎて、1800席の最後の3枚のうちの一枚を買ったら、3階席のどん詰まり、サイテーの席でした。(1500円)
   プログラムは、ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番とチャイコフスキー「くるみ割人形」からの抜粋、計50分くらいの演奏時間です。ピアノはベレゾフスキー、オケは「ウラルフィルハーモニー」というロシア圏のオケでした。 演奏は良かったけど、やはり、こんな天井桟敷席で聴くと、舞台との距離の遠さが感興を妨げること大です。なんか、ず〜っと向こうの方で鳴ってます、の感じ。定員がわずか100人少ないだけのザ・シンフォニーホールでは感じない「遠さ」です。ま、慣れの問題かも知れませんが。


地元新聞によると、動員人数はのべ3万人になるとかで、まずは成功した企画と言えます。いつぞや、大津市の悪口を書いたけど、びわ湖ホールが無ければ、文化発信事業は皆無の町。(ただし、ホールは県立です)大津市民以外の人も熱狂するような企画で続けてほしいと願っています。(4月29日)


びわこホール。手前が大ホール、向こうが中ホール
びわこ 


びわこ 


メインロビーでの無料コンサート
びわこ音楽祭


大ホールのロビー。
びわこ 終わり


ホールはびわ湖岸に面していて、最高のロケーション
びわこ 

閑人帳


●誰が買うのか?・・黒い歯ブラシ、黒いハミガキ

 誰が買うのか、って駄目男が買ってるので「?」は不要であります。商品陳列棚で目立つためには、敢えて常識外の特色をつくってアピールする。歯ブラシはともかく、ハミガキも黒とはなあ・・。


両方とも、とりあえずは清潔感を表すカラーにするのが常識で、白色が基本になります。歯ブラシの柄は昔からカラフルになってるけど、ブラシが黒というのは、企画段階でかなりもめたのではないでせうか。なぜ黒なのか、と問われて、目立ちたいから、という以外に説得力のある答えが見つからない。


黒いハミガキというのも、社内でもめたでせうね。誰もが想像するのがイカスミを食べたときの場面。歯磨きの場面であんな感じになるのか? そんなもん、売れへんで! 10人中9人が反対しそうな気がします。しかし、最後はえらいさん、企画部長とか社長さんがヤケクソで、いいえ、慎重に考えてGOのハンコを押したのでせう。


黒いハミガキは研磨剤に木炭を使ってるから黒い。それで名前も「スミガキ」と、やや苦しいシャレで名付けた。これで、ちょびっとは納得してもらえませんか、な感じ。このネーミングでももめたかも知れません。
 実際に使ってみると、泡がまざるので口の中ではナチュラルグレーくらいになります。真っ黒ではない。これでイカスミのイメージからかなり救われます。芳香剤の香りがきつすぎるかなと思うけど、個人の好みの範疇かも。


黒い歯ブラシは、同価格の極細ブラシ商品と比べて、耐久性でやや勝るかな、と思って使っている。黒いハミガキは単に好奇心で買っただけ。いずれも他社製品との差違化がとても難しい商品で、電動歯ブラシというライバルもあり、メーカーの皆さん、一歩抜け出すためのアイデアに苦労していると察します。黒い歯ブラシと黒いハミガキがコラボしてなんかアイデアを・・駄目男の空脳では、な〜んも浮かびませんです。


余談ながら、歯ブラシの生産量は大阪府八尾市が日本一で、40%のシェアを占めています。黒い歯ブラシも八尾産です。


■歯ブラシは(株)ジャックスの商品
■歯磨きは(株)日本ゼトック 製造 小林製薬(株)販売
http://www.kobayashi.co.jp/seihin/smg/


黒いハミガキ399円  黒い歯ブラシ178円(スギ薬局)
 黒いハミガキ 
  

閑人帳


●三橋貴明著「コレキヨの恋文」を読む


コレキヨ本 

 表紙を見ると、なんだか少女小説かコミックかと思ってしまいそうな本。これが実は経済解説本でありまして、マクロ経済やデフレ対策について三橋センセイが、これ以上やさしく書けない、というくらいソフトな語り口で説明しています。しかし、三橋センセイは情緒纏綿たる文章を書く才能がないと自ら認めているゆえ、小説調の文はさかき漣という作家が書いています。


表紙のイラストの主人公、霧島さくら子、なんと日本の総理大臣であらせられるので笑ってしまいます。そして、もう一人の主役がコレキヨこと高橋是清、戦前に何度も大蔵大臣を務めて国家財政の運営に取り組んだ苦労人です。フツーの経済解説書として発行すれば、一部の人しか関心を持たないので、小説仕立てにして、より多くの人の興味を引こうという作戦です。筋書きは、三十代のさくら子総理がタイムスリップしてコレキヨさんに国家経済の運営を学ぶという話になっています。


いま、野田政権は消費税増税を実現するべく必死のパッチで推し進めていますが、本書はこれに真っ向から反対する立場で書かれた本といってもいい。長期のデフレが続く時点で増税すれば、税収が増えるどころか、逆に減って国家財政はますます苦しくなると、反対しています。その理屈を専門用語を使わず、平易に語るところが特色です。また、国家の経済を家庭の経済(家計)と同じ概念で判断してはいけないというのも重要なテーマです。


・・と、三橋センセイも苦労して持論を啓蒙しているのでありますが、今日明日の暮らしにしか関心のない大多数の人は見向きもしないでせう。しかし、こんな地味な努力の積み重ねが功を奏していることも事実で、政府が消費税増税を打ち出したとき、マスコミはすべてが賛意を表し、朝日新聞なんか今でも増税推進一辺倒の姿勢のままです。(その一方で、新聞は非課税にするよう財務省に陳情している。オイオイ)また、当時は、世論の7割くらいは増税やむなしと、賛成の意を表したものです。


ところが、今や増税に賛成の人は5割くらいまで減少した。マスコミが増税賛成を唱え、民主党、自民党双方が増税論を推進しているのに、この変わりようです。この変化は、ネットを主にした反対論者の主張がジワジワ効果を挙げているためだと思われます。これはTPP問題についても言えます。 いまや歴史上の人物になった高橋是清まで引っ張りだしての啓蒙本、三橋センセイも苦労が好きなんですねえ。(2012年4月 小学館発行)


■三橋貴明氏のブログ「新世界のビッグブラザーへ」
政治、経済問題では人気ナンバーワンのブログで、一日数万人のアクセスがあります。これを読んで経済問題に開眼した人が多い。
http://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-11233722192.html

テーマ : 政治・経済・時事問題
ジャンル : 政治・経済

閑人帳


●半畳雑木林・・発芽二番手は「モッコク」でした

 住之江公園で拾ったツバキ科の木。容れ物がなくて、80g入りヨーグルトの容器に埋めておいたら芽がでました。誕生早々、ウサギ小屋暮らし。もうすぐ植木鉢に引っ越しますからね。

モッコク2 
 
続いて、三番手はこれ。何の木か、これじゃ通でも分からないでせう。
ネムノキ
 

閑人帳


●尖閣諸島 買い上げ問題
 
朝日新聞の石原発言に対する批判記事(社説)

 4月22日の「閑人帳」で、駄目男は石原知事の発言を支持すると述べましたが、むろん、反対論も多い。新聞社説で石原発言を明快に批判したのは朝日と毎日と共同通信。ここでは朝日の論を引用します。社説を読む人は少ないと思うので、おさらいのつもりで。

ここから引用・・・


■尖閣買い上げ―石原発言は無責任だ・・・朝日新聞・社説 [04/18]
 
 石原慎太郎・東京都知事がきのう、米・ワシントンで、沖縄県の尖閣諸島を都が購入する計画だと明らかにした。日本の領土なのに、中国が領有権を主張している島々だ。知事は「東京が尖閣諸島を守る」と語った。中国に四の五の文句など言わせるものか、という態度である。こんな知事発言に、インターネット上では拍手を送る書き込みがあふれている。

 確かに、知事の発言には本人をはじめ、中国の対応を不快に思ってきた人々の留飲を下げる効果はあるだろう。だが本来、政治家の仕事は複雑に絡み合った懸案を、一つひとつ丁寧に解決していくことだ。それに、そもそもこれは東京都の仕事ではないはずだ。知事は「島々を舞台にしてさまざまな施策を展開する」という。けれど、日本人が上陸しただけで反発してくる中国 のことだ。問題はいっそうこじれるだろう。

 そうなった時、首都とはいえ自治体の長の石原氏に、領土が絡む問題を解決する手だてはない。政府の外交に悪影響を与えることを承知で大風呂敷を広げるのは、無責任としかいいようがない。

 尖閣諸島といえば、一昨年9月、中国の漁船が日本の巡視船に衝突してきた事件があった。この3月に、双方の政府が周辺海域の無人島に新たな名前をつけてからは、中国の監視船などが領海侵入といった挑発的な活動を続けている。
 さらに、石原発言を受けて、中国国内では、政府に強硬な対応を求めるネット世論が噴出している。私たちは、こうした中国側の対応にも自制を求める。日中両国民がお互いに批判しあって、何か得るものがあるのか。

 体制が変わったばかりの北朝鮮への対応でも、日本と中国との連携は欠かせない。国交正常化40年を迎える隣国同士でもある。こうした両国の関係を、石原氏はどう考えているのか。そもそも、都民の税金を使って島を買うことの説明がつくかも疑問だ。都議会に予算案を提出するというが、そう簡単に理解が得られるとは思えない。

 石原氏には、新党構想が取りざたされている。その折から、税金を使って選挙向けのパフォーマンスをしているようにも見える。藤村官房長官はきのうの記者会見で、国が購入する可能性を否定しなかった。東京都よりも外交を担当する政府が所有する方が、まだ理にかなっている。
 

ソース : 朝日 2012年4月18日(水)付
http://www.asahi.com/paper/editorial20120418.html


ヨレヨレの政府に難儀な宿題がまた一つ増えました。長年、朝日新聞を購読し、朝日の思想に洗脳されてる 人は、おおむねこの社説に賛同するのでは、と察しますが、いかがでせうか。

ア・ラ・カルト



●山並みくっきり・・・若草山の眺望

 おつきあいで若草山へ。桜が散って、一気に緑へ衣替えの季節。花見とGWのはざまの土曜日だったせいか、奈良は観光客が少なくて拍子抜けするくらいの閑散ぶりでした。 山頂からの眺めがこんなにクリアなのは初体験。写真の山は、金剛、葛城山系ですが、その後ろに紀泉山脈もくっきり見えています。南は高野山からさらに遠く大峰のスカイライン、北は北摂山系から比叡山、比良の稜線まできれいに見えました。標高340mを侮ってはイケマセン。春は黄砂で視界が悪い日が多い中、ラッキーでした。


おすすめのコースは、近鉄・JR奈良駅〜猿沢池〜大乗院庭園〜高畑・志賀直哉旧邸〜ささやきの小径〜春日大社〜若草山〜同山頂〜春日山原生林遊歩道〜春日大社〜奈良駅。距離8〜9キロ。標高差は約220mあります。若草山は入山料150円が必要です。


若草山

たまには外メシ


●姐さんたちのふらめんこ

 昨年の5月、帝塚山音楽祭を見物したさいに見たのが地元のフラメンコ教室の生徒さんのダンス。そのオーナーがミナミでレストランも経営、フラメンコのライブをやってると分かったので出かけました。


世界中のゲージツ、ゲイノウ、なんでもコピーして、それなりのレベルに達すること、日本人の得意技でありますが、いや、ほんまに器用やなあと感心するばかりです。クラシック・バレー、社交ダンスからハワイのフラダンス、スペインのフラメンコまで、ちゃんとプロがいて、中には国際的に評価されるダンサーまでいる。こんなの日本だけでせう。さらにエスカレートして「タカラヅカ」なんて、世界中オンリーワンのショーまで創造してしまった。


ドイツ人のフラダンスチームとか、中国人のフラメンコダンサーなんて聞いたことないです。イギリス人が歌舞伎を演じたという話も聞いたことないけど、日本人の劇団がイギリスでシェイクスピア劇を演じることってありますよね。(ないか?)少なくとも、日本ではフツーに公演されている。
 賛否はともかく、ゲージツ、ゲイノウ分野のグローバル化では、日本が断トツでトップでせう。国境や民族の壁なんか、あって無きがごとし。


・・と、前置きが長くなりましたが、大阪で一軒しかないというライブハウスでのフラメンコ、ここまで出来るのかと、見応え、聴き応え十分でした。ジイサン、バアサンは元気もらえますよ。もっと人気が出て良さそうに思うけど、本業が教室の経営で、ライブはあまりチカラを入れてないのか、単に宣伝がヘタなのか。とにかく楽しいことは請け合いです。予算は、酒・料理・チャージ合わせて5000円〜くらい。(4月22日)


■ぐるなび「タブラオ・ミ・ヴィダ
http://r.gnavi.co.jp/k400800/


オードブルセット
フラメンコ 


フラメンコ

■昨年の帝塚山音楽祭のステージ写真
フラメンコ  

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